『気がでている』ということは?
そういえば、過去にあった人で、
強烈な気が出ているなと感じた人は、
何名もおられました。
たとえば気功をベースにするセミナーを開いているグループの若頭。
ちょっと、イケイケドンドンという感じがするセミナーをイメージ。
だからそれほどのつよい気があろうとは期待していなかったのです。
ですが、会って握手をした瞬間、「むむむっ、何かでてるぞな」
と瞬時に、その分厚い掌から何かが伝わって来ました。
この強烈な気の力があれば、施術に活かせるでしょう。
日頃、施術で気の感じを少なからずキャッチして、
それをもとにどこまでリリースするかを瞬時に決めています。
その感覚は、このような場合にも活きてきます。
なるほど、セミナーを受けたいと希望する人が集まるわけだな。
納得しました。
ただ、他の先生レベルの人達からは、そのような気は感じない。
おかしいな、気を伝授して他の人達も同じような力が使えると、
そんなことを謳い文句にしていたようだったが。。。
そのとき、仮説を立てました。
こちらの強い気を放つ若頭。
もともと素質はあったでしょう。
そのような掌の厚みを感じます。
私はかつて中国人で数名の強烈な気功の力を持つ人を知っていました。
その方々と比べれば、それほどでもない、気の練られ方だと思います。
ですがそれにプラスされることの、
「自分は強い気の力を持ち、それを遺憾なく出せるにふさわしい」
というような自信がにじみ出てきたように思えます。
セルフイメージが、強烈だ。
その信念に、周りの状況や自分の力が作用されてる。
人の抱くセルフイメージというものの作用の強さを知りました。
「自分が出せるのはそこそこの気だろう」とイメージするか、
「自分が気を出せなければグループみんなの食い扶持が消えるし、
頼られているのだから、気だってなんだってだしてやろうや」
と頼り甲斐の有りそうな自分をイメージするか。
セルフイメージの持ち方の良し悪しで、
自分がどんなふうにも化けていきます。
自分が極上の健康を手に入れて生活を送るにふさわしいと思うか。
自分なんてそこそこの健康で満足で、それがふさわしいと思うか。
潜在意識にインプットされたセルフイメージ通りに、
行動や感情のプログラムが実行されていきます。
自分では無意識にそこで規定されたとおりに動き、
感情も整合されていくので、
もしも良いセルフイメージならば、上々の好循環です。
もしも悪いセルフイメージならば、悪循環です。
分析的に自分の体はずっと辛かったから明日もぜったいつらいはずだし、
このままが慣れ親しんでいて手放したくないし。
そうイメージを持っていますと、
身体が柔軟になって感受性が育てば自然に気づきが増えるはずなのに、
以前の自分の姿勢や運動の偏り癖に戻っていこうとします。
そのような側面を、
持っているセルフイメージに、
新しいソフトをインストールするような手続きで好循環へ乗り換える技術がないか。
おそらく私以外の施術をなさる先生方も、
そのようなことが出来ればよいのだがと
考えておられる方も多いと思います。
以前からコーチングに関心がありました。
コーチングのもともとのスタイルからは、
新しいソフトをいれるようなことはあまりすることは好ましくないのかもしれません。
いま、すこしだけ何らかのヒントになるのではと思い、
YouTubeや書籍で『平本あきお』氏の「自分軸」という考え方を勉強中。
私は最近までこの方の名前さえも知りませんでした。
映像は、独特な感じですね。
平本氏が過去のことを何度も何度も、
演劇調子で語っているところが印象的。
NLP、アドラー心理学などがベースとなっているようですが、
コーチングセミナーは、相当にアレンジされているようなものなのでしょうか。
ボディワイズのお客様に、
プロのコーチングをしておられる方がおられますので、
今度、お会いしたら話しを少しだけ聞いていただこうかな。^-^;
屈託なく、自分はもっと気の利いた身体を持って、
老後にも、余裕で暮らせる体力や技術が欲しいんですよ。
と、うちにきている上場企業の部長さまが笑顔で語ります。
新聞に自分の写真が撮られて掲載されて、
「この写真が、けっこう部内で好評でさぁ」といって、
どんどん若返る方がいます。
かつて、体が弱くて大変つらい思いをしたことがある方の多くは、
多くの施術院を渡り歩いていたり、
医者を渡り歩いていたり、
そうすると、次に期待したい反面、
裏切られるのが怖くて、
またがっかりさせられるのでもしかたないという思いが出てくる。
そうなると、
前者の方は、
案外、私のところでなくとも、
どこの施術院に通われてもそこそこちゃんとよくなっていきます。
もちろん、ちゃんとした施術をしているところならば、ですけど。
施術を受けるときに、リラックスしているからです。
リラックスしているときには、エネルギーが身体にめぐりやすい。
ですが、
後者の方は、
感情が人間の体の筋肉を大きくこわばらせ緊張を生み、
ストレスが掛かります。
ストレス下で考えれば、考えはまとまらずに、
考えることで、緊張を生みだしてストレスを貯めていく。
そうなると、相当に相性があって納得の行く施術を受けることがなければ、
頭の中では、やっぱりまたか、次を探そうとなってしまう。
そうなると実際に改善するに必要な時間を与えられないで、
中途半端な施術しかできておりません。
それでは、元も子もなく感じます。
そんなケースでも、
もしセルフイメージを書き換えるきっかけを、
何かしらで得られれば、
リラックスして、
頭で考えてというのを少し休んで、
体で感じて自分の体に対しての注意を向け気づきを増やせるようになるのでは。
人は、ストレスがかかっているときには、
如何せん、視野を狭くしがちになります。
少しでも、メンタル面でのサポートが出来るようになれないか。
考えている最中です。
また、この自分軸の考え方は、
私自身の生き方を変えてくれればと、期待しております。