虚実のタイプ。違いが施術にもでてきます

施術をさせていただく際に、気づくことがあります。

筋膜をリリースするときに、
二つのタイプがあるのです。

(実証タイプ)と(虚証タイプ)です。


※ (実証タイプ)

筋膜が癒着をして血管やリンパ管を圧迫したり、
それにより経絡の流れを邪魔されているようなとき。
その状態を筋膜をリリースされたときに、
通行の邪魔をしなくなると。
速やかな改善がみられることがあります。

中医学的にいえば熱や湿熱に襲われている(実証タイプ)です。

 


※ (虚証タイプ)

上記に対して、その器官や組織そのものが弱っているタイプ。
そのときは水分や栄養素や気が不足する不足タイプ。

このときは筋膜をリリースしても、
すでに弱ってしまった組織の回復を待たなければなりません。

このような不足分から組織が弱っているときには、
すばやい改善を期待するよりも、
十分な期間をかけて焦らずに状態を底上げしていくことが大事になります。

中医学的にいえば水分や血や気などが不足して臓器等の組織も弱っている(虚証タイプ)です。

 


{注意}
実証か虚証かのタイプは、
大まかなところですが脈診などで読み取ることができます。
この虚実は一生涯の性質というわけではありません。
そのときの仕事・家族関係や人間関係・生活環境、年齢等で変わっていきますから、
チェックした時の状態を切り取ってみていると考えてください。
たまたまそのときが「虚証だったんだな」程度でいいでしょう。

 

施術をはじめて受けに来ていただけたお客様への言葉。

「つらい症状がありますね。
 ただこれからが、あらたな改善のための、スタートの一歩。
 一緒になってがんばっていこうじゃないですか!」

というとき。


「実証タイプ」と「虚証タイプ」の二手にわけて整理しています。

お客様の気持ちになり替われば、
できれば実証タイプで気や血の流れを停滞させる邪魔な部位を取り除いてスムースにしていくということとなればうれしいですよね。

ただ虚証タイプですでに臓器等の気や血・津液などが不足した状態であればそれらの状態回復を促進させるための援護射撃が施術の役割となります。

同じ筋膜リリースの施術をしていたとしても、
お客様の虚実のタイプの違いで、成果の出方が変わってくるのはそのような背景があります。

 

私の体質は虚証です。
あまりお客様のことを大変ですねといえるようなものではありません。。。
自分が虚証であるとわかっているから、
それに対応した生活をしようと工夫します。
そうすることで低空飛行からでも、
徐々に上向けるようにしています。


体調が悪いと感じたときに、
自分が

「実証タイプ」と「虚証タイプ」

のどちらかを調べていただくといいかもしれませんね。


その違いによって対処の仕方が違います。

私が筋膜リリースをするときにも、
実証タイプの方に対しては、基本的には体質を向上させようという、
血・気を停滞させる大関節の周囲のしこりをリリースをするなどは行いますが、
患部と考えられるところからダイレクトに探っていきます。

それに対して、
虚証タイプの方に対しては、基本的には体質を向上させようという、
血・気を停滞させる大関節の周囲のしこりをリリースをすることがメイン。
あとは呼吸器系の機能が最大限あがるように計算して、
その呼吸器と循環器のスムースな機能を取り戻すためのお手伝いをしています。
すると臓器等の栄養素等が不足して弱っていたところも改善していきます。
そのときを見計らって患部と考えられるところからダイレクトに探っていきます。

なのでだいぶ、手間が違ってくると思います。

 


虚証として弱っている臓器などにベン石の温熱器で熱を与えることが、
虚証タイプのお客様の改善度合いがスムースになるといいと願って、
いま、その視点でどう成果が出るかを観ています。

もちろん奇跡的な何かが起きるというほどのことではないのですが、
地道にしらべていき手ごたえがあるデータがえられるならば
お客様ご自身に、寝る時などに自分でなされるようお勧めできます。

施術を受けに来ていただけるのは、毎月お越しいただけるお客様も、
1年のうちに12回。
それ以外の日は、ご自身でがんばっておられるのです。
そのご自身でなさっておられるセルフケアにも、
質のいいものを取り入れていただけるきっかけになればと願っています。

ベン石の温熱器を使うことで、他者の頭部の顎関節周囲の関連筋を解けるように!(かなり画期的です^-^)

昨日、施術をする同業者の協力を得て、
ベン石の温熱器を利用した施術研究をおこないました。

以前、私が、自分自身に向けて顎関節部分をベン石の温熱器を利用してリリースを試みたことがあります。


2019年10月22日
ベン石の有用性研究の過程で顎関節の音、なくなりました! ^-^
http://bodywise-note.seesaa.net/article/471045923.html

頭蓋骨横解説.jpg

 

このときにりようしたベン石の温熱器は、以下の小ぶりな扱いやすい機種でした。

ベン石温熱器s.jpg


小ぶりなベン石の温熱器ではありましたが、
十分、顎関節のクラック音が非常に弱まり、
それが維持できるなどの成果を収めることができました。

 

