賢い生き方---「エネルギー保存の法則」

エネルギー保存の法則と申しましても、
物理学でのお話ではありません。

どんな動物でも、体重で換算すると、
一生に使うエネルギーの総量は一定である。
つまり、健康・長寿の秘訣は、
「エネルギーを節約するような生活」をすることである。とのことです。

一生の間に打つ心臓の回数は、体の大きなゾウも、体の小さなネズミも、
そして人間も変わりない。
15億回。

(「絵とき ゾウの時間とネズミの時間本川達雄 ・あべ弘士 / 音館書店より)

■「エネルギーを保存する」ことで、長寿を可能にしましょう。
そのためには・・・

・リラックスを習慣化すること。
・無駄なエネルギーを使わないこと。(激しすぎるスポーツは×)
・食事も小食に。(消化には多大なエネルギーを使うので)
・適切な長さの睡眠をとること。
・体を冷やさないこと。(温かいくらいがいい)
・諸事に思い煩わないこと。

なまけることの幸せ(ペーター・アクスト著 ホーム社)という本が、
ドイツで大ベストセラーになった。
この本に具体的な「エネルギー保存」の指針が書かれています。

勤勉で節約家のドイツ人のこと。
自分のエネルギー資源を大切にし、
省エネモードでセーブして使おうよね!というメッセージがこめられています。
「なまけることの・・」というタイトルは、ちょっとかわいいイメージがあります。
でも賢いドイツ人が、「エネルギー保存の法則」を志したのは、
人生をなまけるためではなく、より合理的にするためでしょう。

ソトコトで読んだのですが、
確かスローライフの発祥の地もドイツ・・・だったような気がします。

エクササイズも、本質は省エネモードでの日常生活が送れることに尽きます。
コアの筋肉を鍛え、体のバランスを整える。
そうすることで骨の体を支える力を最大限に引き出す。
そのときに肉体的な深いリラクゼーション効果を得れる。
動いていてもエネルギー消費が軽減できるという目的があります。

すばらしいエクササイズまたはボディワークには、
必ずこの目的が仕込まれているものだと思います。

エネルギー保存の法則を意識したライフスタイルを、
ぜひ取り入れてみませんか?