昨日、薬膳教室の大手といえるスクールの授業体験にいってきました。
余談ですが、こちらはタレントの麻木久仁子さん( https://ameblo.jp/kuniko-asagi/ )も出ている学校です。
いってきた学校のホームページは以下に
本草薬膳学院 - 中医学に基づく本格的な薬膳を学ぼう
https://honzou.jp/
「薬膳」といっても、
和漢のようなおばあちゃんの知恵袋、農家のとっておきというような健康にいいものの伝承を受け継ぐようなものもありますが、
訪れたのはスクールは中国人の先生が開いて大きくしていかれた「中医学の知恵や技術が生きた内容を伝えるお教室」です。
授業体験では、
午前は中医学の蔵象論という、五臓のはたらきについての講義でした。
教科書をお借りして本校生と混ざっての受講でしたが、
以前、独学で中医学のテキストを読み込んでたから授業内容は、そのおさらいのようなものでした。
ただそれがなければ、講義中の(肝の疏泄作用って・・・?)と、目が点になっていたでしょう。
想像するに、脳がパニック発作を起こしていたでしょう。ぞっとします、、、。
中医学入門 単行本 – 2012/3/1
神戸中医学研究会 (著)←名著です!
私が中医学全般を学んだ本は上記の本です。
5回ほど通読しました。
ですが2年経つと忘れてしまったり、
うろ覚えになっているところがでてきたと、
授業を受けてわかった気がして。
勉強しなおさないといけないと、痛感しました。。。
「疏泄作用」とは、血液等をスムースに巡らせるような作用のことをいうのですが、
中医学でつかう用語は、ふりがなが丁寧にふられてなければ、読めもしないし。
私が中医学の独学をした当時は、中医学用語も読めず意味も分からず
初めて尽くしの言葉のオンパレードでした。
入門書ってかいてあるのに、いきなり中医学の専門用語で語られます。
わからないと用語辞典で調べて、そして他の関連した部分に飛んでと、
本をまたいだりページをまたいだり、ひっきりなしで疲れました。。。
一般書のレベルの中医学の本は気軽に読めても、
臨床で使えるレベルの中医学の独学は疲れ果てた。
そのとき視力もめっきり落ちたような気がします。
そこにあるのは勉強してもわかった気にならない「焦り」でした。
つまり、臨床でも活かせる中医学の独学は苦行。
でも、薬膳で使われそうな点を重点的に教えてくれるわかりやすい講義をしてくれる先生がいるなら。
すんなり中医学の高いハードルも飛べる気になる。
無用かつ不必要葉わからないことばかりだという「焦り」の地獄に落ちることもない。
そのような感じをつかむことができました。
昨日の授業では講義をなさっていただいた講師の教えか方がわかりやすかったため、
独学では必須の複数の本を目の前に置いてあちこちに飛び飛びになることもない。
大迷路にさまようこともない。
講義を聴けばわかりづらい点や教科書には書かれていないが間違いやすい点などを、
意識が途切れてしまわないように教えてくれてました。
内容は平易な授業ですが、理解が浅くてつかえない知識を多量に詰め込むより、
きっちり使える知識を適量得る方が使い勝手がいい武器になると思いました。
午後は、入学説明のガイダンスを受けてから薬膳実習を見学。
私は料理がさほどできませんから、机上はよくても調理台の前では頭のなかが白くなりそう。。。
20名弱の受講生の中に、男性2名。
もしかしたら男性の受講生は皆無かと想像していたので、ほっとしました。
料理をする女性たちのなかにはいり、しっかりと立ち回っておられました。
堂々としたものです。
入学するかどうかは、これからゆっくり考えるとして。
まずは様子をみて生情報をたくさんあつめておきたい。
そのような軽い気持ちで私は脚を運んだのですが、
予想以上に得ることがあり参考になる一日でした。