そして昨日は同業の施術業をしている方への施術です。
その方も、日頃、ハードな仕事が立て続いているから、
心身ともにストレスを抱えています。

 

顎関節の問題がでるときは、多くは肉体的な疲労でとどまりません。
精神的なことにもかかわってきます。
仕事が急がす過ぎて気が休まらないとか
人間関係に課題を持つとか、
何らかの不安な思いがぬぐえなくて始終頭に思い浮かんでしまうなど。

 

そのような精神的ストレスとは、
顎関節のずれや痛み、または口を開けたときのクラック音で、爪痕を残すものです。


そういう期間が長引けば長引くほど、
広く顎関節異常の問題を引き起こす周辺の関連筋が、
まるで骨のように硬くなってしまいます。

その咬筋や側頭筋の頭蓋骨の骨膜への癒着部分は硬く委縮をして水分補給ができない組織部分が増えています。
するとそのような部位の筋肉群は、骨よりも硬さがでてしまうため、
自分で頭の筋肉のしこりをみても驚くほどわからないものです。


昨日は、以下の大きなサイズのベン石の温熱器を初めて他者への施術で使わせていただきました。

 

4つのベン石の温熱器.jpg

 


ただ、さすがメイドインチャイナといいますか、
4機を購入したうち、1機はすでに故障で電気が通電せず加熱不可になりました。

わずか、一時間の使用で故障。。。

 


今回は、この施術で2機を使って顎関節周囲を解くときに、
腹部のみぞおちとおへそあたりにもう2機を当てておく予定でした。


その計画が、もろくも敗れ去ったわけですが、
3機を活かしてどうにか顎関節周囲を広く考慮しながらリリースをしていきました。

 

ただ小鼻や鼻筋中ほどの横の部位に、
鼻腔をふさいでいる塊上のしこりがあったため、
この部位は大柄なベン石の温熱器によるリリースでは不適格で、
先日購入した、ヒスイの細く小さな棒状のツールで解きました。


おそらくこの部分のリリースが、
今回の顎関節周囲を含めてリリースをしたなかでは一番痛かったところでしょう。
鼻の横部分にある詰まりや塞ぎなどがあるピンポイントは、
繊細に刺激を点で通していかないと、解けづらい。


または解けません。。。

 

でも、この部分は受け手が思わず勝手に涙がこぼれ落ちるような痛みが出る場所。

 

頬骨から鼻の穴の間の部分が、ほぼほぼ急所といえるような場であり、
しこりの根がはびこるところでもあります。
それに鼻の通りも確実に狭めて悪くさせるのです。

その部分のリリースも、どうにか痛みを「ここはひとつ、こらえてもらって」無事に終わらせました。


それから顎関節が問題があるということは、
頭部の側頭筋や、首部分の斜角筋その他にも多くの部位に頭部にしこりを作って、
どうにかこうにかやっていっているという状況です。


新しきベン石温熱器 小画像.jpg

今回の顎関節周囲を解くために、上記のベン石の温熱器を用いました。


通常ならば頭部のしこりは頭蓋骨から皮膚層までが、
筋肉の厚みが薄くて、最もきつい痛みが出るところ。
その理由は、顎関節周囲の関連筋という、
数百キロも出せる噛む力を発揮させる筋肉が固まって動けなくなるということで、
そのゆがみが生じた頭部の現状は、

頭蓋骨のいくつものパーツとなる骨たちの位置もずらしていて固まっています。

 

 

そしてこめかみや頬の下部分や、耳の直上部位などは少し厚みがある筋肉部分では、
左右の頭部の筋肉の硬化部位がちぐはぐになっているところがみうけられます。


そのしこりができて頭部のゆがみが現れて、
現在に至る時系列的な症状の悪化から以前の問題なかったときの様子を、
その人の動きのパターンやお仕事などなど様々な問診で得られたことも参考にして推測します。


そのような考えなしに、手当たり次第に解くようなことをすると、
顎関節をリリースされて痛みが悪化したという状態になりますから注意が必要です。

 


以前もこの施術者の顎関節周りを解いたことはあったのですが、
元々が痛みが表情筋という繊細な神経が多数入り組んだのが顎関節部位でもあって、
強い圧をかけて解くことは、実質痛すぎてできなかったため、
存分にリリースをするまでにはいけておりませんでした。


それが、昨日のベン石の温熱器を2機、同時に使って顎関節周囲を解く施術では、
昨日は体全体を見る時間を設けずに、顎関節周囲を解くだけにした時間の使い方の割り切りもあったため、
今まで解きたかったと思える表情筋部分の硬化を作り出していたしこりを処理できました。

それで口を開けてもらうときに、
口が大きく開くにつれて下あごが左にそれていくという状態も改善できていました。


この施術を受けていただいた方は、
かなり痛みに弱いタイプです
この方が顎関節周囲に根深く入り込んだ癒着部を解くところまで、
ベン石の温熱器を利用したならばリリースに耐えられることができる。。。。
そこまで研究が進められました。
ならば、他のお客様にも、受けやすくなっていっているものでしょう。

