感情をためないこと。
外へ吐ききること。
それは胸のうちをよくなだめてくれます。
ときとして燃えるような力を与えてくれます。
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感情が外へと出せなくなるとき、
精神的な均衡を失うといいます。
生きていれば人間、
感情の波が起こり、
それに振り回されます。
いいたいことは山のようにある。
だが、
それを誰に伝えればいいのか?
怒り、憎しみ、悲しみ、寂しさ、恐怖などを公言するのは、
社会が許さないという思い込み。
言って面倒が起きるのもいやだから、
やはり感情を隠そう。
いいたいことがいえなくても仕方ない。
ほんとにほしいもの、いいたいこととは違うがその代替のものをゲットして、
『仮の満足』を得ておこう。
その仮の満足を手を変え品を変え求め続ける。
本当の満足は手に入らないと本人は気づいていますが繰り返し求め続ける。
それは本当も満足とは似て非なるものを追っているわけです。
本物の満足を求める切望が強くなれば、
代替品を求める行為も次第にエスカレートしていきます。
適切な表現ではありませんが、
感情を外に出せない状態は、
『便秘』と同じ状態です。
詰ってしまい苦しい!
便秘ですから酸化した体になります。
毒素の再吸収が起こるからです。
そして腹部も硬いしこりへ。
感情が外に出せずに内にこもるときも同じような苦しみがあります。
感情が外に出せない苦しさ。
それに慣れないでください。
自分をすべて表に出せる。
それを受け止めてくれる場があれば幸いです。
そのような機会があれば、
心のなかのわだかまりが消えていくでしょう。
そして心に重荷がない人ほど、
体もスムースに軽くなります。
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感情を外に出すことに対して、
ネガティブな思いがあるようです。
たとえば
「このようなことをいえば〜のように思われそうで、ちょっと」など。
感情を外に出せなくなると、
自分の自由な行動や言葉を奪われます。
自分が本当にいいたいことを無意識に抑制(自制)する。
その抑圧の蓄積は感情面、精神面、そして肉体面にも影響を及ぼします。
外に出せない苦しみです。
外に出せればその苦しみが癒されるでしょう。
愛する人に許される範囲内での言葉ならば問題ないでしょう。
または人に受け入れてもらえるような感情表現方法を見つけるのもいい。
そのとき自分の本当にほしかったものが手に入りだします。
心を軽くしていくために、
感情を表すことへの遠慮はしないこと。
思ったことや感じたことを素直に伝える。
それで体も緩みます。