トレーニングについて★1

僕は中学生時代は、家で腹筋を鍛え腕立てをしていた。たくましいボディを作りたいという気持ちがあり、それにはまずはトレーニングが大切だと考えてのことだ。ひ弱そうな体なのだが、なぜか平気で腹筋200回、腕立て100回などのメニューをこなしていた。しかし、あまりたくましい身体とは言い難い肉体の作りであった。
レーニング量が足りなかったからそうだったんだ、それも一理ある。しかし今の身体の理論を理解してからでは、それ以上のトレーニングをしていなかったことが幸いだったことを喜んでいます。
「やつはかっこいいからだをしているよな!」そんな言葉をかけられたくってやっていたのでしょう。それともひ弱だった自分の身体が、将来を不安なものにし周りの人たちや仕事などと対抗できないと危機感を抱いたからです。
しかしたくましいボディを持つという目的は達成されませんでした。

体型は、その人のからだの使方が良く現れます。それゆえに一時的に身体をトレーニングしてみたとしても、トレーニングをしていない時間が有効に体型を整えるために働きかけていたかどうかを考えれば、目的が達成されなかったこともうなずけます。一日のうちの1時間トレーニングは、起きている時間が16時間あるとするとそのうちの1/16に過ぎません。わずかなものです。そしてそのトレーニング内容も呼吸を止めながらウンウンとうなり声を上げて力みながらでは身体のせっかくのしなやかさを失わせる自己破壊的な行為であったと思います。いまは意図的に身体の使い方に注意を向けるように意識を集中させている時間が増え、わずか1時間のトレーニングとは段違いのレベルでの身体の体型のメンテナンスが進んでいっています。何らトレーニングのようなものを日頃行わなくても(ワーク自体がかなりのトレーニングになっているかもしれませんが)どれだけ体型が変わっていくのかが楽しみです。身体の使い方をよりスムースにしていくにはどのようにしていけばよいかの気づきをえることにより体型や筋肉の質、姿勢、運動方法などをブラッシュアップをかけていきます。自分の身体に気付いている時間をより多く増やせば、そのブラッシュアップは1時間程度のトレーニングでは比較にならない効果を生みます。