まずは体内の断捨離と言える瀉法(しゃほう)からはじめよう。

せんだって、知り合いの方から
『断捨離してます!ただ子供のものもたくさんあって難航中です~』

そのようなmailをいただきました。


子供の持ち物を承諾なく捨てることは許されませんし、
ひとまずは自分のものをきっちり断捨離、頑張ってください!

私も定期的に、どかっと書類や衣類や廃棄しますが、
また数ヶ月も経過すれば増えてきてしまう。。。
だから施術のときにお客様が私の部屋を見て、

『あっ、以前より、スッキリしてませんか?』

とおっしゃっていただけるときがあります。
必ずといっていいほど、
{以前より|という前置きをいただきます。


とほほ、、です。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

部屋の整理整頓とものの処分とは、印象が違って感じられるかもしれませんが、
中医学で治療をするときに、次のような考えがあります。

補法【ほほうう】、瀉法【しゃほう】

針の打ち方で、鍼灸には同じツボに針を打つ場合でも、正気を補う操作「補法」と、邪気を除く操作「瀉法」があります。

漢方でも、体内の状態で足らない生気を補う「補法」となる処方をすることもありますし、体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあります。

養生食として、自分の体質上、問題ある気質の状態を正常化するために適した生薬をいただく習慣をもつ「補法」的なアプローチもあるし、
かっさでカラダの皮膚をこすって痕をだしたり、カッピングで痕がでるような治療では、主に体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあるでしょう。




こちらを無理やり部屋の整理整頓的なイメージに例えるなら、どうなるか?


気には流れがあります。

その流れがスムースに循環するようであれば、その場にいるものの気を高めます。
その流れが妨げられて循環に支障をきたせば、その場にいるものの気が障ります。


断捨離断行は、
部屋にある必要なものと不要なものを判断し、
こんまりメソッドでいう『ときめかないものや明らかに不要なものを処分』すること。
ときめかないものやストレスを自分へ与えるモノや散乱したものたちがあるときは、気の流れが障る状態です。
極端な言い方ですが、生活に邪魔で邪気を出すものを見つけて「瀉法」のごとく片を付ける。
すると邪気がその部屋から抜けていき、しだいに清浄な気の流れがその場を満たしてくれるでしょう。
しっかり邪気を抜いた部屋にしたときに、気の流れの循環を促進させるものを置くのはいいですよね。


もし部屋に邪気があるものが散乱しているにもかかわらず、
気の流れを良くするという開運グッズを手に入れて据え置いたらどうなるでしょう。


・・・・・。


どんなに優れた開運グッズに頼っても、邪気を出すモノに勝てるわけがない。

単純ですが、そうなんです。


だからこそ、まずは自宅の部屋を断捨離。
部屋のなかの気の循環を整えます。
そうすると運気が上がるといいますが、部屋の気流の通りも関係することで、
人体は神経に電気が通って動くからくり人形のようなものです。
だから断舎離するだけで心も落ち着き体調も良くなり始めます。



体を治すための手順も、部屋の断捨離と同様な進行の仕方をイメージすることがあります。

カラダが元気がないときは、強烈な強壮剤を、どーんといっちゃって、
足らない正気を補って元気になろうとするものです。

気持ち、わかりますよね。


ですが、体内という自分の内部の部屋が雑多で乱れた状態にあるなら、
邪気を生むものを断舎離できないままの部屋に最強の開運守りをおいたとしても、
お守りの正気は邪気にうっちゃられて気の循環は乱れ続けたままになります。

あまりにも邪気が強く内部にはびこっていたときには、
強烈な生気を発する強壮剤的なものを送り込むことで、
停滞しすぎた気の流れを推し進めるようにもします。

ですがそれはやりすぎれば諸刃の剣。

決して邪気を生む正体を断捨離で排泄できたわけでなければ、
一時的には体調の回復があったかのようにみえたとしても、
やがて取り入れられた正気は部屋中に満ちた邪気と手を結び混乱を収めるには至りません。

