書籍紹介:『Dynamic Alignment Through Imagery』 カラダを外的刺激で大きく揺さぶるときは、その変化を受けて運動系の更新が必須なのです!そんなための役立つ一冊。

こんにちは。

今日は午後から時間が空いてしまいましたので、
久々にイメージで身体操作をつたえるすぐれた先生「エリック・フランクリン(Eric N. Franklin)」氏の本を眺めました。





それは頚椎部分という全身に多大な影響がおよぶ個所を、
大きく外的な圧や熱という刺激によりリリースを図るとき。

いつものパターン化したままのクローズドな動きを繰り返すなら、
早々につけていたしこりの機能や存在が必要になってしまうのです。


いくら必死にリリースをしたといっても、
変化は時系列的に観察すれば、二歩進んで一歩下がるという【後退】により変化速度が鈍る状態が待っています。


調子よく体が外的刺激で変化したとよろこんでいたとしても、
【改善からの後退】という恒常性に基づいたより戻しによって、負けることが多いでしょう。


あまり楽しくない遊びをし続けるのはやめにして、
新たな自身の変化した身体的な筋骨格系をとらえて、
使い方のイメージを刷新していく必要が出てきます。

また、今のような大きくかつての状態から引き離されて、
硬い首ではにっちもさっちも理想の動きが制限を受けることで、
理想の動きに近づこうにもできなかったところから解放されているタイミングです。

このときこそ!


この機に乗じて、一気呵成に動きの変化を自身の運動神経系に学び取らせ、
二歩進んで一歩下がるという【後退】という一般的な陥りがちなところから、
二歩進んで下がらず前進という【過去のカラダの記憶をリセットして更新】というところに着地させよう。




こういうときに、本棚にある世界的に有名な教師、ダンサー、振付師でイメージで
身体操作をわかりやすく伝えてくれるエリック・フランクリンという先生の本を手にもって開きます。


エリック・フランクリンの本.png

その本を手に取ると、決まって感じることは。。。

「どれだけ身体イメージを解剖学的な知識を備えつつ咀嚼してきたんだろうか?」

「いや、いや。解剖学的知識だけじゃカバーできないほどの、カラダの声を聞きだせる人だろう」

「この先生の本ほど、私に多くの身体操作上のインスピレーションを与えてくれるイラスト満載なものはない」


などなど。

そして、多くの自由な広がりをもち示唆に富んだカラダの意識の図式化されたイラストを、
一枚、一枚、ていねいに見るだけで、私のカラダにへばりついた煤のような汚れが浄化されて、
イラスト内のイメージ通りになりたいという欲求が生まれ出てくるのです。




なぜ、イラストを眺めるのか。

・・・本文が英語なので、よほどここはしっかり読まないとという箇所以外はスルーしてまして。
ただし、間違いなく読み飛ばしていいような浅い内容の文章はあまりないと思うから、
ずいぶん英語が苦手で損をしているんですが。
致し方ありません。。。

英文自体は難しい言い回しはイメージをつたえようとしてくれているところぐらいで、
他は平易なわかりやすいものですから、
英語が得意な人はすらすらと読める範囲内でしょう。

でも英語が苦手な私でも、膨大なイラストを眺めて、
そこで伝えようとする内容を汲み取る過程で多くが学べるのです。








私が持っている本は上記の写真のようになります。
6冊ほどですから、眺めるだけでも2~3時間は費やすことになります。
それぞれの本が、それぞれ目から鱗が落ちる本で、
不思議と何度繰り返し同じ本を目にしても新たな発見があります。


そのなかでももっとも分厚くて
「これだけ押さえておくだけでもすばらしいことが起きる!」といえる一冊を紹介させていただきます。


Amazonの試し読みでは、少しだけイラストも閲覧できますので、
気になる人はご覧いただければ幸いです。


Dynamic Alignment Through Imagery


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世界的に有名な教師、ダンサー、振付師であり、
25年間にわたりイメージのテクニックを伝えてきたエリック・フランクリンが書いた
古典的なテキストと参考書をさらに発展させたのがこの第2版です。

この新版では、フランクリンは、イメージ、タッチ、動きのエクササイズを使って、
コーディネーションとアライメントを改善する方法を紹介しています。
これらのエクササイズは、緊張をほぐし、背骨と背中の健康を高め、腰の怪我を予防するのにも役立ちます。

この拡張された新版には以下の内容が含まれています。

- 600以上のイメージ練習問題と500近くのイラストで、練習問題を視覚化し、様々な文脈で使用するのに役立ちます。

- 音楽に合わせたダイナミックなイメージ練習問題のための音声ファイルと、本の製品ページにオンラインで掲載されている音声ファイル

- 統合されたダイナミック・アライメント・エクササイズ、ダイナミック・アライメントとイメージ法についての新資料を含む、本全体で更新された章。


本書を読めば、あなたの自然な柔軟性を発見し、動く力を素早く高めることができます。
あなたは、ボディデザインの要素を学びます。イメージを使って自信を高める方法を探り、
より良いアライメント、より安全な動き、フィットネスの向上、
そしてより大きな喜びへと導くイメージコンディショニングプログラムを発見します。
さらに、この理解を自分のトレーニングや種目に応用して、パフォーマンスを向上させる方法を検討していきます。

