3A、アナトミー・アライメント・アウエアネス


今日は散歩で明治神宮にいってきました。


西参道から出口へ向かう途中、
芝生の上でヨガをしていた。
広々とした空の下。
都会の騒音はない。
風に木々の合わさる音のみ聞こえてくる。
そして明治神宮敷地内という神域です。


遠目で観てさわやかな神々しさを感じた。


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体の使い方の理解には
3Aが大切といいます。


【3A】とは、
・アナトミー(Anatomy)
・アライメント(Alignment)
・アウエアネス(Awareness)
の3つの頭文字のAからきています。


アナトミーは解剖学。
人体の機能は骨格や筋肉などにより構成され表現されます。
体の使い方の熟知には明瞭な解剖学知識が大切です。
具体的な人体の部位がイメージできること。
そのイメージをもとにして、
部位のそれぞれが与えられた機能を理解すること。


アライメントは骨や関節の並び方とか並べ方のこと。
骨や関節の並び方は生まれつき規定されているところがあります。
その先天的な特性を理解することは大切です。
骨や関節の並べ方は後天的に自分でコントロールできます。
アライメントを整えるとは
後天的に自分の意思で骨や関節の並べ方に注意をはらい
最適な状態へ調整しましょうということです。


アウエアネスは自ら気づくとか悟るとかわかるといったものです。
アナトミーとアライメントを把握した上でそれを実現するには
どのようにすればよいか?
試行錯誤のすえに力みなく繊細かつ力調節ができる方法を気づくこと。


解剖学の知識がなくてもアウエアネスを得ることもできます。
でも解剖学知識があればアウエアネスを受けたあと、
その気づきの裏づけ理由を理解することができます。


例えば人体構造の詳細をみると体を支えたり動くときには
常に深層や浅層などの多層階層化され筋膜が動き出します。
その筋肉の動き方の特質的な知識があれば、
たまたまさまざまな体の使い方のパターンを試行錯誤して
トライ&エラーをしたすえに調子のいい動き方を発見した。
「なんとなくこんな動きをしてみたらどうかな?」
という感じで優れた動きを得ることがあります。
偶然みつけてしまったといってもよいでしょう。
ここでなぜそう動くと調子がいいか裏づけ理由がわかれば、
いまは調子がいいがあとでなにか反動がくるのではないか?
という不安感が払拭できます。


アナトミー・アライメント・アウエアネス。
ひとつがかけることなく学べれば最高です。