生理痛の血液の逆流について

生理痛は何で起こるの?という質問を受けた。
その方の場合、腹部に多量の血液がたまり起こる。
腹部にたまる異常に多量となった血液量を減らせばいい。

筋肉のこりを腰部・臀部・鼠蹊部などにためると、脚部へ血液を流す血管を圧迫する力を持つ。
あなたが考える以上に、しこりのもつ血行を阻害する力は数段高い。
そして血液が腹部に逆流のようなイメージでたまりだす。
生理痛が毎回ある方はそれが恒常的に起こっている。

例えば理想の血液の体内に対しての分布量が
頭部:胴体・腹部:脚部=3:3:3だとする。
だが、脚部に流れなくなると
頭部:胴体・腹部:脚部=3:5:2と変化する。
同時に頸部・背部にこりがでると頭部に血流が悪化。
頭部:胴体・腹部:脚部=2:6:2と仮定しよう。

生理の際の血流は、下腹部へ多量の血液が集中する。
通常の2倍近くの血液が集中する事で、血液を外に絞り出す仕組みだからだ。
特殊な状況だ。

すると上記の体内の血液量分布割合が変わる。
脚部の血行不良の時。
頭部:胴体・腹部:脚部=3:6.5:1.5
脚部・頭部の血行不良のとき。
頭部:胴体・腹部:脚部=1.5:7:1.5
のように。
すると腹部には血液の多量な滞留が起こり危険サインを『生理痛』として送る。
頭部への血流が少ない方の場合も同様に危険サインを送り出し、血液量減少により『頭痛』という警告を発する。
足首に血圧計を巻きチェックしてみるもよいでしょう。
プロならば脚部の温かさや筋肉の質によっても推し量れます。
筋肉は血液をためるための貯水装置にもなっているので、脚部にちゃんと貯水されているかどうか観ればいい。
ちゃんと貯水されるようになると、重心が下方にあるため立っていても安定しやすくなる。日常の疲労感が少なくなる。

生理時に、
頭部:胴体・腹部:脚部の血液量バランスを、理想に近い状態にすればいい。
頭部:胴体・腹部:脚部=2.5:5:2.5にすれば血行により発生する生理痛は、
瞬時に軽減するか消失します。

医師に相談の上、婦人科や内科系に異常がない場合、試してみるといい。

(注--頭部:胴体・腹部:脚部=2.5:5:2.5の数値は参考までの数値です。
体全体の血液の分布割合の正式データは医学書でお調べくださいね)