イメージによるダイナミック・アライメント 第2版は、
ダンサーや他のパフォーミング・アーティスト、ヨガやピラティスの指導者や実践者、
アスリートにとって重要なバイオメカニクスと解剖学的原理を体験するのに役立ちます。
本書で紹介されているテクニックとエクササイズは、あなたの姿勢を改善するための指針となり、
自分自身や他の人に対する考えや態度にプラスの影響を与え、精神的にも肉体的にもより良く感じ、
より良い動きをするのに役立ちます。


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またもや上部頚椎周辺をベン石温熱器の使ってリリースする実験をしてみました。すると・・・

最近、私自身の身体で頚部裏側のリリースに工夫を加えています。



すると、すると。

でるわでるわ、、、
首の付け根あたりの筋肉のブロック状になった凝りが、
後頭骨からはがれ落ちてゴロっと乖離するのです。




意図的にかなりハイピッチでリリースをおこなっています。


頚部の凝りがあるとき。
生き抜くための工夫だと思うのですが、
頚部のこりのできかたは、
神経や血管などへの影響を極力少なくするような凝り方をしてくれるようだ。

そうなるように、じわりじわりと凝りが時間をかけて蓄積されて育っていきます。

もちろんそれらの凝りが量が増していけば、
結果的に神経や血管やその他の頭部と胴体を流れるべきものへと影響が出てくるのだが、
もうひとつ、影響が出てくるときがある。


首回りにできたしこりを緩めるときです。

首回りを強固な凝りという自前のコルセット装着して固定していた。
そうした保護状態でぬくぬくしていたものだった。

頭部は、縦に積み上げられた積み木のように、首以下の体幹が正確に揃えられ、
骨組みと靭帯や腱で支える仕組みになっている。


もともと理想形の頭部の支え方は?
頭部は前後左右斜め上下にと、
皿回しのさらのように動的に回転数を上げてバランスを取りながら維持するもの。

それを回転すべき皿を固定して動かないようにさせるのが首や胸部の凝りを作っている凝りの仕事。

それは縦積みの骨格を丁寧至極に揃えて維持できていないと、首や胸部等の筋肉の凝りを作るはめに陥るのです。
皿回しの皿を支える棒を斜めに持って回転させて維持することはできない仕組みです。
それと頭部は同じこと。

ちなみに、頭部内部にあるこめかみのところで触れる「蝶形骨」という骨が、皿回しの皿に当たる骨ですね。



凝り固まった筋肉は、いくらそれを緊張させようとしても、すでに硬化が進んでいればそれ以上は縮まない。
それはそれで、ゆがんだ骨格であれば都合がいいんです。
長期をみれば、必ず不調原因として上がる代物ですが、
そのような首凝りや肩こりや背部痛を起こす凝りなどと生活していても、
短期的には慣れれば耐えがたい不快感とはなりません。




ただ首筋等のそれ以下のかかとから脚部、骨盤、脊椎の全体を通じる骨格の制御が未熟なまま、
首や肩などの凝りをしっかりと緩められた筋肉にすると、凝り固まった筋肉よりも収縮率が良いため苦しくなります。

柔軟な筋肉ほど、ちょっとした筋緊張をさせても強力な筋パワーを発揮する機能を回復できたわけです。
ですがそれがかえってうまく制御できなければ、大げさに言えば命取りになりかねない。



いままでは首に頭部への動脈や静脈、それに神経等の流れ詰まらないように確保しつつ巻き付けた
首の筋肉の凝りというコルセットが巻き付けられていたから、いい加減な頭の位置をしても、平気だった。



もちろん、わざといい加減な姿勢をとろうとしているわけじゃないですし、
日頃からかなり気を付けているほうではあると自負しています。
(そうしないとお客様にカラダの使い方を、云々いうときに面目丸つぶれですから)

それでも、本当に長い年月をかけて前傾姿勢で施術を続けてきた。
カラダの使い方が未熟過ぎるときを通ってきたときの凝り。
それは首の奥にしまい込まれて抜け落ちるようなことがないまま、
体内に封印されて数十年過ぎてきたのです。



そこに自分らしいやり方で、リリースのメスを入れています。
だいぶムチャを承知の上で、今現在していることは、下図のようなこと。

いくつかの制約があり、
皆様の施術用に試験しているようなものではないのですが、
丸型ベン石温熱器を二つ用意して、最弱の温度設定で、
これで以下のように頭板状筋等の凝りを緩めるというより、
後頭骨の骨と第二頚椎がある部分に設置して4時間ほど。

ベン石温熱器の角型よりも丸型のほうが頭板状筋の形状にそぐっていて、
数段、熱が奥にまで伝わりやすいことに気づきました。
シリコンマットを下に敷くことで、設置した二つのベン石温熱器の距離を絶妙に測り設定します。
あとは、、ときおり、最低の熱に設定はしているものの、
激熱に徐々になっていくため、寝込むとやけどをします。
寝ないように音楽を聞いたり、YouTubeを観るようにしています。


