なぜ体の使い方を理解し身につけねばならぬか

簡単な実験。

疲労性の腰痛がある方の歩き方や立ち方を、僕がまねして2時間いればどうなるか?

僕も腰痛になります。
腰に負担がかかっているということを痛感させられます。
・・・・
たかだか2時間、腰痛をもたれた方の動き方や姿勢をサンプリングしただけでも、腰痛は自らが気づかないうちに作り上げているところもあるのだと理解できる。
そしてその腰痛になる(なれる)所作振る舞いを変えずに、腰部の筋肉などをゆるめたところで、2時間やそこらでまたそのゆるめられた筋肉が硬化していくのは物の道理です。
よくどのようなすばらしい施術家の方に施術を受けても、またすぐ戻ってしまう・・・とお嘆きになられる方の場合は、一端施術で体が緩んだときが新たな体の使い方を学ぶためのチャンスで、

ですから腰痛を避けたいのならば、「ではどういう所作振る舞いを取ればいいのか」を研究していかねばなりません。
それなしにあなたはあなた自身の体の使い方のプログラムを書き換えることは困難です。

まあときとしてオリジナルインソールを作成して矯正するなどの方法はあります。それも大切なことです。でも体の根本的な重心や中心軸、力の出し方などが理解できればより理想的。

肉体的な体型は、外圧を加えたり血流をコントロールするワークで一端は理想に近づけられますが、それを恒常的にするためには体の使い方の根本から変えなければ、、なんどもまたからだが戻ってしまっていたちごっこ。終わりがありません。

それを痛感するたびに、体の使い方を理解していくことのへの憧れが募ります。
この道ってすごいところへ通じているのだろう。
それは進化というものではなく、まずはよりシンプルな物理的な法則の道理に適ったモーションにそぐっていき肉体面での負担が減少し、効率的な動きを実現できること。そしてもしあるとしたら、それが十分に出来るようになった後に別のレベルの進化過程を認識できるのでしょう。

まずは僕自身のの体でそれをつかめるようになりたいものです。