クライアントの以前の身体状況の忘却★-1

私のところでのワークは、間隔が1〜2週間おきというペース。
そして身体状況をレポートにとって頂いていますから、そのワークによって起こる変化を理解しやすいはずです。しかしそれでもなお次回来られたときの前回の状況をうるおぼえでも記憶されている方は少数である。ましてや正確に記憶されている方は、なかなかおられません。

「のどもとすぎれば熱さを忘れる」ということわざがある。
確かにぎっくり腰のような辛い状況になったとき、時間が経てばその痛みがおさまっていくことがある。そしてその痛みがなくなった後にはそのときの不快感は解消されている。そのときの痛みが遠い過去のように感じ、記憶の片隅にもなくなる。あのときは痛かったのかもしれない・・・というような「のどもとすぎれば熱さを忘れる」状況です。みごとに「けろっ」と忘れられるのです。^^!

内圧によるソフトでスムースかつ大きな身体状況の変化を生み出されているため。
内圧による変化は身体の変化の違和感や外圧がまったく感じられず、「いつのまにか改善されていた」という感想を呼ぶものです。
私のワークは筋膜解放テクニックがメインにし、ワーク日以外の日も身体のなかが血管の脈動などの内圧で深部まで血液が流れていき自然にやさしく解放され続けています。そしてこの解放は、筋膜をはがされる痛み等は全くないものですし、自分自身の体内の動きによって発生するもので大変受け入れやすいものです。
施術による外圧では、かならず皮膚抵抗やその変化の量の大きさに身体の恒常性が壊され過ぎないように反動があります。しかし内圧での身体変化は自らの血液の今までにないほど働き:スムースな酸素の供給や栄養素の配給しリンパ液や滑液の代謝も促進させるなど生命力をあげることによりもっとも受け入れやすい形で身体の変化を呼び起こします。

それにより身体の構造的な変化からまさに微細な細胞レベルまでの生まれ変わりが促進されていきます。この内圧の変化は、あまりにも受け入れやすい変化ですし、24時間休まず少しづつだが着実に変化し続けていますから、施術のように一時で大きな変化を呼び起こすものと感覚がまったく異なります。

それゆえに「気付かない」わけです。