「ホルモン」といわれて思い出すことって?
もしかして、、、焼肉屋さん?
私は、生理学の本は何度か読んでみるも、
いまいち頭の中にホルモンの条項は定着せず。
あやふやな記憶のままで、
必要があればそのつど確認をしていました。
ホルモンの全体像が整理整頓してある本もありましたが、
頭の中に整理して収まってくれなかったのです。
ホルモンには、様々なものがあります。
・成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモン、カルシウム調節ホルモンなど成長に関するもの。
・血液と血圧、水分など体液のコントロールをするホルモン。
・エストロゲンとテストステロンのような性ホルモン。
・妊娠にもホルモンが関与します。
・メラトニンで有名な睡眠のホルモン。
・レプチン、インスリンのような消化に関するホルモン。
・ドーパミンやアドレナリン、コルチゾール、オキシトシンやその他の脳と感情に関するホルモン。
それにホルモンは、他の神経系、免疫系、消化器系などとも相互作用します。
施術では特定のホルモンに関して影響を与えたいとき。
たとえば、『甲状腺』は成長ホルモンなどに関与するもので、
その甲状腺を観るなら椎骨的に観れば<第五番目の頚椎が甲状腺の中枢>にあたるので、そちらへアプローチします。
(※ 書籍「全脊椎の作用と性質」 より)
レプチンのような脂肪細胞のところでつくられるものは例外として、
他のホルモンをつくる部位が特定されているところであれば、なんらかのアプローチを加えることもできます。
ですからしっかりと頭に入れておいて、アプローチ可能なものであるかどうか判断して、
可能なら手技で改善が期待できることもあるのです。
成長・性・体液の流れ・睡眠・消化・脳と感情など、人体への影響が高いものです。
だからだいたいの大枠はわかっているんですが、
正確にホルモン名とその機能と役割、そして排出する生産部位が覚えきれなかいと、
臨床でぱっぱと使いきれないんです。
ですが、何度記憶しようと表に書き出してみてもダメで、
なかばこれは確認参照するのが最良だと思うしかないと。
誤って記憶しているよりはいいだろ程度のことですね。
それもあって、施術前にお客様からお体の状態をメールしてもらうと、
余裕をもって、こういった記憶があやふやになりがちなところはマークして施術前日までに確認作業をしておきます。
あやふやになったままで、間違えた部分をアプローチしたとしても、、、
何かが問題が起こるようなダメージを与えることにはなりませんが、
それでは一切、改善が見込めるものではございません。
そういう時間が、数十年経過していましたが、そこから抜け出せそうです。
とことん解説 人体と健康 ビジュアル ホルモンのはたらき パーフェクトガイド
【内容】
人体でホルモンはどのようにはたらいているのか。
日々の多様な場面とホルモンのかかわりはどのようなものなのか。
ホルモンについてしっかり知りたい人のための1冊。
ホルモンは体のどこで作られ、どのように作用するのか、
私たちにどう影響しているのかを解説。
さらに、人生の段階や生活の場面ごとに、ホルモンのはたらき、
バランスを欠いた場合の問題、健やかに過ごすためのヒントを詳しく紹介。
最後に、ホルモンの利用についての実際、医療や科学の現状と将来を見渡す。
【目次】
序文
[第1章] ホルモンは何をしているのか
[第2章] ホルモン入門
成長/体液とホルモンの関係/性の発達/生殖/閉経と更年期/睡眠/脳の機能と感情/消化、食欲、体重/ホルモンに関わる病気/老化
[第3章] ホルモンが開く未来
用語集
索引
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私が本書を手にして感じたことですが、
ビジュアルがつくとほんとうにわかりやすく記憶に残りやすいです。
機能的ビジュアルな解説イラストと印象に残す写真が、大量で大収穫祭。
まぜこぜに覚えてしまった私も教材が整えばこんなに違うんだって満足です。^-^)
それに192ページ全面ホルモン一色の解説ってなんたることでしょう。
さすが、ナショナルジオグラフィック!!!
メディカル系のお仕事をなさっておられて、
ホルモンについて興味がある人には必読です!