ワーククォリティと予約順番待ち・・・1.5

しかしそこには予約順番待ち制度は欠陥があります。
そして私の最大の悩みがあります。

ワークのクォリティを上げていけば、次のクライアントへのハイクォリティなワークが提供される。それは3年前のクライアントが受けているワークよりも現在受けているクライアントの方が格段にハイクォリティのワークを受けていることを意味します。(僕は一日にワークテクニックを最低3つ以上のチップテクニックのペースで学習し続けています。それは確実にワークレベルを向上させます。そして日々新たな気付きを得てワークに対しての深い読みも備わってきます。)

でも・・・。
過去、お一人予約順番待ちにお並び頂いていたクライアントの中に、大変重い病になられている方がおられました。一度だけその方とお会いできるチャンスがあり、その方の人となりに大変よい印象を受けていました。ですので実際に予約順番が回ってきましたら、私でできるだけのことをしていこうと本を図書館で読み漁りましたし、関連するメールマガジンをとってみたりメーリングリストで情報を集めたり、信頼のおけるワーカー仲間に情報を得ていったりとやっていきました。結局のところ、これで絶対に対応できる!と自信が出るまでにはならなかったのが現状でしたが、やれることだけはやって最大限の努力をし提供する心構えはありました。

体質レベルで身体の状況を変えていかなければならないからということで、例えば冷え性で陰性のクライアントが恒常的に改善したり(一時的改善ではないです!)、低血圧で血圧の上が80台のクライアントを平常の120台までへと引き上げる、頭蓋骨への安全なアプローチメソドを積極的に取り入れ成果をだすなどから、他僕自身も驚くような成果も事実として出ています。(ことさらにクライアントには告げませんが、これがこのクライアントの方の一生を左右する身体の改善がなされた瞬間だと感じることもあります。なかにはそのことの意味を気付いておられるクライアントがおられまして、結果的にそのような方はワーク終了後の身体の変化がスムースですし、自分の身体と向かい合うことができる積極的な方が多いように見受けられます。)日々のワークでもそのお待ち頂いているクライアントの方への助けとなるものを臨床にて研究し続けていました。自分の汗と努力で書き留めていった僕が一番確信できるデータが手元に高く積まれていきました。