不安に駆られたときは『なぜ』と自問自答するといい

身体の調子が悪いとき。
それがなぜそうなっているのかがわからないと不安に駆られる。


『不安』とは目前にある『恐怖』とは違う。
目前にある恐怖ならばわかりやすいから対処したり、
危険区域から逃げることもできる。
だが不安は原因が特定できずに漠然としているというところに特徴がある。
恐怖があればささっとすばやくそれを解消するために最大限の努力を払うが、
不安があってもその不安が漠然としていると恐怖ほどのすばやい動きをしない。
そのためよほどの不安でなければ、
心の内側で不安をずっと住まわせてしまう。


こうなると不安感ほど自律神経系に根深いダメージを与えるものはないだろう。


不安を抱えた方から相談を受けるときがある。
医師に診察していただいて結果は何ともないといわれたが、
明らかに身体の中に不調が存在している。
そのような状態のとき相談を切り出してくれる方です。
そのなかには明らかにスムーズに不安を解決できる人がいます。


相談と称しながら、
自分で過去に原因と思い描けるようなものを積極的に語ってくれる。
自問自答して不安となっている漠然とした正体を自ら明らかにしようとしている。
その努力がかなり的を得ていたりする。
このような方はこういう考え方があるよとか、
こういう原因も考えられるのではと、
身体をチェックしながら指摘していく。
すると漠然とした不安が薄らいでいき扱いやすいものに思えてくる。
さっきまで気持ち悪く始末に終えないものと感じていたものが、
波が引くように感情のざわつきが収まっていく。



そして多くの人が、
提示された原因が結構大変なものだったとしても意外に落ち着きだす。


原因が定まらなければ対策は立てられない。
いつこの痛みや苦しみが去るかわからない。
本来ならば対応する方法があれば、
過去の臨床データよりだいたいの改善予測はつけられるはずだ。
対策が立てられなければ運を天に任せるしかない。


不安な気持ちで感情が押し流されて過ごしている。
もしそうであるならば問題解決がしづらいだろう。


そこから抜け出せた実感が与える余裕ほどありがたいものはない。


不安に駆られたときは、
その理由を自問自答してみるといい。


自問自答することで、
早く自分の不安の正体を見極めることです。
漠然とした心持からくるエネルギーロスが減少するはずです。
その上で必要であれば人に相談すればよいでしょう。