丸型ベン石温熱器を頚椎に仰向け寝で当ててリリース.png



すると、後頭骨の骨の下部の骨と同じか、はたまたそれ以上に硬化した筋肉、腱、などがボロッと剥がれ落ちてきた。

「えっ!? あると思ってたんだけど、まじめにこんなのがついてたんだ!!」
と。。。

我ながら驚く。

直径にして8ミリや12ミリ等の凝りが、4欠片ほど後頭骨から乖離したものを指で触れた。



まだいくつも、そういったものがついているのだろう。


これらが取れたときに、初めて脳脊髄液の流れが正常に近づいていくのだろう。
自律神経系の理想的な機能発揮には欠かせないのが脳脊髄液。
その流れは頭蓋仙骨治療などを学び、それをチェックできるような手を持たなければわからないものです。
私自身は施術をお客様にさせていただくとき、足首あたりを触れたり、仙骨部分に手を触れるとき、
この脳脊髄液の流れが正しい量がきているかどうか。
その脳脊髄液の流れる特別な脈動をみているのです。

その手で、私が自分の身体をチェックすると、
どうみても、どこの部分が問題であるかは特定できないが、
理想量の脳脊髄液が手先や足先で観ても流れていないことがわかってしまう。。。。。

お客様には、その脳脊髄液の流れをスムースにさせるような意図を持った施術ができるけど、
自分にそれを施すことはできない。
手技関係上、工夫してもできません。。。

ですが、できれば生きているうちに、脳脊髄液の正常に流れた状態はこういう爽快感があるのか!
と体験してみたい。

そうなってみたいものです。



そのための序章として、
後頭骨の動きに直接的に制限を加える後頭骨下の凝りを取り除く」のは必須です。


ほんとうに骨以上の硬さになって頚椎第一の動きを奪ってしまうような固定です。
それを自分のなかで見つけたとしても、通常は、もうそこまでいったら、あきらめて放置するしかないでしょう。
リリースも容易ならざる難しい、かつ危険な状態に陥る可能性もある部分です。

私もベン石温熱器を手にしていなかったころは、
この部分をこれほど深部にまで解くことがかなうとは、
夢にも思ってはいませんでそた。


ただ今回の私がしていることは、お客様には、絶対しちゃいけないような荒療治です。



頭皮部分全体。
以前もベン石温熱器を使ったリリースを頭部にしたときに緩んだなと思いましたが、
それをはるかに凌駕するほど、後頭骨周辺や特にその上の筋肉、上部頚部のゆるみが。
自分で触ってみて、しなやかになって気持ちよく感じるほどの柔らかさという若返りをみられました。



これは面白いですね。
「猫の赤ちゃんの皮膚みたいに伸びるんだ!」 ^-^




ただ、いいことばかりではありません。

この丸型ベン石温熱器を使って寝ながらリリースを実験した3~4日ほどしたころ、
いきなり歯の激痛。
歯医者に行けという問題も含まれていますが、
これはそれだけではない下顎の歯が神経的に下方の首のほうへ強烈に引き連れるときの痛みが混じっています。
目の不調もいきなり襲ってきました。
このリリースをする前は、極度な近眼ではあるものの普通にディスプレーが観れていたものの、
いきなり目から涙がでたり、目が乾いてみたり、像が二重に見えるように。


この目の不調は生活に支障をきたすものではないのですが、
頚椎第一にいままでとは違う変化を与えたときに生じる反応のようです。



第一頸椎を含めて、そこの周囲を急激にいじっているので、
今までのコルセットとしてぎちぎちに巻いたしこりで支えた部分が緩んだ部分、
そしてまだまだ深部に残っていると、触ればわかる強固な頚椎第一を取り巻く骨化筋。

今までは全体が固められて動きがないという状態で、固定統合されていたが、
そこを外部の後頭骨の上や直下に位置する浅層筋や中層がゆるゆるになっていったが、
頚椎第一を取り巻き骨の位置を決める深層筋の凝りがきついものがあるという、
硬軟のコントラストがきついとき。

この硬軟のコントラストがきついときほど、不快さが鋭敏に復活した神経を逆なでするがごとき、きついときはないだろう。


自分でなぜこのような目や歯などの不快さが襲ってきたかの理由がわからなければ、
パニック状態に陥ることもあっておかしくないだろう。
そうなるだろうなというような事前予想をしていたため、
「おぅ、やっぱり、でてくるよなぁ」と冷静に見つめることができます。


ちなみに頚椎4番と6番あたりの神経根からでる呼吸中枢の働きもとてもよくなっているので、
呼吸は楽な感じがあってスッキリしてくる。

でもこの呼吸の深まりがカラダの体内の不快さをキャッチして脳に教える神経を活性化することになって、
目や歯などの不快感が増長されて感じられるのです。




そうなると、
これ以上は危ないと考えて引き返すか(またある程度の首の筋肉の凝りを付けていく←普通の生活をしていたら勝手につく)、
より慎重にしつつもアプローチを続けるかの判断になると思います。




