適切な保護はいいが過保護はいけません。。。
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犬を屋外で飼うときに、
首輪をつけて紐で杭などにとめておく。
その紐の長さが2メートルくらいのとき。
2メートル近くまで勢いよくよっていこうとするが、
しばらくすると1メートルまで駆け寄りそれ以上は寄らない。
最初はロープの長さの2メートルを超えるところまで近づき、
『ガツン!』と首を引っ張られて苦しい思いをしたのだが。。
その苦痛を知ると、
自然に苦痛なく動ける範囲を見つける。
それが1メートルという距離。
1メートル99センチまで杭から離れても首は絞まらない。
だが余裕を持って自分の活動範囲を1メートルくらいに狭める。
そのマイナス1メートル分の制限を、
10センチ分踏み越える見つめる目があればどうなるだろうか。
自分の活動範囲に制限を設けたのは、
自分の体を痛めつけずに「保護」しようとした結果。
意識的に避けたというより、
本能的に行きたくない。
その2メートルに近づけば体の中の苦しかった思いが再燃して、
いやな気分になる。
そこから先にはいけない。
身を保護するための行動学習の仕組みがあるのだろう。
その情報は無意識の領域に書き込まれて、
類似条件も取り込んで保護反応が起きてしまう。
いやな気分になる・体の特定部位が痛み出すなどなど、
さまざまな手段を講じリミッターを設けて自分を保護する。
だが不思議なほどそのときは痛みや不快感などの原因が、
自分を『その苦痛』から保護するために起きたものとは気付かない。
そのときはいきなり痛みや不快感が想起されてしまい、
なにから自分を保護しようとしているか対象物がわからない。
かなりの曲者です。
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行き過ぎた保護は自分の活動の制限を増すだけではない。
本質的に自分が持っていた身体的能力を隠してしまう。
筋肉がしこり化して骨の支える力をカバーする。
だがそれにより骨で支える力があることに気付かなくなる。
それもそのひとつの具体例。
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根拠もない否定的な内なる声が脳裏に横切るときも、
かつての経験からリミッターを設けて保護をもくろむ結果。
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潜在意識の中に刻み込まれたリミッターを、
注意深くはずしていくスキルがあれば役立つはずです。
自分にもできるメンタルヘルスを探したいと思います。
そのようなところにも治病チャンスや、
人生を豊かにするヒントがあるのでしょう。