50歳以降女性の75%に影響する変形性膝関節症

新聞記事を読んでいて気になりました。



変形性膝関節症、50歳以上女性4分の3発症 東大調査



 膝(ひざ)の関節がすり減る変形性膝関節症の人の割合(有病率)は、
50歳以上の女性で75%に及ぶとみられることが、
東京大「22世紀医療センター」の調査で示された。
男性でも54%にのぼり、
国内で計3000万人以上が患っていると推定できた。

 変形性膝関節症は、痛みがひどいと人工関節が必要になることもある。
高齢者の生活の質を低下させる病気だが、
発生率や有病率はこれまでよくわかっていなかった。


50歳を過ぎた人の変形性膝関節症の発症率
女性の75%、男性は54%。


この数値をみて驚きました。


膝関節が故障すれば腰部の負担も増えて固まります。
膝関節の脚部のサスペンダーやショックアブソーバー役が果たせなくなり、
股関節にも負担がかかり、
臀部や脚部前面がしこり状が広がります。
その強烈な作用により
多くの場合それで内臓の硬化も現れます。
軸足側の膝関節の変形率が高ければ、
身体の軸にねじれが大きく入ります。
それは脊椎の捻転につながるのです。


私はワークを床でおこなっています。
膝にかかる負担は大きくかかります。
ときに膝が痛みだすこともあります。
膝が痛いと歩くのがつらくなって、
行動範囲も狭められてしまいます。
それを身をもって感じているので、
膝関節の痛みの大変さは解ります。


幸い私は今のところ痛めた足をMリングにかけると、
小さく足がところどころ痙攣をしてそのうち痛みが消えます。
ですが変形性膝関節症という器質的に膝関節の変形が生じると、
このような簡単なケアで済ませることができるとは思えません。


特に女性の場合、男性以上に注意が必要です。
閉経後に骨密度が減少するため注意が必要でしょう。
足に負担がかかる靴を長年履きつづける習慣を持つ方も多い。
たとえばヒールが高い・ヒールにかかとが乗れない
・ワイズや捨て寸が理想的ではないなど。



ボディワークで全身(特に脚部の前面と側面の筋肉)を解放して
歩き方や姿勢の改善などをおこなうことで、
改善して痛みが軽減したという報告を受けています。


ただ...
4人のうち3人の50代以降の女性が
苦しんでおられると知っているならば、
そうならないよう予防することが賢明です。