【代替医療の定義】
「多くの医学部では教えられておらず、
また一般的な病院など医療機関ではおこなわれていない医療」
では日本、アメリカ、ヨーロッパでの通常医学と代替医療が各国で異なる様子を見てみよう。
(書名:代替医療-効果と利用法/著者:蒲原聖可/出版:中公新書=p140より)
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■『日本』では
通常医学として認められるものは、
・現代西洋医学一般、漢方
グレーゾーン的に利用されるものとしては、
・漢方、鍼灸、ビタミン、ミネラル
非通常医学は上記以外のものすべて。
・民間療法、健康法、ハーブ、サプリメント、
・オステオパシー、ホメオパシー、マッサージ、カイロプラクティック
■『アメリカ』では、
通常医学として認められるものは、
・現代西洋医学一般、オステオパシー
グレーゾーン的に利用されるものとしては、
・ビタミン、ミネラル、カイロプラクティック、鍼灸
非通常医学は上記以外のものすべて。
・民間療法、健康法、ハーブ、サプリメント、漢方
・ホメオパシー、マッサージ、指圧
■『ヨーロッパ』では、
通常医学として認められるものは、
・現代西洋医学一般、ホメオパシー、西洋ハーブ
グレーゾーン的に利用されるものとしては、
・西洋ハーブ、ビタミン、ミネラル、鍼灸
非通常医学は上記以外のものすべて。
・民間療法、健康法、サプリメント、
・オステオパシー、マッサージ、カイロプラクティック
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通常医学として共通するのは各国共に『現代西洋医学一般』のみ。
各国での代替医療かどうかの実情を見ると違いがある。
国により同じ医療が医療保険の適用となったり適用外となる。
この現象。
ちょっと考えてみると不思議ですよね。
医療とは人の健康を維持促進するもの。
通常医療として医学部で教えられるヨーロッパのホメオパシーなどの医療。
当然のこと長い歴史のなかで効用と副作用を熟知して、
医療として用いるのに妥当な成果が認められている。
成果立証できないもを通常医療にし続けるはずない。
でも。。。
その証明された実績があるにもかかわらず、
アメリカや日本では非通常医学として扱う。
つまり過去の経緯などにより代替医療となるか主流医療となるのかは、
各国大きく異なるという現状があります。
少し疑問が残ります。