 

以前に私のブログにちらっと書いたかもしれませんが、
頭部の筋肉は表情という巧みに感情を表現する繊細極まりない筋肉が揃えられている。
想像しやすいと思いますが顔の筋肉は痛みが感じられやすい場所なんですよね。

 

本格的に頭蓋骨の骨膜に骨化したしこりが癒着がすすでしまった場合には

強い刺激は避けるべきで、それ故に解きづらい部分であるといいましが、
半面、体の脚部や臀部や背中の筋肉などと比べれば、
その表情筋の断面自体、厚みは何十分の一程度です。


他の分厚い筋肉群が解けづらく奥のしこりが癒着を続けようとしているものがあっても、
頭部の薄手の筋肉たちは
十分に有効性ある緩めるアプローチを、短期間に繰り返すことができれば。。。

ここは確実に改善の成果を積み上げていける、
ラクルポイントでもあるわけです。


特に顎の咬筋やオデコや耳上の筋肉などが横に張り出しているようなときには、
そこが緩んでシュッとしていけば、顔のシンメトリーさも上がりますし、小顔にもなります。

 

頭蓋骨くぼみでっぱり.jpg

同時に頭蓋骨がずれて縫合部分が開閉できなくなって、
脳脊髄液が脳内にたまりすぎて脳圧があがることで起きる様々な問題を予防することにもなるでしょう。

 

元々が癒着が進んでいたとわかっていても、
強圧刺激などは危険で避けるしかない、
また痛みが強すぎて解き方が甘くなるしかない。。。



そのような解くために厄介なところの代表部位が、顎関節の頭部に位置する関連筋。
それも頭蓋骨癒着が進んでいるところでした。


そういった難題といわれる個所のリリースをなすために
「ベン石の温熱器を利用したセッション」を活かせないかと考えていたのです。

 

ただ現在は、この頭部のベン石の温熱器を使ったリリースは、
試行錯誤段階で時間がかかりすぎてしまっているため、
どうにか、この度のセッション時間の半分にすることができれば。
そうすれば、実際の施術の場でも使えるようになると思いました。

 

ただ、痛みが強すぎて解けなかった部分も、安全に痛みが抑えられてアプローチが進んでいくという、
私のベン石の温熱器を手にした時からの思惑から大きく違うことのない成果が、みられています。

 

 

 

 

 

あとは私の内部的な問題で恐縮ですが、

電源を入れて、ものの1時間で、
故障して使えなくなったベン石の温熱器。  --;

電源をいくら入れて加熱ボタンを押しても、
一切温まることない冷たいままの状態へ。


かなりショックでした。

この機はバッテリーが積んでいるわけでもなく、
シンプルすぎるほどシンプルな電気系統の回路ですから。
めったなことじゃ壊れないと、高を括っていましたので。

 

 

ベン石の温熱器を仕入れたショップに連絡をした直後に、
速攻でそのショップにベン石の温熱器を追加注文することになりました。


これは想定外のことでした。。。


ただ予算が厳しくお金がかかっても、
予備機を、もう一つか二つ買って、
手元に壊れても即替えがあるよう余裕を持ちたいと思います。

私がベン石の温熱器を使いこなせれば、
施術上の大きな価値が引き出すことができるはず。

 


そのような実績を、いま、貴重な時間を使って、
同業者からも施術後の感想やフィードバックをいただきながら積み上げております。 m__m

ベン石質量が大きいベン石の温熱器が4つ集まってお腹を温めると、どうでしょう?!

ベン石について。

以前に書いた記憶がありますが、
人体に及ぼす影響の大きさは大きく、
施術用の道具として古代中国で医術用途として用いられてきました。

 

特に下図の「温熱機器」のすぐれた特徴をいくつか。


・細胞を活性化する
・経絡を通す
・気を静める
・養生保健

といった体の中の「気」の経絡内の流れを正すなどして正常化をはかり、細胞レベルで気の促進をはかることができ、


・排毒
・瘀血を除去する
・寒気を取り除く
・祛湿

という体内の毒素や瘀血・寒気や多湿を排除することができるといわれています。
これらが「邪気」と呼ばれるものですね。

 

体の活性化と邪気の排除は、よい施術をなすためのカギになります。

現代日本人の食習慣や運動習慣、仕事環境からきたストレスフルな生活習慣からでしょうか?
年々、体質が陰の傾向に移行している様子があり、
気のすこやかな巡行が足らなくなり体調を崩している者たちが多くなっています。

 

 

{陰陽虚実}でいえば、「陰虚」というエネルギー量が大幅に不足している状態です。

そのようなときに気の足らなくなったエネルギーを補い流れを促進させ、
邪気と呼ばれる毒素や瘀血等を排除する力に富んでいるのがベン石の温熱器の力です。

ベン石の温熱器が、気の流れを補う力を発揮し毒素等を排除させるという力は、
基本的にはそのベン石の温熱器に使われているベン石の石の質量に比例します。

つまり単純にいえばベン石がちょっとしか使われていないベン石の温熱器では、
その気の流れの改善力や毒素の除去力は大きいものとはならないものでしょう。

だったらベン石の温熱器のベン石の量を増やして対応していきたくなりますね!