あまり望ましいことではありませんが、
アメリカやブラジル、ロシアを含め西欧諸国の主要な各国が、
再度コロナの影響がでてきているようです。
日本では西欧ほどの爆発的な感染者数ではないものの、
GoToトラベルや外気の寒さによる密閉や乾燥による飛沫の滞留などの影響がでないとは否めないといわれています。
そのときには、再度、以前していたような施術の休業を余儀なくされることも予想されます。。。

絶対に、そうはなってほしくないのです。


ですがここから先の頚椎のリリースは、
ちょっと私にもどのような急激な変化がどうでるかがわからない。
想像がつかないのです。
治療点としても根幹にかかわる部分だからこそ、です。


コロナの影響が東京にも以前のようになったときに、
仕事の手を休めることになりますから、
そのときにさらなるリリースをするタイミングでしょう。


どこか山間部の、地からの気の通りのよい場所を見つけて、
しばらくはそちらで、一から自分のカラダの知識をまとめたり、
自分の身体を見つめなおすことができればと思うこの頃です。




追伸:歯の激痛は、頚椎第一周囲の凝りにより引き起こされたものです。
   その歯の神経にまで続く凝りが緩んだレベルまできた現在。
   歯の痛みは幸い、きれいに消えてくれました。
   

【重要なお知らせ】ホットストーンの敷石設置を、見合わせたいと考えています。鋭意、敷石再開のOKが出せるよう改良中です。

 ホットストーンの敷石につきまして。



背中にべんせきとネフライト.png



基本的にこのホットストーンの敷石を起立筋と肩甲骨裏、仙骨部位に当てておくことで、
自律神経の交感神経と副交感神経の二つの神経のうち、
起立筋を暖気でエネルギーを与え緩めることで効率的に副交感神経系に移行し、
全身的に治療脈があらわれやすいようにすることができるのです。

そのような成果を計算に入れ、
現状敷石を利用していました。

そのため起立筋群のリリースに取り掛かるときには、
すでに6割ほどその部位の凝りがほどけている状態で、
その上に効果的なホットストーンを駆使した施術です。
容易かつ安全にさらに深部まで起立筋がリリースすることができています。

そのため起立筋群の緊張から椎間板が委縮しているところが緩む率が上がり、
施術の成果の持続性などは大幅に上がっていっている実感を持って施術を進めてまいりました。



ですが、お客様より、次のような貴重な提言をいただきました。
『施術を受けた後に、今までになかったような臀部、ハムストリングが張るような感じが残った』

施術中、そのお客様から「仰向けで膝を立てていい?」とおっしゃられていたので、
その時点で違和感を感じておられたのでしょう。

私の配慮が至らず、大変に申し訳ないことをいたしました。


すべてのお客様から同様なお申し出をいただいているわけではないのですが、
繊細なカラダの状態を増してきておられる方で、
同時に率直に提言していただけるお客様です。



現状の状況になった原因を仮説検証する必要があります。

仮説のひとつとして
・施術用ベッドがホットストーンの敷石の熱により沈み込みが強くなる点

この点は私も自分の身体で気になったことがあります。

施術用ベッドは低反発のクッションが入っている仕様で、
熱に対しての耐用に問題があるのではないかと思いました。
それでメーカー等で調べてみたのですが、
私が購入した販社では、
「普通にホットストーンを使っているエステサロンでも使われてますよ。まったく大丈夫!」といいます。

・・・。

「えっ、そうですか~。 ^-^
 (ほっとした半面、原因が少し不明になってきて振出しに戻った感じに、、、。)」


ただ私も、敷石を施した施術をする以前よりも現状のほうが施術用ベッドのクッション面に変化を感じます。
それはベッドと敷石の間に、ボア毛布に、保熱シート4枚折りに厚手の木綿のタオルを挟んでいます。
それらの中間に設置したものを挟むことにより、4~5時間しても敷石は熱を保ち続けることができます。
(お客様によっては、細身な方は保熱が甘くなることがあり3時間ほどで冷めだすケースもあります)
それだけ非常に効果の高い熱量を循環させられるような仕組みを作って敷石を設置していますから。

ホットストーンの熱量はかなり強く発せられるよう施行して設置しているので、
そのおかげでお客様の起立筋群は緩むのです。
だから同様にワークベッドのクッションも緩められるような物理的な変質が起きたとしても、
何ら不思議はないのです。




販社での回答をくれた方が間違っているというわけでもなく、
一般的なホットストーンのエステでは大丈夫かもしれません。
ただし私の施術は、他の施術と異なる点も多数あって、
施術成果を高める工夫の積み重ねで作り出しているので。

