腰部にあるツボ。
『命門』がある。
命門(めいもん)の位置は、 第2腰椎棘突起の下です。
このツボ。
気功をするものにはなじみがあるでしょう。
腹式呼吸をするときに空気を口から吸引する。
気功を実践するものはご存知でしょう。
気が口からが入ってくるのではなく、
命門から入ってくるルートがあることを。
丹田で気が渦を巻き出入りする。
その力を体感することでしょう。
この命門が開く腰の姿勢。
その姿勢をとっているかどうか。
これは僕の実力あるワーカーかどうかを見分けるための、
チェックポイントのひとつです。
命門の活きた姿勢でのワークは、
力学的なパワーも強まる。
質の違う力が発揮できる。
体の前面の意識をした瞬間、
体は前に傾きだし安定性を手放します。
うまく背面にある命門を開き続けること。
でもつかれてくるとまだまだ。。。
体は自然に前面に意識が向いていきます。
そうなったときにガッツで背面の意識へ。
この戦いを長時間ワークをするときには、
いつもしております。
きっと疲れたときにもずっと理想の腰部の位置をキープできれば、
体をもうちょいと体を楽に持たせることができるでしょうに。
^^1
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そしてボディワイズでワーク中にお伝えしている腰の位置。
実はこの命門が活かされる位置です。
「ずいぶん猫背に感じる」
「立ちにくいなぁ〜・・」
そういう感想を持つ方が多い。
このポジションを極々自然にできるようになれば、
徐々に生命力が強まっていくはず。
この姿勢を自分のものにするには修練が必要です。
自慢ではありませんが私もまだまだ。
日々確認作業にいそしんでおります。
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歌唱力のいい本物の歌手と認められるものは、
腰で息をするといいいます。
過去ワークをさせていただいた歌手の方は、
よく腰の浮き袋を膨らませておられました。
その息とはまさにこの命門からの気の交流力が活かされたもの。
だからあれほど人を魅了する。生命力を持つ。
そう感じます。
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ここまでいっておきながら、
実際に命門からの気の交流があるかどうか、
見えるものではありません。
ですが「いわれて納得」という成果はありました。
人体の丹田部分への重心キープを行うためにも、
活かされるので安定感あるムーブメントを可能にします。
バイオメカニズム的に有用性を証明できるのでは?