NHK趣味悠々の 「太極拳で かっこいいカラダになれ!」を観ました。
http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/taikyokuken.html
気に入りました。
予想していた以上に観ていて楽しい。
基礎的なことをポイントをついて教えています。
歩法では膝を曲げ背筋は伸ばしたまま頭の高さを一定にする。
これはやってみるとわかるのですが、
か〜なりしんどいんです。
だからつい前傾したり頭の位置が上下にぴょこぴょこする。
そうならないために地面に平行になるように頭の高さのロープを張り練習。
それを観て「ぉぉっ。いいねぇ〜」とうなりました。
生徒代表の元ラグビー選手の大八木氏。
太極拳が始めてだそうです。
運動能力はすばらしいものがあるのでしょう。
それは察しが着きます。
ですが筋肉や関節の柔軟性とバランスを保ちつつ
筋力をゆっくり発揮する技術が求められる太極拳。
体の外側の筋肉を緩め、
胸や肩の筋肉を緩め、
コアの筋肉はしっかり使う。
そうすることに慣れないとなかなか思うように体がコントロールできません。
レッスン中の大八木氏から「うぅっ」とか「ぐふっ」とか聞こえてくる。
その嗚咽のような声に深く共感を覚えます。
また渡辺先生筆頭にすべて関西人。
渡辺先生の話し方はTOKIOの城島さんのような感じでして。
それも印象がよい点でした。
これから回を進むにつれて、
渡辺先生がアレンジした太極拳のレクチャーに移るそうです。
今からとても楽しみにしています。
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また太極拳などをしていると、
重心をどこに定めなければならないかが問題になるでしょう。
重心はどこにおいておけばいいか?
それは簡単にいってしまえば
「重心は骨盤のなかにあるもの」。
ただひごろ心身統一して重心を骨盤のなかに感じ続けられればいいが、
なかなか私のような凡人には難しいことなのです。
ついつい右に利き足を偏らせてしまう。
すると骨盤が左右不均衡になります。
右重心に傾いている。
重心側の筋肉は使いすぎになります。
そのため右側面の筋緊張が強まり短縮する。
すると緊張した側の臓器は圧迫を受けます。
機能が低下します。
その状態が長年続きますとゆがみが複雑さを帯びていきます。
左右のねじれという「捻転」が起こります。
このことは私だけのことでもなくて、
ほとんどの日本人は右重心傾向です。
だから靴の中敷をオーダーメイドで作るときには、
右足のヒールを高くすることがほとんどですから。
右重心に傾いていて右足のエネルギーを常に放ち続けている。
そのため過労となり右足は特にエネルギー不足になりがちに。
重心を骨盤の真ん中に戻すためには骨盤不均衡を是正せねばなりません。
そんなときには柔軟性を失い硬化短縮した右足に命を吹き込むこと。
よく働きエネルギーを使っている重心側の脚部の筋肉に、
操体法をしたり足湯をしたりマッサージを加えて
エネルギーを補給してあげるようにしましょう。
そうして「重心は骨盤のなかにある」ことが実感できるようになると、
太極拳のレッスンがより楽しくなると思います。^-^)