そこを加味して考慮すれば、やはり要因になっていると考えてもいいでしょう。



また同時にお客様の身体要件がそこに絡んでくるだろうという点も、
計算して観ていく配慮も必要でしょう。


現状として、これがお客様のハムストリングが張ったという
唯一の要因だとは考え特定することは難しいものですが、

ひとまず敷石の熱が施術ベッドのクッションに与える熱による沈み込みを抑える工夫がなされるまで、
という限定付きで。

お客様の特段の希望がないかぎり敷石を置かないようにさせていただき、
再発防止をしていきたいと考えております。


とりあえず、施術ベッドとホットストーンの間に挟むものの熱耐性をよい素材にするよう、
様々な素材を買い込んで試行錯誤をしていく予定です。



敷石を置くための中間に挟む物を決めるまで、温度計をあてがいながら調べて5日間以上時間をかけております。
どのようにすればよいかという資料が手元にないので、すべてを実験で数値を出していくしかないので。



そしてそれは完成されたものに至っているわけではなく、常にソフトウェアがバージョンアップをして、
改良して不具合を修正したりするのと同様の作業が必要になっているということを心得ています。
そのようにいまだに完成品ではなく、発展途上なのです。

その点を、どうぞご理解をいただけましたら幸いです。

改良してほしい点がありましたら、ぜひ、お申し出ください。
対応に容易ならざるもの以外は、それは次回お会いするまでの宿題をいただいたというつもりで、
その次にお会いして施術をさせていただくときには、普通の顔をしてその問題はクリアされているでしょう。
または調べたところの経過をお伝えすることもあります。
そのように仕事の優先順位を高めて取り組んでいます。


施術上のことでお客様からのお気づきになられた点、
要望などあれば、お伝えいただけましたら幸いです。


そうなんです。。。
私の施術は誰かの真似をしているものではないため、前例がない。
部分的な参考にできるところはあるという程度ならありますが、
ほぼほぼ、私が想定したものを図面化して書いてできあがっているものです。

「前例がないところをやるのは危なっかしいからやりたくない」という公官庁の役人ではありませんが、
ときどき、大きな難題すぎるときには、他の治療院でもダメだったんだからうちだって、、、と、
思いたくなることもありますが。。。
でも、そうなると、私のところまで足を運んでいただく意味が消え失せるのです。


そういえば、脈診講座を受講したときの先生に、
「鈴木さん、あなたは自分で施術のやり方を作っているのか。それって苦労が多いよね」
とおっしゃっていただけました。

華々しい活躍はできていませんが、
どうにか地道に続けていくことができているのも、
器用ではない私が他にはないことを試み続けているからでしょう。

そのような考えでおります。




最後に。

敷石を復活させるための工夫として、
すでに20ほどの新たな考えだした素材を挟み込むなどして試しておりますが、
その中で現時点で着眼しているものがあります。

以前、シリコンマットにすべり止めシートを挟み込んだ自作のすべり止めクッションを作って利用していたことがあります。

そちらを利用することで木綿性のタオルの上ではホットストーンがお客様の脊椎や骨盤等の左右差があれば、
あたりがきつい部分に石が押しやられて、徐々にずれるという点も気になっていたのです。
おおよそそれがなければ、ハムストリングスの張りが左右差がまったくないままシンメトリーに違和感が出たはずです。
おそらくそのようなことでもないだろうと、そのお客様の腰椎と仙骨周辺の形状や筋肉の状態を観察した記憶から推測いたします。

現実的な話、左右差がほぼないという人自体、もともと空想の動物と同じレベルでありえないものなのです。
それは生理学的にも、人体を左右で割ると、右側が肝臓分の重さがかさむため重くなるようにできており、
右腸骨にその重さがのしかかるという時点で骨盤の左右差が生じるというものですから。

すると、綿タオルにホットストーンを乗せる場合、左右にずれを持つ側が誇張させて石を押してずれを強めます。
そうやって逃げていくことが安定感を逸して不安定さを出して、乗る人によっては緊張を強いる可能性があります。

脊椎の曲がりがきつい人であれば起立筋の緊張具合が強いため、このような石を押し出して移動させても、
大幅には不具合を感じるということにならないようです。

ただし脊柱の柔らかさが増して来たり、仙腸関節が元より関節が柔らかい性状の方の場合、
このホットストーンが逃げるときの不安定感を察知するようです。
私が他のお客様も観察しているとわかってきます。
ひとりひとりの言動から察すると、そのようなことが言えるのではないかと思います。


であれば。
シリコンマットを敷石のホットストーンの下に敷くことで滑り止めになります。
実際に設置してみたところ、密着して設置したらかなりの圧をかけない限りじりじりとずり動くようなこともありませんでした。
固定力が増して安定するようです。


そしてこの点で、おそらく今回、ハムストリングスが張った方の状態をみると、
前回のお身体よりもはるかに体幹が整えられて起立筋が緩む状態が増しています。
それが前回は出なかったハムストリングスの張りが、
今回は感じられたという違いとなって表れてきたとも推測されます。
この点も作用しているのだろうかと観ています。



そのような仮説を立てて、
現状、自分の身体を使っての試行錯誤をしているところです。



ただ、上記に申し上げましたように、
原因が究明できずにハムストリングスの張り等を感じられるお客様が現れるような再発は防止しなければならないので。

もし、うまく私が自信をもって「これで、OK」とできない限りは、
敷石の設置は見合わせていただきたいと考えております。

どうぞ、ご理解の程、よろしくお願いいたします。


※ ただしお客様から、ぜひに、ということで敷石をする希望があれば、そのときは臨機応変にしてまいります。

両手持ちのできるかっさ型のベン石温熱器で、頭板状筋の後頭骨に付着した腱部のリリース。いいかもしれません!

