学術書は売れない。
そのことは発行部数を最初から2000部程度だったり、
著者が買取でなければ出版できないなど制約が多い。
再販は発行された本のわずかです。
ボディワーク関係の本もそうです。
英語圏で発達したボディワーク関係資料は、
英語でかかれたものが多いのです。
翻訳をして邦訳出版をすれば、
進んだ英語資料が日本で活かされるし、
根付いていくきっかけとなる。
そうなればうれしいのですが、
なかなかうまくはいかないのです。
学術書は売れない。
それに翻訳して出版をするためには、
版権所有者から許可を得て、
出版社を決めるなど諸手続きがネック。
書名『ROLFING』
著者:IDA P.ROLF
などは古いボディワーク関係の英語本です。
ですがいまだに役立っています。
他にも私がまだ見ぬすばらしい本が無数にあるでしょう。
僕にはそれらは宝石の原石のように思えます。
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また翻訳をするとき。
翻訳家の力量が問われます。
昔ですが翻訳の誤訳により、
後世に残る影響を残した事例があります。
走るときには「ふとももを引き上げて」とされていたが、
英文で読むとそんなことは書かれていなかったようです。
その誤訳により後世の日本人は影響を受け続けてきた。
もともと歩き方により大腰筋が発達していた江戸時期の日本人。
その日本人が誤訳前の正しいイメージで書かれた足の使い方をしていたら?
今以上に日本人アスリートの成績は、
驚異的に伸びていたはずです!!
残念!
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いまだに『過去の誤訳に呪縛』されています。
江戸時代以前の日本人は走る技術を持つものは、
『飛脚』ぐらい。
(忍者も走れたと学研の忍者の本を見てたらかいてあったようですが)
他の人々は走れません。
ランニングという運動法自体なかったようです。
(だからその誤訳された走り方を、
正しい走り方と安易に受け入れたのだろうか?)
大腰筋を活かした走りをした飛脚たち。
速さと走行距離は超人的でした。
似て非なる翻訳結果により、
その能力を手放しました。
誤ってつけた走り方の癖から、
世代を超え抜け出せません。
そのようなことが起こらないようにするために、
翻訳対象に精通した翻訳家が必要です。
『ボディワークの本でも良書であれば売れる!』
そんな前例を誰か作っていただけないでしょうか。