正しい姿勢あってこその鍛錬向上です。
姿勢が整えられないで動けば、
気血の調整が取れなくなり百病を生む。
それは考えてみると当たり前のこと。
例えば.....
自転車のフレームや車輪が折曲がれば、
きぃ〜きぃ〜いったり、
まっすぐ進めずに蛇行。
機能的に使う事は難しく、
壊れやすくなるものです。
人体も同じです。
姿勢が整ってこそ機能性が発揮されます。
血管や神経や体液循環が正常化している状態。
せんだって友達が身体を痛めていました。
ただそれを押してハードトレーニングをしたそうです。
パフォーマンスを職とする人は仕方ない部分もあります。
そうしなければその世界では生きていけなくなるという、
強い危機感があるから身体が痛んでも続けざるをえない。
そのような気分になってしまいますから。
新人の追い上げで椅子取りゲームの椅子がなくなる。
本当にプロの世界では過酷ですから。
ただ身体の構造が日常生活やトレーニングで培った左右上下前後のゆがみがある。
道理を考えればそれでは姿勢がばらばらです。
自転車ならきぃ〜きぃ〜音を立てまっすぐ走れない。
そのような状態と同じことです。
身体を動かしても気分が乗らず、
ブレーキは焼きつき焦げるような不快感を体に残す。
気を鎮めてリラックスすることで目的筋が意識でき、
その能力が高い人ほどトレーニング成果があがるものです。
リラックスできない様子での過酷なトレーニングは、
必ず身体の骨格筋・靭帯等を傷つけます。
そして行き過ぎれば内臓を壊してしまう。
ただトレーニング中はある種の麻薬物質がでてきて、
身体にかかる筋肉痛などの炎症を抑えるものです。
炎症を抑える効果により傷ついている感じがない。
でもいつかそのダメージの境界線を越えれば
どっと噴出してしまうのです。
体力と気力に余裕がある方ならばそうなっても一定期間リハビリをすれば回復。
でも日頃から身体に余裕がないと自覚している人は、
そこまでのダメージを背負わないようにしたいです。
身体を快調に動かすためには、
8割安定して2割変化。
そうすれば身体は動いてもぶれず疲労は少ない。
それがちょっと姿勢が悪くなっただけでも、
その8:2のバランスが崩れてしまうもの。
不安定過ぎれば緊張して身体を支えるので疲れる。
幾何学的な美しさを伴った構造体、
そして動き。
そのようなものが大切なようです。