書籍紹介:『エビデンスに基づいた徒手療法』


エビデンスに基づいた徒手療法 (GAIA BOOKS)



マッサージ分野の世界的権威が、一般的な筋骨格症状に用いられる徒手療法の技術に関して、エビデンスに基づく文献および臨床実施指針とともに解説した実践書。
患者に焦点を当てた基本的な触診診断および徒手療法を適用し、最適な転帰をもたらし、患者の快適性を高める方法が示されている。
600点以上の写真とイラスト、付録のDVDにより、ステップごとの視覚的なガイダンスを実現。カウンターストレイン、等尺性筋エネルギー・テクニック、機能的テクニック、軟部組織テクニック、関節操作法などを用い、筋骨格症状を効果的に診断および治療する方法を収録している。
最新の科学的知識を筋骨格機能障害に応用、徒手療法が主要な役割を担う総括的な管理計画を策定。
革新的な新しいリソースであり、徒手療法による筋骨格痛および筋骨格機能障害を緩和するための幅広い選択肢を患者に提供できる、完全なツールである。
115分のDVD付き。


著者:マイケル・A・セフェンジャー/レイモンド・J・ハルビー
日本語版総監修者:高田治実
日本語版監修者:江口英範/佐藤成登志/前島 洋
訳者:藤田真樹子
ISBN:978-4-88282-806-8
頁数:336頁
判型:A4変型(282×220×20mm)/上製/1140g/本文1C
価格:6,825 円(税込)


産調出版の本書の紹介ページ(詳細目次を参照できます)
http://www.gaiajapan.co.jp/scb/shop/shop.cgi?No=633


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一昨日前に、神田神保町三省堂で購入しました。^-^)



副題に「症状に焦点をしぼった問題指向型のアプローチ」とあるように、
詳細に各症状の検査方法やカウンターストレインやその他いくつもの有効性あるテクニックでリリースする専門知識を伝えてくれています。
この症状にはこのテクニックとこのテクニックをこうやって使おう、といった感覚。
数冊のテクニックを伝える教科書を読まなければひとつの症状の解き方を総合して理解できなかったのが、
この本ではこの症状にはこのいくつかの有効性が高いこれこれのテクニックを利用していけばいいよ。
そんなふうに紹介してくれているわけです。
とてもよく整理されている印象があります。


実は、その内容の濃さに、一瞬たじろぎました。
一般の方が対象の本ではありませんね、これは。


深く症状を専門的に追求したいときにも、
参考になってくれそうな期待があります。