体の極性を意識した動きの捉え方

水平に区分したポラリティゾーンというものがあります。
ポラリティとはプラス(陽)とマイナス(陰)の”極性”をワークに活かすワークです。


簡単な絵を書くとこのようなもの。

※ポラリティーゾーン
(−)陰性
(○)中性
(+)陽性

観察すると上から陽性−中性−陰性の三段構造が、
三連しています。

【頭部】【胴体および腕部】【脚部】の陽性-中性-陰性。
三分節のようです。

(この陰性・中性・陽性をどのように調べたのかについては、
書籍には触れられていません。^^1)

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でも私の体の使い方の意識と符合するところがある。
僕の場合、
陽性部分を上方に浮かび上がらせるように使います。
中性部分は空気に溶け込んだなにもない虚空の状態。
陰性部分は下方に沈み込ませ落ち着かせるよう意識します。

まずは【陰性部分】。
足の裏部分を含む足首以下の部分は陰性であり、
地面を常に捉えるように沈み込ませて使います。
そして丹田を含むへそ下の下腹部も。
アゴと首は脱力してなだらかに下へ。
アゴと首が緊張すれば全身は硬化へ。
そうならないように首を緩めアゴを緩めます。
アゴは緩めても正しい首の位置をキープすれば、
自然に軽く奥歯がかみ合わさります。

次に【中性部分】。
膝下の脚部は中性です。
そこを特に使ってやろうという意識は持てません。
横隔膜部分も中性でもともと認識しにくい胸椎部分が含まれています。
鼻あたりの鼻腔を奥行きと上下ともに広くなる意識。
その広さを感じるだけです。

最後に【陽性部分】。
太もも部分は陽性です。
足の裏が落ちるほどにつられて太もも部分が上に押し上げられる感じ。
自然に持ち上げられている感触があります。
胸部分は『含胸抜背』となれば丹田部分が落ちると同時に持ち上がります。
頭の頂上(百会)は常に上空に、1ミリでも多く吊り上げられるように。
全身の前後左右のブレを減少させるように動き回り、
その結果頭のてっぺんが上に吊り上げられた感じに。

※含胸抜背とは。
含胸とは胸を張らずに、ややゆるめて気を丹田に沈めさせます。
抜背とは、気を背中に通すことで、含胸ができれば抜背になる。

この体の陰性・中性・陽性を意識することで、
体の使い方の意識が深まれば面白いですよね。