要領の悪い知財収拾癖


愛用しているパソコンのハードディスクのシステムファイルが壊れた。
そのため起動することができない。
ただ他のパソコンにつなげて操作すれば
すぐに修復できる自信のある壊れ方だった。
だからそれほどあせりはしなかったのだが。。。


このパソコンの中に、
数百冊を超える施術専門書からスポーツ・武道や心理学から
他多ジャンルの書籍データを透明文字入りPDF化して保存している。
総ファイル量は15ギガバイトを超えている。


途方もない分厚い専門書を多数スキャニングしていた。
誰に助けてもらうこともなくひたすら知財を増やした。
都立図書館などにある施術専門書はほぼすべて借りた。


書籍は特定の人間が自己の見地で書くものです。
だから人それぞれ切り口が違う。
一人の見地だけを私が観ていれば、
それは目をつぶって象の一部分を触ることと同じになる。
耳を触って象は耳がでかいというか
鼻を触って象は鼻がでかいというだろう。


耳も鼻もそのほか多くの部位を触るほど、
実像に近づいていくことができます。
全体像を観るために手間隙をかける。
そういうやり方でいこう。


そう考えました。


だから私が理想とする仕事に役立つ知識と推測したものは、
手間隙を惜しまずに単純作業にも耐えて睡眠時間を削った。


施術に使う用具はうちは貧相だ。
だがインターネットにはない密度の専門書を筆頭とするすべての情報を
テキスト検索で調査することができるようにしてある。
これはボディワイズの社外持ち出し厳禁の財産ですね。


もしこの作業をしていなければ、
今の自分の施術法は成立しない。



この作業により多数の書籍から、
多少は知識を多角広域視野的に学ぶ機会を得られています。


幾冊もの関連書籍を串刺し検索すると
誰がよりスマートな考えか響いてくる。
そんな使い方もできますね。


ただこのような作業量の多い情報収集が賢いかどうかは疑問がある。
凡人な私は愚直な作業に徹するしか思いつかなかったともいえます。


我ながらマイペースに、
亀のような歩みで進んでいます。


とりあえずまた新規ファイルが増えたから、
バックアップしておかなければと思います。