オステオパシーのDrジョーンズ開発のストレイン・カウンターストレインが転じたポジショナルリリースセラピー。こちらをベースにした手技療法にOrtho-Bionomyというセラピーがあります。
オルソ・ビオノミー(Ortho-Bionomy)は、英国出身のオステオパシー医師アーサー・リンカーン・ポールズ(Arthur Lincoln Pauls) D.O. によって1970年代に創始された、優しく非侵襲的なボディワーク・手技療法です。
ギリシャ語の語源に由来し、「生命の正しい法則に従う(Correct Application of the Laws of Life)」という意味を持ちます。身体を無理に矯正するのではなく、本人が持つ自己治癒力や自己調整機能を刺激・サポートすることを目的としています。
■ Ortho-Bionomyの根本概念と基本原則
従来の整骨や手技療法のように「硬くなった筋肉や歪んだ骨格に対して反対方向へ強い力をかけて戻す」アプローチとは対照的です。オルソ・ビオノミーでは「歪みや緊張の方向にあえて身体を優しく導く(ポジション・オブ・コンフォート)」という特徴的な手法をとります。
受動性と非抵抗:痛みを引き起こす方向への操作を避け、身体が最も楽に感じる姿勢(心地よいポジション)を探します。
固有受容覚の刺激:歪みを強調する方向(楽な方向)へ少し持続的な圧や位置保持を加えることで、神経系(筋紡錘など)に「現在の緊張状態」を自覚させます。
自己リセット(Self-Correction):神経系が現在の過緊張や異常パターンに気づくことで、身体が自発的に過緊張を解放(リラックス)し、本来の正しいアライメントへと戻ります。
そしてその先は、構造からエネルギー、スピリチュアルへと続くそうです。
ですがもとは私も日頃から施術技術のひとつとしてカウンターストレインを重宝させていただいており、なくてはならない技術です。特に、大腰筋を緩めるときや頚椎や胸椎のリリースなどではその安全性と効果、それにもまして炎症しきった患部のリリースでも痛みに気が付かれないという快適性に秀でており多用しております。もしカウンターストレインをつかってなくて、直接的な圧法でのリリースを受けていたらものすごいことになっていたわけです。それにカウンターストレインには、通常の圧法では表皮近くの接触部表層などの凝りが当たればそこより奥にまでリリースの影響が及びづらいのですが、カウンターストレインは工夫次第で深層筋も余裕で狙えるという優れた性質を持ちます。
そうした手技療法をベースにもちいたOrtho-Bionomyなら、なにか勉強になるリリース上のヒントが有るのではないかと考え、日本でセッションを受けられるところがないかネット等で探していたわけです。
ただいまだになんだか見つからないもので。。。
そこで洋書(Ortho-Bionomy: A Path to Self-Care)というセルフケアワークのやり方が紹介してある本を購入いたしました。平易でやりやすい用法が写真でいくつか紹介されております。実際にはこれでほんとにケアになるんだろうか?と疑いたくなるようなシンプルな所作によるセルフケアですが、理論をしっかり把握しておるものにすれば「ははぁーん、これはそこを狙ってるんだね」と調整箇所とその箇所への影響をイメージがつかめるものです。ただいかんせん、要所ですしものすごく目新しさを感じられるセルフケア法かというと疑問もあるものもございまして。
でしたがAmazonでKindle版が今なら310円と割安。英語が堪能であれば長々としたプレ解説部分が興味深い内容を語っており、こちらをお読みいただいて一般的な整体やマッサージとはアプローチのしかたが違うことに関心をもたれる方がでてくるかもしれません。
私は日本でOrtho-Bionomy のプラクティショナーにお会いできる機会があれば、一度セッションを受けてみたいと考えています。ですがネットでは、どうも探し当てることができません。
またYouTube動画で資料になりそうなものがあればと探っても、講習会シーンの映像やセルフケアワークの映像はあるものの、いまひとつピンとこない。ただボウエンテクニックのときが、映像や書籍などの体験を通さない資料ではまったく意味がわからないという体験と、おそらく類似性があるんだろうなと直感しております。海外のプラクティショナーは海外にあるOrtho-Bionomy公式サイトでみつかるも、海外にまでは予算の都合で足を運ぶのは、残念ながら難しいものです。
ひとまずカウンターストレインの専門書を何冊か書庫から引っ張り出し、(Ortho-Bionomy: A Path to Self-Care)との何らかのつながりを再検証しながら理解を深めたいと考えています。
Ortho-Bionomyも、ボウエンテクニック同様に非常にコンフォートでジェントルな、クライアントの内側にいるドクターの活躍しやすさを引き出すための黒子に徹するセッションをおこなうはずです。
私自身、かつての手技療法のやり方のまんまを踏襲するのではなく、卵からイモムシ、イモムシから蛹、蛹から蝶に脱皮や羽化をすることが成長や成熟となると考えています。過去の手技で収めたものは大切に整理棚に、いつでも取り出せるように片付けてあります。そしていま、すぐにそれを使うというゴールデンゾーンに置くべきものを並べている最中で、それにボウエンテクニックも然りですがOrtho-Bionomyが気になってなりません。
ここが手探りから手応えに変われば、久しいところで私なりのセッションの再開が叶うものと考えている次第です。
ちなみに逆さぶらさがり健康器に逆さ吊りになりながらのOrtho-Bionomyのセルフケアワーク、首と肩や腕をやると、びっくりするほど緩みますよ。セルフケアワークより、プラクティショナーによるセッションのほうが数十倍も効果は絶大なため、将来的にプラクティショナーワークを受けたらどうなるのか?期待大ですね。
【同業者の方でOrtho-Bionomyって?と触手が動いた方がおられましたら。ネット上から情報を引っ張ってくるのは難しいのですが、Gemini等のAIで壁打ちしていただけましたら、明らかに整体やマッサージやストレッチとは異質なセッションであることがわかってくると思います。
私も、最大限今回のOrtho-Bionomyの調査はAI活用いたしまして、それによりさらにその手技を取り入れたくなる内容と判断いたしました。
本来は調査には手を動かし体を動かし体験を通して調査を深めるべきものと心得ています。そうした過程でシータ波がでてその心地よさからやる気がさらに膨れ上がるからです。ですが日本ではなかなかその情報を深める体験ができる取っ掛かりがないため、今回はAIだけというのも致し方ありません】