 

そもそも巨大なサイズのベン石は手に入りにくいようです。
私はベン石が手に入る日本のサイトをくまなく見てまいりました。
その結果、残念ながら薄さが気になるかっさプレートであったり、
櫛の形状等も合わせて薄い板状のもので質量が小さいものばかり。
スティック状のものもありますが、
それを温めてもすぐに冷めてしまう程度のサイズ。

ベン石のカッさ.jpg
(上写真:ベン石のかっさプレート)


そうなると邪気を排除させようと考えてみたなら。
特に内臓部分に入り込んだ邪気を取り除くには力不足といわざるをえません。

それは私自身が実際に実験を重ねて試してみて得た結論です。

むしろ玄武岩のホットストーンのほうが、質量的には大き目なものがあって、
そちらを使って患部を加熱させて気を補気させたほうが結果がいいものです。

 

ですがベン石の温熱器のなかでもヘッド部分のベン石が大きな機種があって、
こちらを複数取り揃え、
患部に対して、同一経絡を見てみたり、トリガーポイントを考えてみたり、
アプローチする方法を考えつつ、強力な邪気を除く力を発揮してもらえれば。。。


そこに私は邪気を治める大きな期待をしております。


新しきベン石温熱器 小画像.jpg


そしてついに中国からベン石の温熱器の追加分が、本日届きました!!!!

これでパワフルなベン石の量を持つ計4機のベン石の温熱器が利用できるようになりました。

4つのベン石の温熱器.jpg

 

最近、時間を惜しんで動き回るせいで、食事をおろそかにしがちで偏食がたたってしまい、
あまり今までなかったような腹痛を感じることがありました。

 

それでは、さっそく4つのベン石の温熱器を使ってみよう!

 


4つのベン石温熱器を十分に温めてから、
仰向けに寝てお腹の上に乗せてみました。

 

ベン石の温熱器を、ただ腹の上に乗せるだけですと
お腹は傾斜があるのでズルズルと落ちてしまいます。
なので手ですべり落ちないように支えないとならず、
これも改良が必要だなと思いつつ、
30分ほどそのままにしておきました。

 

本来は細かく患部を探ってベン石の温熱器の位置を動かすべきでしょうが、
ベン石の温熱器を動かそうにも、
ひとつやふたつだけを動かすならばよいが、
4つも同時に動かすとなると、それはかなり大変ですね。

 


こちらのベン石の温熱器で腹部を温めた結果です。

私のベン石の温熱器ひいきの感じ方なのかもしれませんが、
期待していた通りのお腹の状態の改善がみられました。

 

6割ほどの改善というところでしょうか。

 

腹部を触って硬かった部位がゆるゆるになって改善し、
呼吸が楽になった感じがしましたし。

お腹のリリースは、私がお客様をリリースすることはできますが、
私が自分自身にアプローチするのでは、
2~3割ほどの改善がせいぜいです。

それはアプローチする場所を割り出して、
巧みに圧をかけて緩めていって、2~3割ほどの改善なのです。

それがベン石の温熱器を4つ利用したときは、
ただ置いておくだけでおこったリリースです。

 


ベン石の温熱器を置くだけですから、

腹部を押圧するときのリスクがゼロですから。
足や手や背中などの骨格筋を緩める圧をかけたとしても、
さほどには緊張しません。
触診で得たその場の筋肉の癒着状態を読み込んで、
私の頭の中でリリースのシミュレーションをした通りに
体を使えばいいのですし。
それに十分な注意ができる場所でもあるので安心です。

 

それに対して腹部は圧をかけるときには、
内臓部分に炎症がないか?
この痛みは大腰筋の炎症由来か、それとも別の原因か?
腹部の腹直筋や腹斜筋等を緩めるのには、
その筋を押しても裏にあるのが内臓で柔らかいため、
押圧をかけてもへこむだけでなかなか緩むことはないんです。

 

それは例えば、
脚部の太もも裏手の筋膜をリリースするとき、
大腿骨の骨の骨膜にこびりついたしこりを緩めるつもりで、
大腿骨という硬さがある部位にしこりを押し付けることで、
スムースにその筋膜の癒着部がリリースされるわけです。

 

たとえは悪いかもしれませんが、
洗濯板を使って洗濯をするのと、
それを使わずに水中で汚れものを必死に揺さぶって落とすのとでは、
洗濯板に汚れ物を押し付けてごしごししたほうが汚れが落ちます。
それと似た原理を使って筋膜を緩めることが、
腹部ではできないので汚れ落ちがわるい(筋膜の緩ませ方が難しい)
腹直筋等の表層筋ならば、お客様の呼吸のタイミングを見計らえば解けますが、
特に中層筋は、なかなかどうしてそこが緩まるのは至難の業です。


