小手先で動かないこと


体の使い方の基本です。



とあるゴルフの本で読んだ記憶があることなんですけど
「手で手を、腕で腕を、肩で肩を、足で足を動かしてはいけない」と教えているそうです。


たとえば
手で手を、腕で腕を動かそうとするならば、
手先の筋肉を使ってしまうでしょう。
動き出しには順序があります。


手を動かそうとするときに、
動き出す部位の手部を意識して動かそうとするとぎこちない。
筋腱が緊張して伸筋と屈筋が分けられていないことに。
体の内側にコリがたまりやすい緊張グセが抜けません。


そのような動きをしているときには、
うまく体の機能を使いこなせません。


まずは『大きな筋肉から動き出す』。
大胸筋や広背筋を意識して動かすと、
自然に腕や手先が動きます。
そうしてから手や腕の筋肉を動かしていく。


このような手順がなされていれば、
腕はしなやかに、伸びやかに、そしてパワフルで繊細に動かせるのです。
呼吸も自然に途切れることなく、重心も定位置をキープできるでしょう。


動きの質を追求するためのひとつの注意点ですが、
大きな筋肉がどこにあるかを認識することが必要。


これが最低限のルール。


大きな筋肉が把握できたら、
もっと小さな筋肉をも使いこなせるようにする技術に精通することが大切。
その先のステップは深遠です。