加齢よる体力の衰えを乗り越えられる

年齢が50代、60代になれば、肉体的な衰えを感じ始める。

最近では30代からすでにその兆候を感じる方も多いようにうかがう。
加齢により肉体的衰えを感じ始めると、それは同時に精神的な閉塞感を感じるときさえ起こりうる。

バスケットボール革命のビデオのエンドに、桐朋高校バスケットボール部コーチをされている金田伸夫氏がこうおっしゃっていました。

「年齢がいくと肉体的体力は落ちるんですよね。
でも僕は甲野さんの技を学ばせてもらったり、
他さまざまな知恵や工夫をすることで、
年々体の動きがよくなってきて、
肉体的な衰えを感じることはありません。」

喜々とした、力説です。

この金田コーチの動きも、目を見張るものでした。
このことばを感じ尽くしている方だということがよく分かります。

加齢により肉体的な力が衰えていくことを感じる暇がない。
技を磨くことで、以前の自分では到底できないことさえも難無くできていくようになっているからだ。
やっている本人はとても楽しくてしょうがない。

以前ならばできないと決めつけていたことが、それをどうやってできるようにしようか・・・というとても若い思考回路に生まれ変わっている。
自分にはそれができるという期待と確信を胸の内に秘めて、工夫することを楽しんでいる。
その姿勢が伝わってきました。