私自身のベン石の温熱器をかけたあとのお腹を観察してみると、
この解きづらい腹部の中層といえるような部位が緩みました。
1個だけのベン石の温熱器では緩み方はここまでではなかった。
それが4個集まると、単純に4倍の成果という以上のものを感じました。

 

お客様にはお腹にすでに疾患を負った方に対して、
腹部を押圧は危険すぎて手が出せないこともある。

そのようなお客様に、別の安全な手立てがないか?
それも、しっかり成果を期待できるものが、いい。

 

当初より、ここを狙ってベン石の温熱器の数を増やしたもので、
このお腹のリリース法は、
それを必要としていただくお客様へと、
奥の手となればと思います。

 

寝ているだけで、これだけ楽になるとは。。
うれしいですね!


あとはこのお腹の状態がどれだけ持つかでしょう。。。


残念ながら、ベン石の温熱器では、
内臓の裏手にある硬さの問題の筆頭として存在する大腰筋の硬さまでは緩まないのです。

この大腰筋の硬さがあったら、腹部は早々に、また固まりだすというものなのです。
そして繊細に大腰筋の硬さを緩めるのって、
セルフリリースではカウンターストレインを使うのがベストだと思いますが、
なかなかそれだけでは緩み方が今回の私の場合は十分とはいえませんでした。

セルフカウンターストレインでは、うまく体の各所の力みを抜きづらいので、
それは仕方がないことなのですが。。。
(私のこの度の腹部をベン石の温熱器のセルフリリースでは、持続力は期待できないかもしれません。)


ただしお客様への施術の場合では、そのようなことはありません。
私がお客様の大腰筋の硬さを他動的に緩めますから、
十分なゆるみがお腹の奥の全体にまで、
でてくれるようになるはずです。


そうなると、お腹の腸という免疫系として重要部位において、
気の流れを改善させて邪気を除去させるベン石の温熱器には、
私が当初思い描いていた魅力的な成果が生まれてくるだろう。

 


そうなれば裏に入った邪気を、安全に対処できるようになれたのだろうか。

私が執念深く求め続けてきたことが、これです。
その成果を脈診チェックで見られるならば。。。

躍り上がってよろこぶものです。

 

研究の大詰めを迎えています。

「注文をまちがえる料理店」ってごぞんじですか?^-^

品川図書館で、たまたま手にした本。

注文をまちがえる料理店のつくりかた

 

医療書関係の棚に置いてあって、
「おや?なんで料理店の本があるんだろう」

 


ページをめくり飛び込んできた写真からは、
お年寄りのウエイターやウエイトレスが、満面の笑顔。


ざーっとページをめくっていくと、
認知症の方とふれあいをもてる機会を作りたいということで、
クラウドファンディングで資金を集めて企画なされた期間限定の料理店企画だ。
料理担当や福祉担当、その他のプロフェッショナルが後ろから支えておられる。


認知症のウエイター・ウエイトレスの方々やピアノを演奏なさる方の。。。
屈託のない笑顔や存在感に圧倒されます。


そこには「てへぺろ」のマークがしめすように、
ミスを自身で受け入れる寛容さと
ミスを受け入れる相手の寛容さに支えられています。


「注文をまちがえる料理店」URL
http://www.mistakenorders.com/

 

施術家は、「どうすると認知症の方が症状を軽減できるか」と頭を使って、
悩ましい時間を過ごします。
そのようなやり方が自分が培った能力を活かすことになりますから。
それが認知症のお客様の力添えになると考えてしまいがちです。

 

それも、そうするのが最良だと。。。

 


それが下の映像のように、
料理店へ足を運んだお客様と迎えるウエイター・ウエイトレス。
そしてお客様とのやり取りをみれば、
ずいぶん私は頭が固かったと思えてなりませんでした。

 

認知症のスタッフの方々には一生のいい思い出ができたのでは。

そういうのって、素晴らしいですね。

 

https://youtu.be/ZAZCveIj-Pg

rest mis order conceptV JP re

 

https://youtu.be/53OsFnNDAFw "

注文をまちがえる料理店 " 2018 レポートムービー

 


上のビデオの中に紹介されていましたが、
認知症の方は世界で35000万人。
2050年までには1億1500万人に増えると予測されている」

 

もし私たちが認知症となったときに、
あかるく受け入れるような人が増えていたら。
天国があらわれたような気持になるでしょう。

 

意義深いことをなさる方々がおられるものと、
感動しました。 ^-^

横向きに寝た状態での施術するときに安定性をよくする、ウエスト用クッション

 


