たいていは人に対して感謝の意を表すために『ありがとう』。
そう感謝を込めて伝えることで、
人と自分が結び合います。
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それに対して
自分のためにいう『ありがとう』とは?
たとえば
ワークをはじめる前に。
心の中で次の言葉を響かせます。
「あなたの健康への手引きができる。
僕はそのためにずっと勉強をしてきた。
その力を発揮させていただく機会を与えてくれて『ありがとうございます』」
すると私の無用な緊張をしなくなります。
自分と相手との距離が近くなった感じです。
肩の力を抜くことができて手先の感度がよくなる。
身体の観察も距離が近く感じてよりよく目に情報が飛び込んできます。
ワーク効果を引き上げてくれるのです。
ホントです。
一回のワークで多くの汗をかきます。
頭の中は常に全身を把握して計算中。
だから長時間ワークが終わったとき、
極度の疲労が襲ってくることがあります。
そんなときにも『ありがとう』なんです。
疲れてへとへとになっていたとしても、
自分がそのワークの中で体験したこと、
それをお客様に教えていただいたこと。
大切なお金をいただきましたことに、
本当にありがたいと感謝の気持ちに。
そう考えれば身体の疲れも和らぎます。
心の疲れも瞬間的に消えるのです。
これは自分のためにいう
戦略的な『ありがとう』です。
ここで
「なぜこんな身体がつらくなる仕事をしているのだろう・・・」
なんて考えて落ち込んだら最悪の結果を招くのです。
背中が張ってきて呼吸が苦しくなりだす。
腰も腫れてきます。
『苦しがる』と『もっと苦しくなる』。
そういう仕組みが心の中にあるようです。
『ありがたいな』ととっさに出るまで言い慣れてきたとき、
そのことが解りました。
『ありがたいな』と感謝した方がずっと体も心も心地よい。
すると『苦しく思う習慣』が薄れていきました。
よく反面教師からモノを教わる、と言いますよね。。
その術を『ありがたいな』モードで思考したときに気づきました。
驚きました!
「何からでも学べる」ものです。
すべてのものが教師なのですね。
少々のことでは腹が立たなくなります。
自分が変われば世界が開けてくる。
そこに近づいている実感があります。
『ありがとう』の感謝は、
自分を癒してくれます。
本当に感謝です。