セラピストになっておいてよかった。

セラピストになっておいてよかった。


それは私の実感です。


なぜか?


それは先月に新規のお客様をお呼びしたり
知人の紹介の方のワークを引き受けたときに感じました。


6名のうち3名に次のような同様のことをいわれ痛感しました。


「いままで通ってきた民間医療の先生は、
とても実力があると思うの。
でも諸所の事情でまだ思わしくなくて。」


ということを立て続けお聞きしました。
この人からもこの言葉がでるか!と驚いたこともある。


努力家で実力のあり先生は多数おられます。
ですがひとりひとりに対しての施術時間の制限やお客様の通われる間隔や
さまざまな問題でよくなってきているのだがという実感はあるが、
もう一歩前に進めていないというときがあるとおっしゃられます。
その内情は勝手に想像すべきものではないのですが、
残念なことであるのは確かです。


このようではいざというときに頼り切らないのです。


それゆえに私がある程度の施術ができるようになり
身内にいざというときがあるときに動ききれるよう
準備を怠らないというのは大切なことだと思います。


最近は今年はじめからガンの関係の研究を続けてまいりました。
知人を私なりにケアできるよう優先順位をここに集中させます。
昼夜を問わず、悪いと知りつつもメールをかけないこともあり。
つまりガンも状況が思わしくないと時間との戦いなんですよね。


今、動かないとまずいんです。


どこかの施術者にこれほどの作業を意欲を持ち対応を依頼する。
そこまでの期待はできないのが現状でしょう。


そのような意味で
少しは手術前にケアできたため
普通ならば痛みに苦しみ一歩も歩けない。
特に男性はそういう傾向があるそうです。
だが術後翌日に病院周りを10周したと。
一般的に解かれないような体の細部まで、
施術で事前に筋膜の癒着部位を数十箇所
リリースしておきました。
筋肉が衰えていて異常に容易く深部まで
リリースすることができたのが悲しくもありました。
でもそれが多少でもベネフィットがあがっていればと願っていまして。


先週の木曜日に病院から退院なされ会ってきました。
まだまだこれから長い治療が必要なこととなります。


通常では進行しているガンは施術を受けられないのです。
忌避事項の筆頭に上がるものです。
それは施術のメリットもあるがリスクもあるからです。
安全性を優先すべきなのでリスクを強いることは避けたい。
極々親しい知人だからリスクを承知いただきできることなのです。


十分なことはできてませんが、
慎重に研究し考えを推し進めています。


自分の父親の大事なときには施術者ではなかったため、
当時はただただおろおろする絶望のふちであった。
それが今回は少しでも施術の心得や知識を養えば
いざというときに役立てる。


そのことに感謝。


個人的な考えだが
多くの方々へ施術のテクニックを普及できればと願ってならない。
施術テクニックを身に着けておかれれば、
今後の長い人生で家族の健康を維持する
重要なツールとなるだろう。


または...
たとえ入門レベルの理論の理解や実践経験でも、
あるとないとではいざというときに違いが出る。


なぜかといえば、
窮状で施術者に依頼するとき
どのような者に願えばよいか、
または通常忌避事項で抵触し断られるような場合にも、
どのようなリスクがあるか理解してますから
そのうえでお願いしますといわれたとき。
初めて心を動かされる施術者もいるかもしれません。


つまり通常の時間内対応の仕方ではサポートが足りない方を引き受けること。
そこまでいかなければ「実力はあると思うけど」止まりとなるでしょう。