猫と母---(体関係ではありませんm__m)


近所の独り暮らしのご婦人が亡くなり、
同居していた猫が残された。
去年の終わりぐらいからの話です。


母はご婦人と親しくしており、
残された猫に餌を与えております。


ご婦人が残した家は数名の相続人に渡りました。
猫は唯一のご婦人の同居猫。
愛情を注いでわが子のように飼っていました。
家一軒という相続財産を相続人はいただくこととなりますから、
そのご婦人が最後まで気がかりにしていた猫のことを、
どうにか面倒を見てほしいと頼んだことでしょう。


残念ながら相続をなされた方々は、
一切猫には興味がなく、
「餌をあげなければ公園にでもいく。構わないで」といわれます。
本日猫の住んでいた家は取り壊されて更地になりました。
今までは玄関のドアに猫が入れる通路付きの家でしたから、
そこで家に住めていたのです。
ですが本当に家が無くなってしまいました。


母は心の中ではご婦人の愛した猫を粗末にするものだから、
心中とても穏やかになれませんでした。
過去にその猫がロッカーに閉じ込められ3日後に母が救出したことがありました。
餌を食べにこないからどこか他にいったのだろうと考えたのですが、
母がどうしても気にかかり探しに行って見つけました。
「命があってのよかった」・・・という気持ちです。


今、うちの横に犬小屋を買ってきて置いてあります。
由緒正しい野良の血を引く猫なので、
絶対家に入らない猫で苦肉の策です。
まだこの部屋には入ってくれません。
私にも懐きません。^^1


キャットフードは、
生前のご婦人を知らない隣人の外国人の方もあげてくれます。
その猫はご婦人からしか餌を食べませんでしたが、
「にゃぁ〜」といってご飯を催促するようになりました。
さきいかが好きな猫でして、
たまにあげないとすねます。
ほんとうに可愛がられて育てられてきましたから。。。


公園にいる人懐っこい猫たちをみると、
彼らもさまざまな事情を経てここにいるのでしょうか。