かっさ型のベン石温熱器。


かっさ型のベン石温熱器1.png

こちらで、頭板状筋の頭部の付着点の凝りへアプローチをしました。



ラバーを巻かなかったときは、ごつごつした痛みがかなりあって、不快でした。

軽擦という、軽めに回数を増やしてこするというやり方を採用するしかない。
ただ軽擦で解けるような柔らかさでは、
私自身のこの部分の凝りはないのです。
それによりリリースが深まらなかったのです。



ただかっさ型のベン石温熱器をラバーを巻くことで
かっさのヘッド部分が患部に当たる瞬間がソフトになって、不快さがなくなりました。

当たってから、「ぐいっ」と力を入れても、厚みあるラバーが刺さるほどの痛みを消します。
本来のかっさぽさのない、やさしいソフトな圧だが、
意外や意外、ラバーを巻くと、巻く前より押し込んで使うこともできてしまう。



そしてこのかっさ型のベン石温熱器の持ち手の柄が生きてきます。
両手で持ち手を支え持つことができる。そこがポイントです。
そうしたところからの安定した方向性を吟味した力を取り出しやすく、
そこからの精密な操作された圧を活かすことができます。


それにより軽擦ではリリースができなかったところから、
しっかりした圧で対応することができるようになって、
頭板状筋の頭部の後頭骨に付着する腱部の凝りがだいぶ緩みました。

そして徐々にリリースを深めていくうちに、
この腱部の意外な発見がいくつかあり、有意義でした。
骨化が進む場所だとは思っていましたが、
解き進めると、その奥の表情が想定した深層部の像のままに現れたのは驚きました。
同時に、うれしかったですね~。

ちなみに、おそらく首の位置や頭の位置が、位置ずれした状態である方々は、
多くがこの後頭骨に付着した頭板状筋の腱部は「骨化」しているように観察されます。

骨に化けるほど硬化が進んでしまっていて、
自身ではそれが骨だと思い込んでいて不調原因がわからないでいる。
そのような方々は少なくないでしょう。
同時にこの部位の骨化は、脳内の血流をきたんに悪化させるという特徴的な部分でもあるので、
その意味でも、後頭骨に付着した頭板状筋の腱の骨化が自身にあるかどうか。
調べて対応したほうがよいでしょう。



ただ、、、この部分、骨化を見つけ出せたとしても、
一般的な施術のやり方ではあまり緩められる術がありません。
個人的には、ここを解いておられるところは存じ上げません。

そして私がこの部分を解くにも、容易なことではないのは、
私どものお客様がよく知っておられるでしょう。
いまだに、このようなかっさ型のベン石温熱器を使えばいいかも、、、とか、
試行錯誤を続けている真っ最中なんですから。 ^-^;


なので現状以上の骨化を進行させないようにすることが大事です。


ちなみに。
首凝り、肩こりは、この頭板状筋の頭部への癒着により多くが作られます。

なので、私はいまはおかげさまで、かなり首凝りや肩こりがしっかりと軽減して、
いままでにないほどの楽な感じを実感できています!!!



今回はこのかっさ型のベン石温熱器を温めない冷えたベン石のままで使って、リリースしていました。
なので温めてリリースをするというのも、
何らか別のレベルのリリース反応が起こりそうですね。


かっさ型のベン石温熱器で頭板状筋の頭部のリリース.jpg

書籍紹介:『Yoginiアーカイブ カラダの仕組みと使い方』 ヨガをする人向けの本ですが、ヨガをしてない私にもカラダのしくみをわかりやすく解説してくれる良書です!

昨今、自宅でなにかよいエクササイズがないかと、
探している人たちへ。


今回、紹介させていただきたい本は、
カラダのしくみがわかりやすいイラスト付きで簡潔に紹介しています。

大判のムックで見開いたときの写真やイラストが大きく見やすいんです。
だから見ていて目が疲れないしイメージがつかみやすくていいですよ。


「ヨガもいいかな?」という人にお勧め。

でもヨガのポーズを身につけるためだけではなく、
もっともっとヨガでポイントになるカラダについての知識や概念をしっかり把握したい!
プラーナとかチャクラとか・・・。

