『高齢で身長縮むと危険!?』
3センチ以上は心臓病など死亡率増
英の大学発表として、
平成18年12月12日付の読売新聞朝刊に記事が書かれていました。
身長の低下は、骨密度に関係し、生活習慣などで骨が弱くなり、
それが病気になってしまう可能性があるのではといわれているそうです。
ただレントゲンで脊椎の並びをみてみれば
骨密度ばかりが問題ではないとわかります。
脊椎の側弯や椎間板の狭窄の具合をチェックしていくと、
現在はまだ症状などはでておらず大丈夫なのでしょうが
長生きをしていくとすればこの先どうなるのでしょうか。
ましてやときどきどころか毎月のようにぎっくり腰になったり
腰痛や首コリがひどく、膝などにも痛みがでているようなとき。
付け焼刃で施術を受けて症状を抑えたとしても、永続性はない。
自らが変わりたいと切望し、
原因を見つけ問題解決へと取り組まないと再発してしまう。
このときにひとつの私の姿勢を観るときの見方なのですが
この方ならばあと数センチ身長が高いはずだと推測します。
機能的に体が活躍するためには、
幾何学的にこの位置に骨格が配置されるべきだということ。
そこからみての推測です。
このくらいならば許容量かと思える程度の短縮ならばよい。
私は医師免許を持っておりませんので、
医療的なことは当然として、
不安を煽るようなことも申してはなりません。
そのようなことをすれば訴えられてしまいます。
そうなので相当なお体の問題がある状態でなければ、
「今すぐどうこうなることではないですから、
おいおい立ち方を自己で研究していただくのでも結構ですよ」
となるわけです。
もちろん体の使い方に深い関心がある方には、
それでは物足りないものですから。
きっちりこうすればもっといいのではと、
私なりの考えたものをお伝えいたします。
ただ問題であることは、
腰仙関節の圧縮や腰椎椎間板の前彎がきつくくさび形状に
変形しているだろうと考えられている方々の多くに。
自分の姿勢はあまり問題ない許容範囲内であろうと、
強く自信を持って疑わない人が多くおられる点です。
バレエや太極拳をしていて、
演技をビデオで撮ればそこに写った自分の姿を見る。
そうすれば美的センスが高ければ、
問題は明確にわかるはずです。
ですがそのような機会がなければ
なかなか自己を客観的に見つめて
斬新な磨きをかける必要を痛感できていないのです。
普通、どんな個性あふれる歩き方や立ち方をしていたとしても、
「自分は普通だろう」としか想いません。
そんなとき施術を受けて姿勢を正される機会があるということは、
わりかし貴重な自己を客観視できる機会ではないかと思うのです。
自分の体という宝を粗末にしないように考えておれば、
現状を把握した時点で「もっと美しく立ちたいな」と
思えてきたとします。
そう考えて、自己の体の改善をこころざして、
手間を惜しまずにがんばって理想追求すれば、
自分が思い描いた理想像に近づいていきます。
意義ある努力は大切。
人の決断は偉大です。
そう願って大難が中難、中難が小難、小難が無難という形となれば、
高齢となったときに身長が低下し疾患に苦しむリスクが軽減します。