ダルマ落としを買ってきて観察 ^-^;

先日、長原のダイソーで、
ダルマ落とし』を購入。


つみ木のように積み重ねられたブロックの頂上にだるま。
それを下の積み木からハンマーで叩いてスコーンと抜く。


そんな伝統的なおもちゃです。


頭から殴って真っ先に崩壊させるならば、
何が楽しいのやらとなります。


ダルマ落としが底部のブロックがずれていたらば、
そこを撃ちぬくときの一打には速度や力の加えられる方向など
いろいろと考えなければなりませんよね。



人をケアするときにも、
地面の近くからの部位が調整されること。
それを優先していくようにしますから。
施術でも足元へのアプローチが大切で、
そこへの気配りが、いい施術者には必ずあります。



おもしろいのが、ダルマ落としのブロックには真ん中を通す穴が開いていて、
そこにハンマーの持ち手をさせるようになっていること。


人間とは、
気づかぬうちに脊椎は歪むものかもしれません。
私がみての理想形の脊椎の様相を持たれる方は、
100人に一人いればいいほどでしょう。
年齢や生活環境により異なるでしょうが、
腰椎が前彎しすぎていたり、
胸椎が後彎していたり、
頚椎が前彎しすぎてショートしていたり。
様々な様態になって脊髄神経などにストレスをかけ続けます。




人間の脊椎も、ダルマ落としの棒で貫かれたら、
信じられないほど体は楽に立てられるでしょう。
整理された連なるブロックには安定があります。


観ていて気持ちがいいですね。
上から垂直に圧をかけても
びくともせず強固ですから。


ずれたブロックの連なりでは、
不安定な気持ちが湧いてきます。
上から垂直に圧をかければ、
ちょっとグラつけば崩壊します。
そんな危うさを本能的に感じ取るからかもしれない。


施術をするということは、
観ていて気持ちよくなる背骨へと整えることなのかもな、と思えてきますね。