朗読をして気づいた大変なこと/発音のWOO-が×

朗読を録音して聞いてみました。

ものすごく気になるところがあります。
それは自分の発音です。

『お行』「お、こ、そ、と、の、も、よ」の音が、
ほとんど聞き取れない。
自分の意識では発音しているつもりで、
口の形は昔習った『お』の正しい形。
ですが息が前にまったく出ていない。

かすかに聞き取れるかどうかなものでした。
けっこう驚きました。この事実。

中国古典の【五行間の関係図】をはた、と思い出しました。
それは人の話しているときの発音をきき、
(SHH-)(HAWW-)(WHOO-)(S-)(WOO-)
の発声がうまくできているかどうかをチェックして、
その人の『質』を見極めるエクササイズをしたからです。
ここでいう『質』は一般的な性質というイメージには当てはまりません。
五行間の関係図では、質にはいくつもの項目が設けられています。
陰の内臓、陽の内臓、エネルギーの質、色彩、機能、生命機能との関係、
etc....

つまりその人の発音で[WOO-]ウォオオーの音が弱弱しかったら、
対応する内臓、ここでは腎臓(陰)や膀胱(陽)の機能が弱く、
野心と意志力がいざというときに発揮できない、
生殖および排泄系統に問題あり。
などと観察するのです。
そして(SHH-)(HAWW-)(WHOO-)(S-)などにも、
それぞれ音の発音の不良な点を見つけ出して、
対応の内臓部位を怪しむことがあります。
不思議とあたるときが多いのです。

まずいことに、私は[WOO-]の発音不良に見事に該当します。
人の発声を聞いて反射的に情報を得るようにしていたが、
自分の情報はとんと気づいていなかった。
他の発音でも怪しいところがあります。
「あちゃぁ〜」っていう感じです。

気づいたからには、
意識的に発音の仕方を工夫してみます。
犬が敵を見つけて「うぅ〜」といううなり声を出し、
その響きが出ている状態で口の形を「お」にすると、
多少「お」の発音が聞こえます。
意志の強くなる「お」の発音です。

人と話をしていても好印象や不快感を
話している人の発音の微妙な節々から本能的に読み取ります。
それは対人関係上も大きなポイントです。
発音に修正し磨きをかければ、
大きな財産になるはずです。
内臓機能も良好になるそうですし。

己のことがこんなにも見えていなかったのかということを知り、
もっと澄んだ目で自分を観察すべきだと感じました。

あなたもぜひ一度発音をチェックしてみると面白いですよ。