横向きに寝た状態での施術。

意外にこのときにお客様には姿勢を安定させるには、
ベッドに密着した部分で踏ん張らせるような力が入ります。

理由は「横向きに寝ると、首と腰が地面から持ち上がって空間ができ、不安定になっているから」です。

横向きに寝た姿勢は不安定.jpg


施術では座布団やクッションを脇に挟むことも推奨されています。
ですが私はいままで、そこをおろそかにしておりました。

今までは横向きにて施術をするときの目的は、
腕を上にあげて肩回りをリリースするのがメインでした。
腕の可動正常化と肩甲骨のリリースができればよかった。
あとは肋骨を横から押し下げていくなどの胸郭リリース。
これは胴体の不安定さを利用して大きく動かせたのです。

 


これからの施術ではやり方が変わります。

横向きに寝ていただいた状態になっていただき、
ベン石の温熱器を使い、体の前後を同時にリリースをしようと考えていまして。

体の中に居座る邪気に対しての挟み撃ちが新たな処理となるか?!
というアイデアで試行しています。

現在は試験段階ですが、少しずつ結果もでてきてます。


ただこのときには、
胴体を固定させて患部にピンポイントで熱を補給する必要が出てきます。


そうなると、
特に横向きに寝てぐらつきの原因として影響の大きい「ウエストのくびれ部分の空間を軽減」させ、
胴体を安定させればだいたい間に合うはずです。


そこで、以下の商品を試しに購入へ。

 

腰枕.jpg

 

私の施術のこころの師匠から借りているボディクッションのパーツクッションでも
同様な体の支えをつくれることはわかっていますので。
上記の商品とボディクッションのパーツクッションと、
どちらが横向きに寝て安定するかテストする予定です。


これで施術用の補助具の想定したものは、
おおよそ、そろったと思います。


あと腰枕は、反り腰の人には仰向け寝るときに使うと、
それだけで腰痛はかなり軽減できますよ! ^-^

 

6本もの経絡が通る腕にしこりが!そこで気が滞ると、非常に多くの問題が浮かび上がるのです

昨日、ホットストーンを使った施術デモをさせていただきました!

やはりホットストーンを使うというアイデアは、悪くない。

 


ひとつ、具体的なことをあげてみれば、
鼻炎・気管支炎・感冒・呼吸器、心臓に関する血圧コントロール、肩の痛み、頚椎の問題、消化器症状、、。

これらは「手のコンディションのよさ」にかかわってきます。

手に関係する経絡にはどのようなものがあるか、
それを知れば、どうして上記のような具体的症状とかかわることもあるか、
理解できるでしょう。


■ 手の太陰肺経 (肺のコンディションに関係します)
■ 手の陽明大腸経(大腸のコンディションに関係します)

■ 手の少陰心経 (心臓のコンディションに関係します)
■ 手の太陽小腸経(小腸のコンディションに関係します)

■ 手の厥陰心包経(心臓・循環器系、精神意識の障害に関係します)
■ 手の少陽三焦経(顔面、耳、目の疾患、肩関節、上肢伸筋の知覚・運動障害に関係します)


たとえば....
※ 「手の太陰肺経に問題があるので、 鼻炎・気管支炎などの呼吸器のダメージによりおこる症状が現れている」
   といえる方々が大多数です。
肺経・大腸経.jpg


※ 「手の厥陰心包経に問題があるので、心臓・循環器系、精神意識の障害に関係した症状があらわれている」
   といえる方々が大多数です。
心包経.jpg


上記の絵は前々回のベン石の活用参考テキストに掲載されているイラストを抜き出しました。

中医ベン石の本.jpg


ですが症状として長年にわたり不具合を感じている人は、
上記の経絡上に団子状態の筋や腱のしこりや靭帯の張りがあり、
それらを緩めることは非常に困難さが付きまといます。


腕や手をソフトにマッサージを受けるととても気持ちいいものです。
人は道具を手でもって巧みに操作することができるよう進化しました。
それにより脳と手との神経上のつながりは密接に。
かつ腕は多くの感覚受容を発達させた生きるに必須な基幹組織となり、
今に至ります。

ただ現代ではスマホやパソコン、その他の手を加重に操作する機会があり、
そのストレス量の蓄積が腕の凝りを作り、
肩回り、肘回り、手首、尺骨・橈骨の隙間などをしこりで埋め込んでしまうことになった。

 

それによる体調不良に陥っている人はかなりおられます。
職業柄、私どもの場合は、
それは肩が持ち上がっていたり、内旋していたり、肘の向きが悪かったりなど、
手の位置をちらっとみるだけで、だいたいの正確なあたりはつけられますから。

ただ上記で申しましたように
手には多くの感受性を豊かにした感覚受容器官が備えられています。
痛みを感じる「痛覚」が発達しているのです。
他の部位と比べて著しく感じ取れるものです。

 

ということは、、、、
腕の内部にはびこった筋膜の癒着群は、
気管支炎や呼吸器系の弱さからくる花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を含め、
それらの症状を持っている方々の場合にはしっかりしたものとして存在しています。

長年にわたる呼吸器や循環器の問題を持つ人の中には、
腕の骨の関節部位についたしこりが骨と同程度の硬さへ転じている人も多数います。

なので、そういった方々の場合は、
腕の経絡に沿った問題部分を見つけてリリースするよう緩めていけばいいのですが。

手は痛覚があまりにしっかり感受できる部位であるため、
凝りがなければまったくもって気持ちいいだけの筋膜リリース系マッサージも、
凝りがひどくてそこを狙って解こうとすると拷問以上の痛み方がでてしまいます。

