筋肉が硬くなることで、
体の伸び縮みがしにくくなり疲労します。
それはたとえが飛躍しますが、
体の中に伸び縮みしにくいガムテープを張って暮らすようなイメージ。
実際に筋肉を柔らかく解放した後には、
何気ない振り向く動作も、
さまざまな筋肉がおのおのの役割を十分果たしてくれます。
ごく自然に大きな筋肉から小さな筋肉まで協調して働きます。
そのことによってエネルギー効率よく動けるから疲れません。
伸び縮みしない筋肉があれば、
ギクシャクとした連動性のない動きしかできません。
見ていて動きの流れが途切れ途切れとなり気持ちのいいものではありません。
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血管レベルで見てみましょう。
体中には血管が枝分かれしています。
大動脈から毛細血管まで血液は流れ、
毛細血管から大静脈へと返していきます。
きれいな血液が運ばれていき、
そして老廃物を回収していくシステムです。
動脈や静脈は血栓ができたりしませんと、
詰まることはありませんん。
それは血液は液体ですから、
隙間があればある程度流れていってくれるありがたいものですから。
ですが毛細血管が問題となります。
毛細血管の太さは10μm(※1μmは1000分の1mm)。
赤血球は12μm。
ということは次のことが言えます。
『毛細血管の中を通る赤血球は、
毛細血管より大きいものである』
ということは血液は物理的に通りにくいものなのです!
筋肉が弛緩したり緊張することによって、
ポンプのような血液を送り出す力を持ちます。
その力があって初めて、
その通りにくい毛細血管に血液を流すことができます。
筋肉の血液を流すポンプの役割がなければ血流は滞るのは当然なのです。
そして筋肉のしこりがあれば、
筋肉の収縮ができなくなり血液ポンプ作用が減少。
血液が毛細血管を通れません。
栄養不足。
溜まった老廃物を排泄できない。
そして溜まった老廃物には乳酸(疲労物質)を含み、
疲れが抜けなくなるのです。
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一般的にいえば、
『体が柔らかい人は血行がよくなりやすい』。
体が柔らかいことと代謝の正常度合いは関連します。
ただ体を詳細に見ていけば、
単純にこのことがいつも言えるわけではありません。
2〜3のポイントを付け足して考慮しなければなりません。
私どものボディワークのワークは、
その改善ポイントをよく押さえています。
ワークを受けるメリットです。