身体のコンディションを正確に把握してから改善法として
経絡(経穴を含む)を利用することができます。
① (痛みを軽減)させる
② (精神的なストレスを減らせる)
③ 足りない(エネルギーを補える)
経絡の気の通る管のなかを気が少なく停滞していれば、
それで痛みが感じられることもある。
経絡中の気が足らず自律神経の働きが弱まることから、
器官や臓器などの不調を感じることもあります。
(臓腑について同時並行で理解が進む必要があります)
急性の症状に対処する必要に迫られたときには、
郄穴といった急性に対処することもできます。
また各臓器に届く気が過剰だったり足らなければ、
その臓器に特有の精神や感情が不安定となります。
そういった精神や感情のバランスをとるときにも、
有効に経絡は使うことができます。
西洋の筋膜リリースについて解説されたテキストには
経絡情報は一切語られてはいない別ジャンル。
ですがひとつの筋肉がどの筋肉とつながりを持つかを
関連を追って筋連鎖として観察するときには、
この経絡学説ほど役立つものはないと感じます。
経絡学説がわかっていなかったときの筋膜リリースで
問題が解消したようなとき。
施術によりどのような現象が身体内部で進行していたか
説明がつかないことが多々あったことを思い出します。
説明がつかないまま改善できた場合、
観察するポイントが定まることなく、
再現性がないんです。
観察が浅ければ芋づる式につるを引っ張って
大本のもん
経絡を施術に利用し始めたとき、
一般的な教科書通りにすっきり使えてるときもありますが、
そのんまではいかないケースも多々見られます。
困ったなーとなるわけですが、
そういった疑問がでてきたとき。
先達の臨床家が独自の気付きを解説してくれた文章や解説内容を聞くと、
目からウロコが落ち勉強になります。
勉強してみると、
経絡・経穴の全体と詳細を交互に見えてきます。
例えば、
その経穴は、どういった意味を漢字に含めたか、
どういった関連が他の経穴等と存在するものか。
どういった効果が期待できるか、、、。
把握でき、興味が湧いてくるものです。
ただ一般の方に経絡図を見慣れなければ
(ごちゃごちゃ)でわけわからない絵図。
とりあえず、十二の正経といわれる代表格の経絡線を
ざっくり位置と気の流れる方向や様を把握してみたい!
そのような気持ちになられた方がおられたら、
各経絡中を気が流れるラインをたどる動画の視聴は助けになるでしょう。
5回ほど繰り返し、通しで観てみることをお勧めいたします。^^)
https://youtu.be/9pMStBi7aTI?si=gbaL02Uub_XUYVns
たとえば、経絡の問題で歯が不調をきたすときがあるんですが、
痛みの位置から関係する経絡の通る位置から大腸経に関与していたとわかれば。
そうなれば歯に痛みがでていたとしても、
大腸経つたいの他の部位に原因があることもあるのです。
そんなときは歯医者さんに行って調べてもらっても、
歯には問題ないと治療されずに返されることになります。
それはそれで歯に問題はないことがわかってホッとしますが。。
そのようなときに対処として、
痛み止めを飲むか、大腸経の曲池などを押して状態を診るか。
痛み止めを服用しても問題の核は消えてないならば、
痛み止めが切れたら痛みがぶり返します。
その繰り返しは不安感をあおり精神的によくありません。
私も歯や歯茎が急に激痛になったとき、
施術で人差し指の使いすぎたから
大腸経に不調を得たと感づき歯の不調がでたと察したときがあります。
入念に砭石温熱器で大腸経上の問題箇所に熱を注ぎ、
気の通りを改善させることで直したことがあります。
これで改善してくれると、張り詰めた気持ちがホッとするんですよね。
ただ、、、
それでも治らないままなら虫歯などのトラブルです。
あきらめて歯医者にお世話になります。
そんなときにも経絡はとっても役立ちます。