こんにちは。
外は寒々とした天気ですね。
昨日は、スモールサイズのベン石温熱器を、
どのように活用しようかと試行錯誤をしておりました。
そしてうなじあたりの凝りを緩めたら、夜9時に夜食を頂いたら気絶するほど眠くなりました。
これは好転反応のひとつだろうと思って、すぐ休みました。
そして目覚めたのが午前3時ほど。
首の後ろの頭部の付け根あたりを、状態確認をしてみると、
柔らかさはだいぶ保てているが、多少硬さは戻ってきています。
その原因となる筋肉でスモールサイズのベン石温熱器を使って対処できる有効部分はと問えば、
『側頭筋』『咬筋』あたりでしょう。
人間が思いっきり力いっぱい歯を食いしばった時にでる噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重60㎏だとしたら噛む力は60㎏を出すことができます。
自分の体重をかむ力で支え切れるというのも、推測ですが人間が進化の過程上の野生時に、
そのようなシーンを体験したことがあったからなのかもしれません。
すごい力で噛みついたり、食いしばれるんです。
噛む力が強い人は、スポーツをするときに運動能力をよく発揮するといわれますから、
かみ合わせがよく、そして噛むための筋肉群が正しく働くと顎関節のバランサー機能が動きます。
顎関節が理想的な状態であれば頭部のみならず体全身のバランス感覚をつかさどるバランサーがパワフルに始動するので、
バレエダンサーなどで優れた人たちは、誰もみなさま顎関節の機能するコンディションがいい方々ばかりだといわれています。
噛むという行為は、噛むための下顎を上に持ち上げるための筋肉群でもありますし。
ワニが獲物を捕食するときのような下顎を固定して上顎を持ち上げるという使い方もあります。
この2つのパターンを偏りなくできることのほうがよいようです。
ただしこの『側頭筋』『咬筋』部分が硬化が進めば、
手厳しい苦痛をあじわう「顎関節症」になります。
それほど悪化が進行していなければ、
顎を大きく開けるたびに顎関節の円盤関節部分がクリック音「ぽきっ」「かりっ」ということもあるでしょう。
ならばそれらの筋肉群を緩めればいいわけです。
ただし簡単な対処では不十分なことも多く、
このとき特に問題が『側頭筋』。
解きづらいんです。
なぜかといえば、顎の骨の下に潜り込んだ側頭筋部分は物理的にほじくり返してケアするのは難しい。
側頭筋の顎関節の付着部位が、上に咬筋があり隠れた位置にあるので熱やずり圧などのリリースに必要な刺激が届けられないのです。
できるとしたらうまく頬骨が突出した部分の骨の上に温熱器で熱を送るくらいでしょうか。。。
こちらのケアのしかたは、いまもまだ試行錯誤の途中です。
側頭骨の上に部位によっては数センチもの厚みがある側頭筋です。
この厚みを解こうとして強圧すると側頭骨の骨膜部の炎症がきつくなっている部位と化しているため、
その部位を力づくで解こうとすると激痛。
炎症痛というよりも、もっと神経に刺さるかのような痛みで耐えられるものではありません。
側頭筋が岩板のようになっているからです。
そこでこちらをスモールサイズのベン石温熱器を使って「圧ではなく熱で溶かせれば」と考えました。
すると圧で解こうとした際に生じる痛みは出ず、リリースが進んでいきます。
ただ熱だけでのリリースは時間がかかるという点。
そしてもうひとつは、側頭筋の凝りがきつくなったところは、血行がピンポイントで悪化している部分となります。
そのような部位に熱を注熱といってそそぎこむと、お灸をすえられたときのような痛烈な熱さを感じるのです。
そのお灸をすえられたピンポイントの熱さをこらえていると、
カラダの他の個所に内在する引きつった部分が緩みだすのか微痙攣を示すこともあるようです。
この側頭筋のリリースをしたあとに側頭筋やその周囲の関連する筋肉部位を触ると、それぞれ緩さが増しているのがわかります。
側頭筋リリースの成果が出ているようです。
今回は特に首筋や胸部上部あたりも緩んだように感じます。
側頭筋のリリースをどれくらい繰り返せば深部までゆるみが達するかは興味深いところです。
ですが昨日のうなじを解いたときと同様の眠気が、側頭筋のリリースでもでてきそうです。
ちなみに顔面や頭部には体全身に関係する経絡が集まった部分です。
それゆえに表情筋を解いたとき特有の、全身のだるさが襲ってきますね。
一気に解きすぎたせいか、日中にも関わらず眠気やだるさが強烈です。。。-.-;
ね、眠い。。。
スモールサイズのベン石温熱器はフェイシャルエステにもちいられているのですが、
フェイシャルエステ分野は私にはまったくの未知の世界でしたが。
全身へ至る調整にかかわっていたとわかりました。
すごいものですね。