だからなすべき手順は、まずは邪気を発生させるものを断捨離して処分排泄することです。

ケース・バイ・ケースですが、
カラダのこの部位は補法を先行し、この部位は瀉法でいく、というような対応もしますが、
基本的には瀉法という邪気を内部に発生させ続ける毒として影響をもつものを断舎離する。
瀉法が真っ先に頭に浮かびます。
そこに気がつかないときには、
あとでしっぺ返しが手痛くやってる。

無理やり栄養を高め気を高めるものを与えたとしても、
邪気が強くなった体内を浄化するにはおよばなければ。
それもまた邪気に飲み込まれて邪気の子分になります。

たとえれば、それは断捨離前で雑多になる部屋に、
招き猫やお守りや御札やクリスタルやお香を炊いても、
なんだか効きそうにない。。。のと同じようなことで。
余計に部屋の整理のじゃまになるだけなんですよね。。。



そのようなことを臨床治療をなさる民間医の先生方はよくご存じです。


昨日、たまたま漢方を勉強している方と話をしたときに、
まずは何をしようかということが話題になっていて。

補益より瀉益を先にすると安全でその後にスムースにカラダが変えられるようだから、瀉を考えてみたら?
と助言させていただきました。
邪気を出すものも体内には多様な形態で居座っています。
それらの存在に気づかなければ断捨離はできませんから、
広い視野でチェックしていただければと願っております。



余談ですが、
私が連日3せんだって、知り合いの方から
『断捨離してます!ただ子供のものもたくさんあって難航中です~』

そのようなmailをいただきました。


子供の持ち物を承諾なく捨てることは許されませんし、
ひとまずは自分のものをきっちり断捨離、頑張ってください!

私も定期的に、どかっと書類や衣類や廃棄しますが、
また数ヶ月も経過すれば増えてきてしまう。。。
だから施術のときにお客様が私の部屋を見て、

『あっ、以前より、スッキリしてませんか?』

とおっしゃっていただけるときがあります。
必ずといっていいほど、
{以前より|という前置きをいただきます。


とほほ、、です。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

部屋の整理整頓とものの処分とは、印象が違って感じられるかもしれませんが、
中医学で治療をするときに、次のような考えがあります。

補法【ほほうう】、瀉法【しゃほう】

針の打ち方で、鍼灸には同じツボに針を打つ場合でも、正気を補う操作「補法」と、邪気を除く操作「瀉法」があります。

漢方でも、体内の状態で足らない生気を補う「補法」となる処方をすることもありますし、体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあります。

養生食として、自分の体質上、問題ある気質の状態を正常化するために適した生薬をいただく習慣をもつ「補法」的なアプローチもあるし、
かっさでカラダの皮膚をこすって痕をだしたり、カッピングで痕がでるような治療では、主に体内の毒素をデトックスする「瀉法」もあるでしょう。




こちらを無理やり部屋の整理整頓的なイメージに例えるなら、どうなるか?


気には流れがあります。

その流れがスムースに循環するようであれば、その場にいるものの気を高めます。
その流れが妨げられて循環に支障をきたせば、その場にいるものの気が障ります。


断捨離断行は、
部屋にある必要なものと不要なものを判断し、
こんまりメソッドでいう『ときめかないものや明らかに不要なものを処分』すること。
ときめかないものやストレスを自分へ与えるモノや散乱したものたちがあるときは、気の流れが障る状態です。
極端な言い方ですが、生活に邪魔で邪気を出すものを見つけて「瀉法」のごとく片を付ける。
すると邪気がその部屋から抜けていき、しだいに清浄な気の流れがその場を満たしてくれるでしょう。
しっかり邪気を抜いた部屋にしたときに、気の流れの循環を促進させるものを置くのはいいですよね。


もし部屋に邪気があるものが散乱しているにもかかわらず、
気の流れを良くするという開運グッズを手に入れて据え置いたらどうなるでしょう。


・・・・・。


どんなに優れた開運グッズに頼っても、邪気を出すモノに勝てるわけがない。

単純ですが、そうなんです。


だからこそ、まずは自宅の部屋を断捨離。
部屋のなかの気の循環を整えます。
そうすると運気が上がるといいますが、部屋の気流の通りも関係することで、
人体は神経に電気が通って動くからくり人形のようなものです。
だから断舎離するだけで心も落ち着き体調も良くなり始めます。