痛みの感じ方は人それぞれで、
痛みの耐性という「多くの部分でたえることができる」人でも、
腕ばかりは痛すぎて笑いながら涙が出てしまうという箇所です。

ただし、、、それでも深々と深部まで解こうとしたアプローチをしてませんので、
まぁまぁゆるく痛みの耐えられる限度を見定めようとして、この状況なのです。

この程度のアプローチでは、
本人が手をこわばって使う使い方のプログラムを持っているならば、
それほどの時間をかせぐこともなく、再度、解かれた筋肉は以前のように固まるのです。


私もその戻りがあることを知っているため、
痛みをこらえて無理やりに解いても
プラスの利よりも、
マイナスの損が多くなると考えます。

それにより現状でどうしても腕のしこりを解いていかないと、、、という理由が見当たると、
上記の手の経絡部位にある問題の経穴部位、またはトリガーポイントになっているところを
がんばって痛くてごめんなさいといいつつ解いていくアプローチをします。

そうすることで相応にゆるみはするのです。
解いただけの価値はあるのですが、
このときのリリースは施術で腕の痛みを知りトラウマを作るというのに十分な経験です。
それにそこまで耐えたとしても、呼吸器や循環器の未病の方でもかなりのしこりがあるものですが、
すでに慢性化した症状を持っている方は比べられないほど根深いものがあるため、
一度や二度のアプローチで猫そぐようなことは、まったく期待できないものです。

解く側にも解かれる側にも中途半端な感じがする。

 

 

それがホットストーンをもちいると、
しっかり解こうとすると痛みは皆無ではありませんが、
以前のホットストーンを使わないでというときよりも、
格段に深い部位までリリースアプローチができている。

それは昨日の施術デモでも、その通りの成果が見て取ることができました。
施術を受けた方は、施術院で働かれている女性です。
鼻炎がずっとつづき、しょっちゅう鼻をかむそうです。
でも施術中には、マスクをして施術するそうで鼻がでてもどうしようもない。

鼻呼吸がそれで、ほとんどできていない状態で、息苦しいこと甚だしいはず。


ということもあって腕部分を昨日の施術では多くの時間をかけて解かせていただきました。

私自身、その方の施術をホットストーンを使う前にしたことがありますが、
そのときには腕の施術は痛みが強すぎて触る程度くらいで
「もう、やめて、耐えられない!痛いのは嫌いだ!」
となっていたことを覚えています。

それがベン石の温熱器を使うようにしたときには、
以前の断念した状態と比べれば、
腕のしこり部の中層の下あたりまでアプローチできました。

この施術デモを受けた方が耐えられたということで、
痛みのレベルが確かにホットストーンを使うと低減するという証明にもなったと感じました。

施術を受けた方は腕をしっかりと奥に入るアプローチを受けたことがはじめてでしたから、
「自分の腕がこんなに奥の部分までこっているのか!!!」と新鮮に驚いておられました。

 

腕の筋肉は痛みが強い半面、
脚部等の筋肉の厚みがあってしこりの分量がある部位とは異なります。
しっかりとしこりをリリースできるアプローチができるようになれば、
成果がでてくれやすく変化が見えてきやすいという特徴もあるのです。

腕のしこりは、解く際の痛みの軽減を計算してアプローチすれば、
施術者にとっても、これほどお客様に成果を感じてもらえる部位も少ないのかもしれません。


手の使い方に合理的な負担がかからない操作法が身についていなければ、
腕のしこり化は、体の他の部位以上に悪癖の入ったまま使う傾向があり、
短期間に施術を受けていくことでいったん腕の芯まで緩む状態をつくる。
そうして体の腕の硬さにより生じた様々な問題を軽減させておくならば、
再度、またしこりをつけようとすると、悪化傾向へ進みたくないという
ブレーキを自分が踏み出したことに気づくことにもつながります。

 

以前も、同じように腕が大事で、
ホットストーンを使うとアプローチしやすいと書いた手前、
またまた同じことを書いてるねといわれそうですが。


本当にこの腕のリリース成果は、
さらに私がベン石の温熱器を使った方法を巧みに進化させれば。
腕のリリースを受ける時の痛みをさらに軽減させるよう策も練りますから、
その暁には非常におもしろいことが起きそうなきがしています。


たとえば、
■ 手の太陰肺経 (肺のコンディションに関係します)
■ 手の陽明大腸経(大腸のコンディションに関係します)

肺経・大腸経.jpg

のふたつの経絡上の問題を深々と改善できるようになれれば、
「免疫系」に関する向上が図られます。
簡単なところでは、風邪が引きにくくなるというものもあれば、
それ以上の免疫力を低下したことで進行する症状を未病で抑え込むための役に立つ部位だと私は考えています。

