おなかの中の内臓の下垂傾向には注意---2

また女性の場合に注意しなければならないこと。
内臓下垂により子宮位置が腰部方向へずらされたり(子宮後屈)、
子宮が周囲の内臓と癒着を起こして内膜症となりやすいそうです。

・・・ということで、
もし骨盤の位置がずれて内臓の働きが悪くなったと感じた場合、
骨盤の位置を正しくするように操作することが必要になります。

骨盤のずれを簡単にチェックする方法。
大腿直筋という太ももの前側の筋肉と、
大腿筋膜張筋という太もも外側の筋肉。
この両者の筋肉が立位で弛緩していれば、
問題はないようです。
硬化しているときには、
多かれ少なかれ骨盤の前傾によるずれは生じていることが多いようです。
そして仰向けに寝るなどの安静時にも、
大腿直筋が硬化していれば、
骨盤の歪んだ状態で固定化しやすい状態のようです。

あなたはどうでしょうか。

または、
医師等に骨盤の状態を計測していただいたり、
科学的な確認方法でMRIなどを利用したりするのもいいでしょう。

そして骨盤の恒常的な歪みを維持している状態のときには、
できるだけ速やかにその状態を解消するようになされたい。

ボディワークでワークを受けてみるのもいいし、
整体などを使うのもいい。
またはヨガなどのスタジオに通い、
自力で復旧していくことも、
考慮に入れるべきです。

一般的にその対応に経験豊富なワーカーに投資すれば、
投資分だけ解放の確実性とスピードが増していきます。
自力復旧には復旧に何が起こるかが過去の経験がないため
ナビゲートなしの不安があります。
時間も個人差はありますが比較的長く見積もらなければならず、
途中でドロップアウトすることもあります。
目的を成就するためには、
高いモチベーションを維持し続けねばなりません。

ですが自力復旧の魅力は、それがかなった後の『自信』です。
これは何者にも変えられない尊い価値あるものです。

先日ボディチェックを受けられた方がいました。
運動神経レベルは高い方で、
ヨガをなされているということで自力復旧がんばりましょ!
とアドバイスをしました。

僕自身、自力復旧のみで体を立て直した経験者です。
つい自分でできそうな人には自力復旧を勧めがちです。

ただよく考えるならば
ワークと自力復旧の両輪をバランスよく使えば、
効率的に時間のセーブと身体レベルアップという目的がかなうと思います。