ただヨガをしない私にも、参考になる知識が多く紹介してあります。

体全体の筋肉が把握できるだけではなく、
該当する筋肉を使うヨガポーズを紹介してくれていたり、
他にはカンタンでやりやすいエクササイズも。


骨盤底などの骨盤のこと、
背骨の話、そして呼吸など。
これらはカラダの操作の根幹ですから、
ぜひとも深く理解してほしいです。


それらが適した理解を定着させるエクササイズをもって紹介されています。
私自身、本書を手に取ってみて。
この一冊のムック本。

読むにも歯ごたえがあって、
かなり使えそうな印象です。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(出版社の内容紹介)

 ヨガがストレッチや筋トレと違うところは何でしょうか。
 それは、自分の深い呼吸とつながり、心にもアプローチしていくところです。
 そう、ヨガは美しいポーズをとることがすべてではありません。
 でも、さらに深めていくために必要不可欠なのは、正しい体の使い方。
 動画を見ながらなんとなくヨガをすることもできるけれど、自分のポーズを客観的に見て、
 今の状況を知ることはとても大切で、ケガの予防としても重要です。
 その助けになってくれるのが、
 『Yogini』アーカイブシリーズの 『ヨガのポーズがみるみる変わる! 体のしくみと使い方』。

 筋肉や関節、神経や呼吸のメカニズムなどのおさらいしておきたい内容は、
 新たな発見があること間違いなし。基礎知識ほど、間違って覚えていたりするもの。
 知っておくとポーズの練習が圧倒的に変わる体の使い方については、わかりやすいイラストで紹介。
 基本のポーズこそ慣れやクセが出やすいので、定期的な見直しがオススメ。

 さらに、最近ヨガ界で話題の骨盤特集は、他では読めない内容の濃さ!
 記憶の貯蔵庫とも呼ばれる骨盤は、チャクラやツボなどが集まる超重要な場所です。
 もちろんポーズを深める上で避けては通れないし、実は瞑想や呼吸などにも深くかかわっています。
 これ一冊でヨガの解剖学はほぼ網羅されている⁉

 情報量が多いので、一度読むだけでは消化しきれないかもしれません。
 普段しているヨガの練習を見直したい時、インストラクターとして何かヒントがほしい時には、
 必ずほしい答えが見つかるはず。読んだらぜひ実践して、違いを感じてみては?

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頚椎第一や頸椎第二を狙い撃ちした注熱をUSB美容用ベン石温熱器で!

業務用としてベン石温熱器を、
施術個所ごとに最適なものと機能別に使い分けるため、
いくつかの種類を購入してきました。

たとえば、以下のようなものです。

それぞれを頭部、頚部、胸部、腰背部、脚部、骨盤部など、
身体の凹凸や解こうとする筋膜リリース個所にフィットするものなど判断して、
それぞれを使い分けて仕事をしていくのです。


彫刻家が様々な彫刻刀を持ち換えて仕事をする意味が、
体感的にさっこん、痛感するようになってきました。



所有中のベン石温熱器各種2021-5-27.jpg

先日、上図のスティック型ベン石温熱器を購入したので、
フェイスラインや首の胸鎖乳突筋、顎関節や側頭骨部分などは、
こちらで対応するのがいいだろうと考えました。
なかなかいい感じでリリースがはかどります。



ですが、首の部分で一か所だけ。
どうしてもうまくいベン石のヘッド部分をフィットできない部分があったのです。




それはどこか?



うなじ部分の「左右の頭板状筋の間(隙間)の頭骨に付着する腱」です。


頭板状筋の後頭骨付着点を緩めるには?.jpg


この部分に「角型ベン石温熱器」のヘッド部分を押しつけてみると、
悪くはないのですが、フィット感がいまいちですし、
当てた状態から角度を繊細に選んで移行することができません。

スティック型ベン石温熱器」でフィットするように当ててみたのですが、
スティック型ベン石温熱器のベン石のヘッド部分が薄い円盤状になっており、
その薄い部分のエッジでは温度が低いため、十分な患部の注熱ができません。


いろいろ角度等を変えて試行錯誤をしてみたのですが、
結果的に第一頸椎部分にまで注熱をできないかと考えていた目的が達せられず。


いろいろとベン石のヘッド部分を自分のうなじの当該部分に押し当てることで、
結果的に以下の「USB美容用のベン石温熱器」なら、
最適な成果が出せるだろうとわかってきました。




それで中国の業者に発注をかけ、届きました。 ^-^


USB美容ベン石温熱器.png



なんら変哲もない、ちょっとぶっといなめらかなペンシルタイプですが、
頭板状筋の頭部の付け根や左右の頭板状筋の内側から外側に向けてなど刺激を与えると、
心地よくフィットしてくれるのです。
それに加熱もUSB対応の他のベン石温熱器と比べれば低出力で、
火傷するほどまでは暑すぎず暖かく気持ちいい程度を維持できます。

(※他の大きなサイズのベン石温熱器は、低温設定でもやけどするほど高熱化する傾向があるため、
  通電加熱したまま使い続けるとやけどリスクが出てきそうなときが頻繁にみられる。
  私のところでは、そのような火傷リスクを減らすため、
  一定量温度を高めたら加熱スイッチを切っています)

