母に『腹式呼吸はどうやってやるの?』と質問をした。
簡単な人体の横向き全身イラストを書いて、
腹式呼吸をするときのお腹が膨らむところを丸してもらった。
するとお腹の前側に縦長の楕円の出っ張りを書いた。
これは間違いです。
それを理解してもらうために、
お腹の前に息を入れるように意識して腹式呼吸をしてもらった。
それから自分の腰の部分がどのようになっているか、
手で触って確かめてもらった。
すると腰が反っていることに気づいた。
お腹が前に突き出されるような腹式呼吸だ。
それにより腰骨もお腹の方に突き出してしまっていた。
その事実に気づいた。
それと同時に「肩に力が入り上半身が硬直していないか?」
と質問を投げかけてみた。
すると上半身が硬くなっていると自覚してくれた。
それから少し難しい話しに移った。。。
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先程書いた人体イラストの絵の隣に、
もうひとつ人体イラストを書いた。
イラストに腰側と腹側をも含まれる円を描いた。
バスケットボール程度のボールをお腹に描いた感じ。
かなり大きい円だ。
この円の中心点を「丹田」と記した。
この丹田を中心にしたボールを動かす感覚。
それが大切なんだよと解説。
呼吸の呼気、吸気のタイミングで腹部に描いたボールを回転させる。
このときに丹田というボールの中心点の位置は一定。
決して動かしてはいけません!
すると力まずに非常に大きな力が取り出せる。
これは要領を得た実践ができれば誰でもわかること。
でも多少これにはテクニックが必要です。
腹部に仮想した円を呼吸のリズムで回転運動(円運動)させます。
その円運動に従い【手は広背筋】、【足は大腰筋】が動かされます。
そしてピストンシリンダーのような往復運動をするのです。
ここの説明は図示しないとわかりにくいかもしれません。
この円運動と往復運動は
からくり人形を作る時の足を歯車付きのカムが回転して進む仕組みに
類似していると思います。
これで動くときの体の力みが抜ける。
重心をキープしながら動けるようになる。
ちなみに中国武術の心意拳をご存じの方は、
上記の説明でも通じるところがあるかと。^^;
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で、結局母には理解できませんでしたね。--1
でも腰裏に息を入れることで自然に腹部も膨らんでいく。
すると上半身の力みがなく動けることに驚いていました。
めでたしめでたし。