あけまして、おめでとうございます

あけまして、おめでとうございます。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



2018年1月4日
ボディワイズ
鈴木政春





1月3日は、渋谷まで散歩に。
途中、祐天寺と金王八幡にお参り。
それから東急本店のジュンク堂へ。



本年の課題は、
『体の動き』の理解を深めるために、
エネルギーの動きと体の構造について
さらなる研究をしていこうと思います。



そんな視点で書店を数時間探し回れば。
ありがたい本が出版されているものです。
それがきっかけで私の施術技術の進歩が成され、
きっと多くのお客様にも恩恵があるのです。


ただ家の書棚にはスペースが、ない。。。


あとは気づけば書籍代が2万円を越えています。
医療専門書になると、数冊買ってこの値段は安い!
ですが、やっぱりこの費用負担は厳しいですよね〜。


衝動買いはこらえて帰ってきたので、
厳選して、また買いにいこう。








そして話題は本続きでして、


たにぐち書店の出版目録をみて
『復刻版 支那長生秘術』が発刊されていることを知りました。




出版社の内容は


『昭和初期、中国大陸に長期滞在し、
中立的な立場から中国についての本を数十冊も上程した著者が、
「長生秘術」という観点から纏めた大著。
多くの伝承、挿話、実際の見聞を紹介しつつ、
「不老不死の考」「霊薬行脚」「長生秘薬」「仙薬秘話」
巴蜀の薬草」「壮陽補身」「回春秘法」など、
漢方、養生の観点からも興味深い内容。昭和4年初版の復刻。』



中国式の長生きするための秘術が紹介されているのだろう。
かなり不思議な本だが興味を持った。
だが、買うのは、そこまでではない。。。


図書館にもないだろうな。
そう思っていたらネットで調べていると、
以下のようにネット上で読むことができる。


国立国会図書館デジタルコレクション - 支那長生秘術


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1049732/298?tocOpened=1


紙より読みづらくはあるが、
でも少し得をした気分です。








そして長寿関係の古書を探るというきっかけですが、、、。







今年のお正月は、出かける用事以外では、
図書館から借りてきた20冊ばかりの本を読み過ごしています。



そのなかに「介護」をテーマにした本が数点あります。



私の施術をお受けいただいているお客様の中にも、
ご両親や祖父母の介護をなさっておられる方がおられます。


遠方への定期的な通い介護であったり、
ご自宅での介護であったり。


私の身近ですが
昨日まで元気だった親が、
突然に介護を必要とする日々が訪れる。
介護を受ける方も不屈の闘志で回復できるよう努めておられ、
支える方々も一所懸命にバックアップをしておられます。


ただその介護を受けることになった方が、私と同世代です。
介護をする側にもなる可能性があるのですが、
介護を受ける側にもなる可能性もあるのです。
そのことに気づいておかなければなりません。。。。。



年々、日本の統計では
天寿を全うする『寿命』と
健康で生活できる『健康寿命』の差が開いてきている。
介護が必要な期間が増えてきていると言います。



去年、私がコーチングスクールに通っていたとき、
下記の本を書かれた著者を幾度か講習会場で見かけました。





がんばらない介護
http://amzn.to/2DTOqio



著者は理学療法士をなさっておられ、
同時に3名の身内の介護をされていました。


介護の大変さが本書からも伝わってきます。



ちなみに、
著者がコーチングスクールに通っておられるときに、
病院で患者様のケアをなさっておられたとき。


体の自由がほとんど利かない患者様に、
本気で向き合っておられた方です。



真剣に「もし何ら制約がなければなにをしてみたいですか?」
と患者様に問いかけられたそうです。


患者様の体は目が動かせることとあと少しだけ、、、のみ。
そのような不自由な身の上で、
その上で夢みたいなことを思い描けといわれても、、、、、
そのようなものは、ないのよ、、、
という気持ちしか表現することができなかったそうです。


ですが生来の前向きな気持ちをもたれた患者様であったのか、
「孫娘を、いつかこの手で抱きしめてあげたい」
と感情を振り絞っていった言葉が出た。
そのあとに、
「じゃあさぁ、抱きしめたらどんな気持ちになるだろう。教えて。」



そのような会話を続ける過程で、
改善が見込まれずにいたはずだったのに。
いつしか手足を動かせなかった患者様の指が一本動きだし、、、。


それからは入院中の病院で、
他の患者様を見つけては
「もし何ら制約がなければなにをしてみたいですか?」
と他の患者様に訪ね回っていたそうです。



私はほぼほぼ介護をする側として、
どのような体の使い方をすれば
負担が少なくてすむのかという本ばかり、
読みあさっているのですが。


コーチングの真骨頂ともいえるエピソードを持つ著者が書かれた本だと知っているので、
読んでみたくなったのです。






本書での内容の一部を紹介させていただくと、、、



『安心できて、
近所にいてくれて、
すぐに行動をしてくれる』


そのような(安 近 短)で手助けをしてくれる人のサポートが、
がんばらない介護をするには必要です。



まずは介護をする者自身のための元気になる疲れを減らすケアプランが必要で、
しっかりとSOSを発信して。


勤め先に事情を話したり、
公的な相談できる機関で専門知識を得たり、
つらいときに寄り添ってくれる人と話をしたり。
相談することに抵抗がない人ほど、
当然だが他者からのフォローも受けられるのです。


相談等せずに、
つらい気持ちを上塗りするような、
周囲が察してくれない、
大変だが誰も助けてはくれないという
追いつめられた気持ちになっていくことは望ましくない。


また職場には、場合によりだが、
積極的に今後の見通しを具体的に箇条書きで伝えるように。
そのように見える化していくことで、
介護離職を防ぐことにもつながるだろう。
事情を話して協力を得るのです。



そのような大変なときこそ、
人は助け助けられる存在であることを痛感するものです。


勇気を出して事情を友人に職場の仲間に
説明して孤立化を防ぐ過程で、
自分だけが大変だと思っていたことも、
各人それぞれに子育てや近隣トラブル等、、
やはり深刻な悩み事があるものだなと気づくこともあります。
この気づきは大きい発見ですよね。


疲れすぎたときに、疲れたと本音を語れること。
深刻な事態になる前に、友人や専門機関に相談することです。


ケアの仕方についてケアマネ等とプランを決めるときに、
自身の希望と事情を伝えることも大事です。
期待通りに100%いくとは限りませんが、
仕事と介護の両立ができるよう模索していきましょう。



ということでございました。







本書を読みながら、
この本の内容は、
『自身の体調不良を煩った方』にも
同じことが言えるところもあるように感じました。


やはり体調を崩しやすい方には、
安心して任せ相談でき、
近所で、
すぐに動いてくれる専門家がいて欲しい。


そういう存在があるから、
気持ちが追いつめられることなく
しあわせを感じ続けられるのでしょう。


適切な機関にSOSを発信する勇気も必要です。
孤立してしまわないこと。
たとえ100%期待通りではない結果がでても、
自分の気持ちを、そして実状を、
客観的に見つめる機会になります。


自分から声を上げていくことって大切なんだなと感じます。



このブログを読み、
東京品川にあるボディワイズの近所にお住まいの方は少ないでしょう。


ですが、できればボディワイズも、
(安心 近所 レスポンスが早い)サポートできる頼りがいのある存在へ。
現状ではそのようにはなっていないと思いますが、
今年一年かけて、そのような側面も得ようと真剣に願っています。


とりあえずそれは、
ボウエンテクニックの提供なのでしょう。



今年一年もがんばって走り抜けていこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。