副鼻腔の炎症は、首の筋肉の凝りからくるときもありますよ。

アプライドキネシオロジーによりそれぞれの筋肉の持つ影響からあらわされている。

副鼻腔」に関係する筋肉の組織として、
頭板状筋、頚板状筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、胸鎖関節があります。


副鼻腔炎に関係する筋肉群.png

これらの筋群が構造的欠陥をもつと、
内科的特徴として{副鼻腔炎}が現れるケースがあるのです。




手軽なセルフケアの方法としてとられることは、
排酸棒で、これらの筋群を筋の流れに沿ってマッサージを加えるやり方でしょう。



排酸棒で患部をなぞると、筋肉の硬化した状態にある部位の凹凸が指先につたわります。
それにより凝りがあるかどうかが手に取るようにわかります。
そして排酸棒によるケアは、お風呂に入浴するときなどで気軽に行えるのがいいでしょう。


ただ上述した筋群が硬化が強すぎるとき、
まんべんなく排酸棒をかけられればいいが、なかなかそうたやすくはいきません。
セルフケアのときは特に解かれるところのムラがでやすいようです。
つまりある程度軟らかいところはどんどん解けるけど、
硬さが強いところはちょっとやそっとでは解けなくて。
普通に排酸棒で患部全体をなでるようにリリースをしていては、
硬さが強い部分はそのまま残り、柔らかさがあるところばかりがとけだす。
すると一本の筋の中でも硬軟が極端に分かれた状態に陥ってしまうことに。
そうしたコントラストの強くなった硬軟のある筋肉は血行が悪くなります。

だからそういったときには。
ベン石の温熱器などで硬化が強い患部の筋の凸に加温されたベン石の温熱器を当てて
熱刺激を先行して送っておきます。
そうすることにより硬化が著しい場所を軟化させる下準備をおこなうことで、
筋肉の硬軟のムラがでることを防ぐことで、長い時間、その部位の筋に血液の流通がいい状態が維持できるでしょう。

ちなみにベン石温熱器を患部に当てても患部の凝りが凸凹となっているところを把握はできるのですが、
排酸棒で患部を観たときにくらべると明瞭さに欠けるでしょう。
ベン石温熱器を使い慣れている私でも、そのように感じます。

患部の状態を正確に把握して過不足なくちょうどいい分量の凝りを軽減させるには、
やはり排酸棒、使えますよね。


私が去年の年末にわずらった急性副鼻腔炎のくすぶりを現在も感じることがあります。
いったん副鼻腔内のひだ状になった部分にすみついたやつらは、実に手ごわい。。

だから首の上記の筋群がもっさりと硬化が進行していくと、副鼻腔炎の影響を感じることがでてきます。
そうなると書かせていただいたような排酸棒やベン石の温熱器をもちいてセルフケアをして改善をはかります。
ただ副鼻腔の片側が特に炎症がでているといったケースでは、副鼻腔内がねじれ等で狭くなっているものです。
そうした場合は肩や首や頭部の位置がずれて肩の右が上方かつ前方へとねじれ、
首や頭部もその影響によって左右への傾斜が実質副鼻腔の内部にあらわされています。
そのような場合は、上述した副鼻腔に関する筋群の凝りが現れている状態を意味するのですが、
ただそういった筋群の凝りを拭っただけでは肩や首や頭部の位置が正確なアライメントを取り戻せるものではありません。

改めて、肩・首・頭の垂直性と水平性を再検証して、問題があればそこを含め修正を加える必要がでてまいります。



私の場合、ここまですると、だいぶん楽になってきます。