さっこん側臥位でのリリースをするとき、
脚力を過剰に使っての重労働で大腰筋の腎経と踏ん張る胆経を過度に使っています。
それはいまだかつてない使いようですから、
寝て解消できる範囲を超えたもの。
施術を新たなものを取り組むとき、
必ずといってよいほど多量の課題が持ち上がってくるものです。
筋骨格系のトラブルはどのようなものでしょう。
オーバーユースした筋肉の筋肉痛が生じていく。
他に内科系のトラブルはどうなったものでしょうか?
そこを考察していこうと思います。
大腰筋が過度に下丹田を活かしながらつかうとすると、
小腸へその熱がつたわり小腸の内熱が正常値を超えて増長されます。
するとどうなるか?
小腸を過剰に加熱する結果を生みます。
高熱を発して消化をはかる小腸。
小腸内の飲食物は粥状です。
そうした小腸を取り囲むよう位置するのが大腸です。
大腸は小腸ほどの熱を発することはなく、
小腸が発した熱(蒸気)を受け取り内容物を乾燥させ固形化させていく仕組みです。
小腸の熱が過剰に発生すると、
大腸内の乾燥が進んで搾り取られた水分が尿として体外に多量に排出されます。
これが正常値を超えた多量の尿が排泄されてしまうトラブルの原因です。
そうなったときの特徴は乾燥が進んだコロコロ便がうかがわれます。
そうしたパターンの不調は、
筋骨格系上の過剰なコリが潜在していては、
改善も一時しのぎで病が芯へと進行するでしょう。
だからそこを空け対処を徹底することは大事となります。
経穴のアプローチで気の停滞を改善させるだけでうまくいくかというと、
極度に大腰筋というコアの筋肉にねじれや緊張がこもったときには、
それだけでは対処が一時しのぎとなりそうです。
だから膀胱経、胃経、脾経、または任脈や督脈の経筋の筋膜癒着の改善が必須。
それで便秘や下痢のトラブル軽減を図るアプローチができます。
特に腎経と膀胱経は陰陽の関係にあり、
膀胱経が緊張していれば治りが悪くてなにかと対処が曖昧となります。
ですから徹底して膀胱経を温熱で刺激をくわえたり十分な深さまでゆるめ、
腎経ラインの特に脚部の大腿二頭筋内縁をぎっちりリリースすることです。
そうした基準を整えた上で胃経と脾経にも温熱刺激やカッピング等で
関係経穴やトラブル箇所を対処するといいでしょう。
それでほっと救われます。
側臥位でのリリースするときの施術者としての姿勢ややり方の工夫を進めることで
負担量を軽減させることは大事です。
ですが状況によって疲れをためすぎないようにすることを優先し、
ケアが必要なら真剣にそれに取り組むべき。
なので本日のお休みの日は、しっかり3時間ほど遠赤外線ドーム型サウナで
お休みしようと考えています。==
上記のような体外への水分排泄過多という頻尿の仕組みもあります。
ただ頻用トラブルには別の仕組みでそうなることもありますから、
個別で仕組みを理解して対処していかなければなりません。
話の続きとなりますが、
お客様から頻尿トラブルが気になるという連絡がありまして。
実は私も、ということだったため、
つらい思いをなさってますねというメール返信での一文を書くとき。
デジタル文字ではつたわりませんが、しんみり共感。
お客様は、すでに奥様がどのような状況でおきた頻尿かを分析し、
早々にお医者様に診察を受けに行くとおっしゃられていました。