体を治すための手順も、部屋の断捨離と同様な進行の仕方をイメージすることがあります。

カラダが元気がないときは、強烈な強壮剤を、どーんといっちゃって、
足らない正気を補って元気になろうとするものです。

気持ち、わかりますよね。


ですが、体内という自分の内部の部屋が雑多で乱れた状態にあるなら、
邪気を生むものを断舎離できないままの部屋に最強の開運守りをおいたとしても、
お守りの正気は邪気にうっちゃられて気の循環は乱れ続けたままになります。

あまりにも邪気が強く内部にはびこっていたときには、
強烈な生気を発する強壮剤的なものを送り込むことで、
停滞しすぎた気の流れを推し進めるようにもします。

ですがそれはやりすぎれば諸刃の剣。

決して邪気を生む正体を断捨離で排泄できたわけでなければ、
一時的には体調の回復があったかのようにみえたとしても、
やがて取り入れられた正気は部屋中に満ちた邪気と手を結び混乱を収めるには至りません。

だからなすべき手順は、まずは邪気を発生させるものを断捨離して処分排泄することです。

ケース・バイ・ケースですが、
カラダのこの部位は補法を先行し、この部位は瀉法でいく、というような対応もしますが、
基本的には瀉法という邪気を内部に発生させ続ける毒として影響をもつものを断舎離する。
瀉法が真っ先に頭に浮かびます。
そこに気がつかないときには、
あとでしっぺ返しが手痛くやってる。

無理やり栄養を高め気を高めるものを与えたとしても、
邪気が強くなった体内を浄化するにはおよばなければ。
それもまた邪気に飲み込まれて邪気の子分になります。

たとえれば、それは断捨離前で雑多になる部屋に、
招き猫やお守りや御札やクリスタルやお香を炊いても、
なんだか効きそうにない。。。のと同じようなことで。
余計に部屋の整理のじゃまになるだけなんですよね。。。



そのようなことを臨床治療をなさる民間医の先生方はよくご存じです。


昨日、たまたま漢方を勉強している方と話をしたときに、
まずは何をしようかということが話題になっていて。

補益より瀉益を先にすると安全でその後にスムースにカラダが変えられるようだから、瀉を考えてみたら?
と助言させていただきました。
邪気を出すものも体内には多様な形態で居座っています。
それらの存在に気づかなければ断捨離はできませんから、
広い視野でチェックしていただければと願っております。



余談ですが、
私が連日3日続けて遠赤外線サウナにはいり、皮脂腺からの汗がでたものを洗濯をしたとき。

てっきり1日ぶんのタオルは皮脂腺のねっとりした液が排泄される量は多いだろうと察していました。
そして2日目は少し少なくなっているはず。確かに、少し少なくなっているようですが、まだ多い。
洗濯機の水が、なんとも言えないネットリ感がある。。。
おそらく3日目になれば、もう、一定量の皮脂腺のデトックスが終わるだろうと思っていました。
それは過去、そのような実験をして、状態変化を観察していたからです。
ですが、この度は、急性副鼻腔炎をこっぴどく患っただけあって、体内の酸化度つまり邪気の量が多かった。

3日目のタオルの皮脂腺からの汗も、いつも以上にネットリ感があって、恐ろしくなりました。

えっ、、、。
食生活、改めなきゃダメだな。

と、がっくり肩を落としました。


皮脂腺からの汗を出す部位にも排泄されるべきものが蓄積して邪気溜まりができます。

こういったものは皮膚という外気と内気を交換するフィルターの状態を傷害するもので、
悪化はとても見えざるところで問題ありなのです。

他にも邪気を人体はいくつかためる場があります。
あまり知られていない場もあるのですが、それぞれ先生方は臨床でそこを理解し、治すときに利用しています。