書籍紹介:『こうして、思考は現実になる』


今日もまた本の話。 ^-^


たまたま図書館で見つけた本。



こうして、思考は現実になる


ぺらぺらってページをめくると、
いきなり次のような文章が目に飛び込んできた。


p208にある


病気は運命ではない。自分で選んだ状態だ。


という文章でした。


確かに、そういう側面もあるのだろうなと思いました。


気づかないうちに、体に負担を強いて蓄積疲労が気血を止めれば、
そのようなウィークポイントが改められないかぎり組織が弱化して異常を来すものです。
天のルールが、人智に及ばないものかもしれませんが、
そういったたぐいの問題は、問題意識が高ければ回避できるところも多分に含まれているわけです。


ところが、本書で主張していた点は、
まったく違っていました!!



私が言いたいのは、私たちの誰もが、病気は修正することができる状態なのに、
運命だからあきらめるしかないという間違った思い込みを持っているということだ。


好むと好まざるとにかかわらず、
かなりの昔から病気は運命だからあきらめるしかないという、
ひとつの考え方を植え付けられてしまっているという。


つまり自分で病気を作り出しているんだから、それは辞めようというメッセージではなくて、
病気になると運命としてあきらめ甘受する間違った思い込みを自らがすることがいけないという。
なぜなら自ら持っている思い込みにしたがって病は修正できないものにされてしまっているからだ。


その項の後半の実例に、
目の見えない男の子は、一生医者に目が見えないと決めつけられていた。
医師にそんな宣言をされたら、もう、あきらめてしまうしかないだろう。
私だったら、やはりそう思い悲嘆する日々を暮らすことになっただろう。


そんな男の子に、
「もし目が見えるようになりたいなら、見えるように馴練すればいいんだよ」
というものがいた。
馬鹿げたことをいうような発言だが、
実際に男の子は訓練をして数年後には本も読めるようになり、歩くにも困らなくなった。
車の運転さえできるようになっていた。


そのときにアドバイスをしたものは、次のようなことをいっていた。
「目の見えない人たちは、自分は見えないと思い込むことでさらに見えなくなっていくんだ。
自分を型にはめてしまっている」
それに加えて、彼は前向きな考えを持つ人が変な目で見られることにも、強い疑問を持っている。
(以上、本文からの流れ)
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ちょっとやそっとじゃ治りづらい病に陥れば、
治らないのが当然と自他ともに決めつけてしまう。
まるでピンで止めて動けなくされた昆虫のように、
思いがかえって病を治さないように努めてしまう。


病は治らない運命を背負っているのではなくて、
治る運命を背負ってもいる。


思いが「その病は治らない」と決めつけていれば、そのようになる状態を選択していることでしょうし、
思いが「その病は治る」と決めつけて努力すれば、そのような結果につながることもあるのでしょう。


そんなメッセージが、ガッツリと飛び込んできた。


また、
他にも、
体重を減らしたいと考えることが、
あなたの体をやせにくくしている


とか、おぉ!どういったことなの?
というタイトルもあったりして、
エピソードもあるから楽しく読めました。



私はこちらの本は読んだことはありませんでしたが、
アマゾンのカスタマーレビューの数をみれば271とい驚異的なもので、
相当はやってたんですね。 ^-^


遅ればせながら、ご縁があってよかったなと思える一冊の本でした。