感情が体に及ぼす影響について


感情が体に及ぼす影響。
それについてエドガー・ケイシーのリーディングで語る一部を述べます。


『怒りは腺(主として副腎)に毒素を分泌させる。喜びにはこれと逆の作用がある。』


『怒りは身体を壊し、自己のみならず他者に対しても多大な障害を引き起こしかねない。』


『怒りはあらゆる病気と同様に、脳を破壊しえるからだ。それは、怒り自体が精神の病気だからだ。』


などなど。
ただ怒りにも良性の正当な怒りもありこれは美徳といえるでしょう。


身体的傾向から見ると強い怒りを持ち続ける方の背中を観ていくと、
腰部の筋肉が強く萎縮していく様子が見受けられることが多いようだ。
副腎の毒素が出てくるというのは同時に腎臓や膀胱にも影響を及ぼす。
この身体形態の固定化が起きれば、
怒りから逃れにくくなるようです。


もちろん怒り以外にも感情が体に及ぼす影響はいろいろありますよね。
それらの影響に気づいて手放すべき感情を手放せればよいのでしょう。


ただ「感情を含めたこころ」や「体の使い方」はパターン化されてます。
脳内で即座にパターン化された感情や動きを再生するよう
瞬時かつ自動的に電流が起こり神経伝いで命令が下される。


このパターンを拭い去るようにすることの大切さを、
仏教なら108つの煩悩をあげそれを滅却しようと
除夜の鐘をうつのでしょう。



ちなみに怒りを持ったパターンに自分の体を作れば、
たとえばいかり肩にして拳を緊張させ眉間にしわを寄せれば、
別に怒りの感情なんて微塵もなかったはずがふつふつと怒りがこみ上げる。
条件反射的に体の姿勢や筋緊張を起こさせる部位により、
感情は操られてしまうという特徴もあるようです。


そのため私どものような姿勢と筋肉硬化パターンを読むのが仕事のものには
感情パターンをも類推して読み取る傾向があるのですよね。


怒りがおきたときは言葉を出す前に10数えてからにしようと
エドガー・ケイシーのリーディングでは言います。
ただ反射的に起こるような感情は抜け出しにくい。


感情の波を自己コントロールできるようになれば、
角が削られた美しい丸い人間になると思います。
健康にも人生にも大きな意義があるでしょう。



禅や最近本も多く出版されているヴィッパサナ瞑想なども、
そのような意義を追求するのに役立つのではと思います。