また、こちらのUSB美容用タイプなら、
経穴部分をアバウトにとる用途で使うには、
意外に行けそうな気がいたします。


実は他のベン石温熱器の種類で、ヘッドの先っぽが5ミリほどの先端になっている機種があって、
こちらは経穴を正確に割り出してから、ジャストミートして注熱刺激を与えて成果を最大限出せるものもあります。
鍼灸師の先生や経穴の扱いに高い技術を培った先生ならばそのような針の先のようなイメージの機種もいいでしょうが、
私にはそれは使いこなせません。

私のようなものではヘッドの先端が350mmという太さがあるUSB美容用ベン石温熱器で、
経穴部分をその円のサイズ内に含めて注熱できるというところがちょうどのような気がいたします。

 


ただ、私がこの頚部第一周囲を注熱すると、、、
しばらくの間(だいたい5分から15分くらい)頭がくらくらします。

やりすぎると、意識がもうろうとする感じ。

 

それは頚椎第一を調整するときに、よく起きることですが、
これが起きると眠気がどっと襲ってきて、起きてられなくなりますので。
それほどまで全身に対しての影響度が高い重要な部分であるということです。
やり方によって、弱い力をかけただけで気絶させることもできるほどの急所でもあり、
それゆえに重要極まりない治療点でもあるのです。


セルフワークとしてこの部分のリリースは、したくないところです。
正直、精密な調整は自分の頭の裏のことでできるわけもないので。

仕事がある日は、この人体実験テストはできないんですよね。 ^-^

 

 

ベン石温熱器を微妙に使いやすくするための工夫:【 持ち手にラバーを巻きました 】

かっさ型ベン石温熱器。

こちらを使ってみると、
やさしい圧だけをかけるならばまだしも、
太い筋で硬化が著しい筋膜の癒着をリリースするようなとき。
持ち手がニスに塗られた木製で、私の手では細くて握りづらく思いました。
握りづらいどころか、ごつごつとした感じで手の指の骨に当たって痛いんです。

「それじゃバットを振るときのように<当たりだこ>ができるまで頑張れ!」
といわないでください。 ^-^;

もともと筋膜リリース用のグッズとして設計されてはいないかっさ型ベン石温熱器です。

だったら私の仕事に最適化させていくまでのこと。

で、下図の絵のように。

グリップ部分をラバーで巻いてみました!


かっさ型のベン石温熱器の持ち手にラバーを巻きました.png


以前、真鍮製スティックを自作をした時に東急ハンズから買ってきた多種類のグリップラバーの余りがあり、
そちらのなかから最適なラバーを選択して仮止めしました。


結果:
握りやすくなっただけじゃないのです。
グリップ力が上がって力も伝わりやすくなりました。

他にも使ってみての納得の感想は、
ゴム製のラバーのおかげで施術者の私の手に、
邪気による疲れがたまらなくなりました。

あとはかっさ型のベン石温熱器の操作性がよくなったおかげで、
施術のときの硬化した筋膜のリリースが20~30%ほど向上(※個人的感想)したようです。



また、このかっさ型のベン石温熱器は、
ちょっと落とすと簡単にベン石のヘッド部分が割れてしまいます。。。。

かっさ型のベン石温熱器はかっさ状の薄い構造であるがゆえに、極端に衝撃に弱いのです。



送られてきたまなの製品では、
木でできた柄でつるつる滑りやすい。
それでワークベッドに乗せておいたら、
ふとしたことで落下して破損しました。。。。

「ガチャーン」「パリンッ」


私の脳裏の声:「おぅ・・・な、なんてこった」
高額グッズで業務用で控えを買ってないもので。


心臓が一瞬止まります。
それから激しく、どくどくと鼓動が速まり、
さびしげに割れた破片を回収します。。。。

いいことじゃないとわかっていますが、
現在は瞬間接着剤で、割れた破片部分をきれいに接着して使わせていただいております。




私の施術の場合、破損部分が気にならないところという点と、服の上からの接触だから、
かろうじてこのようなだましだましつかっているわけです。
(※後日、機材購入費をプールして新しいものを注文する予定です)

もしも皮膚に直接ベン石のヘッド部分を接してマッサージをなさるようなら、完璧に致命傷でしょう。
そうなると、ほんとうに一切の使い物にならないかんじです。


送られてきたままの製品は、
そういった落下物になりやすいもので、
またいつ壊れるかわからない代物です。

だからラバーでグリップを作って巻いておくと、
ワークベッドの上から滑り落ちにくくなりますし、
落ちたときにラバー部分のクッションがあることでベン石のヘッド部分が救われる可能性も増します。


今はまだ柄の部分に糊付けするのが後々修正するときにべたべたになるのが怖くて、
ゴムで巻き付けたり、部分的に瞬間接着剤で糊付け固定するにとどめていますが。
グリップの巻き方の最良な方法を見出したら糊付け固定をして輪ゴムは取るつもりです。
(輪ゴムは。、、、、かっこ悪いですよね ^-^;)



かっさ型のベン石温熱器をお持ちの先生がおられましたら、
一度試してみてください!
お勧めいたします!!