おそらくそのことをもっとしっかりお客様にお伝えしたならば、
腕のリリースのときに感じる痛みも、
感覚的には感じて涙もでますが、
理性では笑顔が出るかもしれません。

 

ただ、昨日の施術のときも今までのボディワイズの仕事とは
「時間の使い方」や「流れ(手順)」や「利用備品」など条件が大変に異なるため、
頭ではシミュレーションをすませたつもりでも、
施術の場で臨機応変さを求められると、
想定外が山のようであたふたしますね。

お客様への施術中の対応が、
申し分ないといえるまでは時間がかかりそうですが、
合格点がとれるまでの安定感が出せるようにしたい。


そのように考えております。

ベン石のお灸をしている、衝撃写真、発見から学んだ、鼠径部のしこりへの加熱へ

鼠径部のしこり筋について。

ベン石のお灸を調べていて、
衝撃的写真を発見!

仰向けに寝る男性の体中にベン石を使ったお灸を配置。
当然お灸の煙がすごいから、ダクトで煙吸引をしてる模様。

https://zhuanlan.zhihu.com/p/41745857


勝手に上のURLの写真を持ってくるというのは怒られそうだからやめますが、
左右の鼠径部にも固定された温灸器が括り付けられているではないか!

多くのお客様を見ていて、私が感じることは、
この鼠径部のしこりの強いことと、
お客様がそのしこりに気づいておられないこと。

左側鼠径部のしこりは大腰筋が過緊張になるためにできることが多い。
右側鼠径部のしこりは腸骨筋が過緊張になるためと小腰筋の付着部が硬くなることが多い。

脚部とは筋肉ばかりでできた組織です。
体を支える力、体を歩き走るときの運ぶ力、
それらの基幹部品として強靭かつ機能的に働きます。

そのような活性化した脚部の筋肉だからできるのは、
体の中を流れる血液により、脚部の筋が発熱した熱を全身に配ることで、体を冷えから守れるのです。


だが現代人は車によく乗るようになったため、または椅子に座り続ける時間が増えたため、
歩かなくなった、走らなくなりました。

それで脚部の全身に及ぶヒーター機能は発揮しづらくなる計算。

それだけではなく、
鼠径部のしこり筋が、日本人には大腰筋の鼠径部部位にて盛り上がるようになる人が体質的に多いらしく、
西洋人よりもその鼠径部に過緊張となった大腰筋ができたならば、
鼠径部でのダメージが大きくでるようです。
鼠径部の動脈や静脈の血流停滞や脚部のリンパ液が鼠径リンパ節に運べなくなり足がむくむなど。

そうなれば脚部が運動不足で冷えている状態に加えて、鼠径部の血流を停滞させるダム化で、
脚部で温めて全身に回すための血が流れにくくなります。


この状況になると、ダイレクトにダメージを受けやすいのが、鼠径部の真上にある内臓部分。
内臓部分全般に及びますが、鼠径部のしこりが強くなりすぎれば、
鼠径部近くに位置する泌尿器や消化器や生殖器に過剰な問題が生じることもあるようです。

それがあって、鼠径部のしこりを私の施術の際はかなりしっかり解こうとするのですが、
お客様本人は、そんなところがしこっているなんて存じ上げておられない方がほとんど。
そうなると、「ひぇ~、劇痛いですね!!!!」となってしまうことがあるんです。

でも、この鼠径部がきっちり緩まってくれないと、
これもまた体内をめぐる気血津液の流れが悪いままです。
その状態では、いくら別の部位を丁寧に解いたとしても、
早々に元の硬さに戻るでしょう。
体質の改善を積み重ねることも、ままなりません。


ただ、鼠径部を私自身も自分で無理やり解いたことがあるんですが、痛いんですよね。

それを知っているから、
施術を受けたお客様は痛いとおっしゃられますが、
あれでも十分なほど加減をしておりまして、
この程度ほど以上解くのは痛すぎて無理だという境目を見て、
解くのをやめています。

そこにはもうちょっと解いておければ、
血行を阻害している置石のようなしこりがのけられるものを、、、、という口惜しさがあるんです。

 

試験的に体験セッションを受けていただいたお客様のとき。
脊柱下とお腹に玄武岩のホットストーンを配置させていただき加熱しておりました。

ただ鼠径部はホットストーンのおさまりがわるくすぐにずり落ちてしまうため、
乗せておりませんでしたが、、、。
ホットストーンをうまく括り付けて加熱が奥のしこりを緩めるまでしておけば、
だいぶ今までよりも鼠径部リリースのときの痛みは軽減し、
同時に深部まできれいに施術で解けていきそうです。


さすがに上記で紹介したURLのような全身へのベン石のお灸を括り付けるのは、
私にも想像できておりませんでしたし、したいとは考えていないのですが。

鼠径部のホットストーンの括り付けによる持続的加熱は。

 

大きな体調改善へのカギになるような気がしています。

それを可能にするベルトなどを、
ネットでさがさねば。 ^-^