実りあるハイポニカ農業を人間にも応用が利くのでは?

一万個もの実をつけたトマトの木を見たことがありますか?
私は科学雑誌でそれを見て一瞬現実のものとは信じられないという気持ちになったことがあります。

そしてその記事を読みすすめていくにしたがって、次の理論によりその現実ばなれしたことが起こっていると知りました。
「もともとトマトの根は99.9%、地上から伸びた枝葉を支えるために活躍しており、あとの0.1%が栄養素を吸収するために使われている。
では人間のテクノロジーでトマトの枝葉を支えてあげてしまえばより多くの栄養素を吸収するために根が使われることにより、一般的には信じられないほど実る。」
この場合は自然界ではありえないような、人間の手で根っこの力を栄養素を吸収することに力点を置かせることで、もし果実がなることを目的とするならば枝葉を支えるという大変大きな負担がかかることからフリーにしてあげるだけでそれは実現できた、というものです。

簡単に言えば、”阻害要因”を解除してあげると本来の能力が目覚めるときがあるということでしょう。

人間にとって体を支えるのは筋肉の力ではありません。
それは”骨”です。

骨は常に重力によって刺激を受けてたくましく体を支える、理想的な使い方であれば一切疲れを知らない体を支えるためのエキスパートです。
その力を最大限に引き出したとき、骨はより強く機能し、自らをより進化させます。
骨を使った立ち方は、植物のトマトとは異なり、根を張って茎を支えなければならないようなしくみではなく、ちょうどやじろべえが立つために行うような感じで前後左右のバランスを常に調整しながら、繊細にゆれながら直立します。

通常体を支えるときに、十分な骨の体を支える能力を発揮することができていないとき筋肉を固めて体を支えてしまいます。
それは体の強さやしなやかさを阻害する大変な要因です!

筋肉が骨で支えられていたら、そのときに始めて筋肉の束ひとつひとつが繊細に別れて、動きはじめます。それは身体能力を最大限に発揮するためには必須条件です。

ではハイポニカのように、本当に理想的な形で骨が体を支えはじめたらなにが実のでしょうか。想像つきますか?
一万個ものハイポニカ以上の成果がでてくると、僕は信じています。