「べんせき」って、施術に最適だといわれるけど、それってなぜ?


べんせきについて、お客様から「どういった効能があるの?」問い合わせがありました。

数年前に概説させていただき、それっきりになっていたのかもしれません。

施術家のなかでは、その中国の古典といわれる黄帝内経という本にて用いられていたという記載があり、
その効能から利用はいまにつながるものです。



ただ、べんせきには「ランク」があるんですね。
施術でもちいられて効果が高く発揮できるものは、一様にハイクラス。
もちろん私が施術で使用中のすべての泗濱浮石べんせきとも呼ばれるものは最高級品のみとなります。

ちょっと中国語でわかりづらいですが、
端的にべんせきについて概説してある図を見つけました。

べんせきの効能.jpg

上図の英語のタイトルに中国のエネルギーストーンヘルスケアってありますよね。

べんせきは、かつて隕石が現在のべんせきが取れる産地に落ち、その隕石の成分が石に入り強い動的なエネルギーを今も放ち続けていると言われています。


【超音波を発生して人体の興奮した神経を穏やかにさせる効果】
べんせきが、ものにふれてこすられたりクラックされたりすると、金属音に近い高い音を耳にするかもしれません。
耳に聞こえる音域の周波数帯の音もでているのですが、人間の耳には捉えることができない高い音域の音が豊富に出て来ます。
それが皮膚に触れてこすられたときにも、ふんだんに超音波が発生し、その力強い音波により興奮しすぎた人体内部の神経が癒やされる。
古代中国の王族などにはこのべんせきを音階に響く石をそろえて鉄琴のような楽器として演奏されていました。
その演奏を聞くだけで、まさに心身が癒やされ血行がよくなっていく。それにより体調が良好になるとも知られていたようです。



【遠赤外線をふんだんに発生させて患部の血行を改善させる効果】
遠赤外線を発生させる機能発揮する石は、玄武岩等でもあるわけですが、
イクラスのべんせきは、遠赤外線の発生量がそれら以上に多く、
その遠赤外線は人体の中に含まれる微量元素40種類や希少な16の元素を含んだべんせきが発生する人体内部に浸潤しやすいものとして、
体の深部まで運ばれるのです。
非常に人体に馴染む周波数をべんせきは放ち続け、それも施術用具としての相性のよさの群を抜くことになっています。
隕石の成分は、人体内部の成分に共通するものもあるのですが、これほど人体にマッチした微量成分が含まれた石は、広く世界中を探しても、このべんせきのみです。


一節では、この現代にあるお灸ですが、
もとはべんせきを熱して豊富で人体によく共振共鳴して響き合う周波数帯を含んだ遠赤による治療がその原型と言われております。
ただかつてべんせきの産地からべんせきが取り尽くされてしまい、その代替として、現在のもぐさの薬効を持ったお灸に変わったといいます。

べんせきをお灸を皮膚に当てるときのように当てるだけで、体の芯までよく力強いエネルギーが入り込み、硬結や瘀血などの患部を解くような作用を感じることができます。
それにより中国では現在、治療家以外にも民間医療として、べんせきは広く健康の維持増進のために民衆に用いられているのです。

余談ですが隕石由来の石には、シュンガイトというものもあります。
ただこちらの石は炭素系の石と隕石が結びついてフラーレン構造を持つという、別の大変希少な自然界には、他にみられない奇跡の石もあります。こちらも実はマッサージストーンとしてもちいることで、不思議なリリースがおきるわけで、私もそれを利用しています。
ですが、べんせきのそれとはまったくことなり、お灸のように使えるのはべんせきですね。


【べんせきは、様々な形状に機能特化した施術用具に加工されている】
あとは中国人のべんせきを様々な形状に加工して施術用具に仕立てる芸術的と言えるような力がある。
創意工夫により、私がつかっているべんせきの温熱器だけでも10種類ありますし、
べんせきのカッサには私が知るだけでも20種類以上。

それぞれは工具のように、プラスのドライバーではプラスのネジを閉めたり開けたりできるが、マイナスのドライバーではそのようにはできない。
だからプラスドライバーだけではなくマイナスのドライバーも必要なのです。

施術でも、アプローチする箇所により最適な形状に機能発揮できるよう加工されたものをもちいるから解けるのです。
一本だけプラスドライバーをもっているから、それをどんなネジを外すのにも使おうとするというようなことはしません。
マイナスドライバーをもって、ささっと、目的のネジを回して外すでしょう。
そうなるから様々な作業に必要な工具を事前に用意しておくのです。

ただしそれゆえに、多種多様なべんせきを集めて使い方の思想を感じて、自分で使い方を工夫して自分のものにしていく。
そこに経費や多大な研究時間を要するわけですが、そこは一般の方々にはできないところでしょう。
そこにこちらまで足を運んでいただける理由が出てくるのだと思います。