ベン石温熱器を使って加温をした直後に排酸棒を使って患部に、さらに奥の大切な部分へすっっと刺激を送り出す工夫中です

排酸棒とベン石温熱器を交互に当ててリリースすると、
スムースに筋硬化部分の奥まで緩めやすくなりますね。

ベン石温熱器で患部を加熱して、排酸棒でリリースを加えてみました。
その部位は側頭骨の上の側頭筋です。

排酸棒のみで擦る以上のリリースが実感できました。

ただこの部位のリリースを以前から繰り返していて、
それに輪をかけて「ざっくり」「ずっく」と排酸棒の先端部が骨のある奥にまで当たりが感じられて。

いつもなら余裕で側頭筋をこすっていたのが、
「ヒエッ!痛い、イタタタタ」と驚きました。

そうなるんじゃないかなと、
先に予測はしていたものの。
やばいほど、痛かった。 ^-^;


私は排酸棒のみのリリースでは、正直、患部はゆるゆるとなっていくのはわかりますが。
気分がかわるとか、眠くなるとか、だるくなるとかはなかったのですが。

このベン石温熱器と排酸棒を使って交互に側頭筋を緩めたときは、
そのまま2時間、起きるのがしんどくなるほど眠気におそわれてまして。

突っ伏して寝てしまいました。

遠赤外線ドーム型サウナに入って寝入ることはあっても、
それ以外で、疲労は相応にあったとしても施術研究中にこのような状態になったのは初めてです。

非常にスムースに表層筋、中層筋を乗り越えて、深部の筋だったり、骨膜という膜組織に刺激が送られたことに影響したのだろうと思います。
この「骨膜」の膜部分が排酸棒の先端の接触部位の丸みはあるが硬度があるところに当たると、
ほんとうにゴリゴリッと、気持ちいいとは言えない強烈な刺激になります。
特に側頭部では孫悟空の頭につけている金の輪が締め付けられるような激痛の感じ。

いつもの排酸棒だけでこすっていたときは、このような激痛はなかったが、
ベン石温熱器で加熱してから排酸棒を使うと、ほんとうにざっくりと表層中層筋を排酸棒の先端が押し分けて奥に刺激を送ってきます。
ここは信じられないほど痛かったけど、本来、解きたかったところがこの奥の刺激を受けたところなのです。。。



そこを解けなきゃ、施術を送り届けて身体をよくしたくても意味が薄れるのです。
それがわかっているからこそ、面白いところに入っていけたと、ほっとしています。



だから、、、もうちょっと痛みを減らす工夫をしつつ、排酸棒とベン石温熱器を交互にもちいるというやり方を、
どうにかものにしたいですね。

そのひとつの工夫のアイデア
排酸棒でベン石で加熱後に擦ると、たとえ筋繊維の流れを忠実に沿って刺激をしても痛みが強いのだが、
タップするような上下圧を繰り返す方法では痛みがでないのです。

円筒の管に鍼をいれて押し出すという鍼の打ち方があります。
私のイメージでは管に入った排酸棒を押し出すときの刺激の加え方です。
これで深い部位に刺激が通るし、思ったピンポイントを適切に拾っていける。
ただしまだイメージが先行していて未完成ですが。
部位により骨膜や靭帯、腱などの組織は、ベン石温熱器を使って加温すると的確に奥に当たって痛みがでるならば。
どうにかそこの痛みを抑えるだけではなく、さらに成果を狙えればと思います。


セルフワークで排酸棒を使っている人は、
それのみでもリリースを日々していただくと、良好な段階を徐々に負担なく押し上げる最良なやり方だと思います。

ただ施術という、特別な成果や変化を期待する場では、
ベン石温熱器と排酸棒を交互にして扱えた方がいいでしょう。


まだ未完成過ぎて施術の場で使える段ではないのですが、
面白い着想だったので、書き記させていただきました。