体についての知識の身につけ方の個人差

私の体についての知識。
問題意識を持って勉強をしていますから、
その努力をした分だけは持っております。

高度な知識を持っているかというと、
そうでもありません。
試行錯誤によるトライ&エラーを大切に考えていて、
自己流のところも多いのです。

手技に関してはそうはいきませんが、
体の使い方についてはまさにそうです。

ムリせずに自分の身の丈を納めていくように。
そう考えています。

ご飯一膳を食べるのがちょうどの私に、
ご飯三膳を食べるように強要されてもムリ。
消化不良を起こします。
ですのでマイペースに。
自分がその知識を消化できる分をいただき、
未消化になるまで過分には取らないようにしています。

私特有の検証主義により知識習得は、
成長はスローペース。

実質動き方の基本的な内容を納める程度です。

ですが基本的なものごとを積み重ねていくだけでも、
費やした時間・苦労した労力分のリターンは貯まる。
その基礎の一端を仕事に活かしているのです。

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お客様に体の使い方をお伝えするとき。

立ち方ひとつでも、
いくつものステップに分けてお伝えしています。

各人の現在位置はそれぞれです。
動きに対してのモチベーション、
基礎知識・既得運動技能によります。
すると目的地も各人異なります。
その各人の用件を観て歩き方や立ち方を伝えます。

腰痛で困っている方にバレエダンサーの、
シビアな体の使い方の要求は難しい。
理想はを得られたときの感動は大きい。
ですが未消化に終われば時間を活かせなかったことに。

そう考慮し目的地のレベルを設定、
ステップ数を概算します。

各人への歩き方や立ち方のレベルを設定して、
毎回ステップを上るようにしているわけです。

また多くの方がそのステップをクリアできるのは、
手技で立ち居振る舞いを阻む要因を排除するからです。

高い急な勾配でも、
階段があれば上ることができる。
頂上まで上って後を振り返ると、
「ずいぶん遠くまで来たな〜」、
そのような感想が漏れれば嬉しい。

ですが中には私のようなスローペースで、
時間をかけ着実に歩むことを好む人もいる。

ワーク中の限られた時間。

どう表現するか、
難しいものです。