ワーク効果はカンフル剤です。


ワーク効果はカンフル剤です。
私がよく口に出す言葉です。


それをつくづく先日思い知りました。
他の治療院にいかれている方。
3年前後、週一度施術を受け続けている。
すばらしい筋肉の柔らかい部分がある。
外圧を加えられた施術による効果だろう。
でも気になるところがある。
背筋が曲がっている。。。


筋肉が施術で柔らかくなる。
常にその背骨のゆがみが自分を苦しめている。


つまり施術を受けたり続ければ体は自動的によくなるというものではない。


例えば人体は道具と同じ。
丁寧に壊れないように使えばいいが、
壊れるような使い方をすれば壊れる。
自動車だって丁寧に乗れば長く調子がいいが、
荒く乗ればすぐにがたが来る。


人間も同じ仕組み。
使い方で壊れたり調子よかったりする。



【原因と結果】
そこから逃れることは出来ない。
・丁寧に使う→長く調子いい
・使い方を間違えている→すぐに負担蓄積して調子が悪くなる


だから体を施術で解かれたらゆるむ。
でもゆるむことで神経が敏感になり、
時間とともにつらくなる。


その状態をずっと続けているそうです。


背骨の曲がりが漏斗胸という胸部が内側にへこむ状態を変えていない。
施術は体全身に及ぼされるものというわけではなく、
メインの筋など各施術者ごとに大切と思うところに意識が集中する。
各施術者ごとにこうすべきとかああすべきとか意見が人数分ある。
そう考えれば対処法が各先生ごとに違ってくるのは容易にわかる。


それを60分以内に集中してリリースするメニューを組む。
それを繰り返すと解いた部分と解いていない部分が二極化する。


多くの場合この二極化は全身のバランスを整えにくくするだろう。


だから本質的な面から体調を維持するためには施術だけではダメ。
他の面からも同時進行でアプローチしたほうがいい場合もある。