関節は伸び縮みして呼吸する
呼吸をするとき。
息を吸うと胸郭は広がり体の表面積は広がります。
息を吐くとその逆となります。
呼吸を深くするときに
関節が縮んでいると息を吸いづらいんです。
関節が伸ばそうとすると息が吸いやすいんです。
たとえば
肘の関節を折り曲げて縮めて息を吸うと吸いづらいですよね。
肘の内側を伸ばして肘内側が天井方向を向くようにすると、
息が吸いやすいです(私の場合)。
関節を伸ばしてあげるときに息が吸いやすいのですから、
力んでしまうようなときには関節が縮んで詰まっているため
息が吸ったり吐いたりの代謝ができない。
うまく伸びやかに体を使えるダンサーや武術をする方々などは、
関節を伸ばして息を吸い、
その関節の伸びを調整してゆっくりと息を吐いて持続的運動をしたり
瞬間的に息を吐いて爆発的な力を発揮させてみたり。
関節を伸ばして息を吸うことが動きの始まりです。
だからこそ体の関節が伸びて可動域を大きくして
同時にスムースに動くこともできる。
関節で呼吸をしている演者は、
動きに無駄がなくて体の隅々を意図的に動かしている。
そのような印象を受けます。
関節を伸び縮みさせることで、
あたかも関節が呼吸をしているかのように動かすよう心がけましょう。
特に緊張症の方は縮めたままで伸ばそうとしません。
関節を伸ばすような意図的なエクササイズをすると
時期に身についてくるでしょう。
例えば肘関節を徐々に伸ばしていくと肩で引っかかってブロックされているな、
と感じたとします。
そのときは息を吸うタイミングでもう少しだけ肘関節を前方に伸ばしてみる。
すると肩がもともとある程度の柔らかさがある人ならば
ずるずるっと肘関節と連動してつられて伸びていくことが観察できます。
もちろん関節も常に伸びっぱなしがいいわけではなくて、
関節が伸びて息を吸い縮めて息を吐く動作を助けている。
ちなみに詳細をみれば、
関節を伸ばすときにねじりながらでなければ伸びないところもあります。
それはどこか探しながら、
体の全身の関節に呼吸の伸び縮みを体験させてあげてくださいね。